気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

バリ島への行き立ち寄った初めてのマレーシアー①

2015-06-19 21:47:17 | 思い出

 2015年4月9日(木) 今日はマレーシアの首都、クアラルンプールと娘たちが生活しているインドネシア バリ島への出発の日である。

 朝早くから南大阪にある自宅で出発準備を整えて、待っていると、近くに住む友達(女性)が車で訪れ、関西空港まで見送ってくれた。

 この友達とは、南大阪に住むようになって10余年の付き合いで、何かと私たちの力になってくれる。 今回も荷物が多く、思案していると自ら私が 「送って行きましょう」 と言ってくれた。 非常にありがたく助かった。

 今回の旅行日程に関しては、近くの旅行会社JTBと打ち合わせていると、当初、4月10日出発を予定していたところ、いざ出発となって見積もりをとると、当初予算よりも10万円前後、高くなっていた。 

 詳しく話を聞いてみると、出発する日によって航空運賃は変わるとのこと、それでは出発日を4月9日に繰り上げるとどうなりますか!

 早速、再見積もりをしていただいた。  驚いたことに、当初予算通りの金額で、10万円前後安くなっていた。

 このことから 出発日を4月9日、帰国日を4月20日に決定する。

 途中、マレーシアを経由することから、首都クアラルンプールで2泊して、インドネシアバリ島に向かう予定をたて、バリ島の娘宅で8泊、帰りの機内で1泊のスケジュールが決まってくる。

 マレーシアのホテルもJTBにお願いしたところ、宿泊費は最低でも一人15,000円はするとのことで、インターネット予約を勧めてくれた。

 ネットでは、日本語の分かるスタッフがいるのを優先して、宿泊ホテルを検索した結果、クアラランプールの 「パークロイアルホテル」 が浮かび、条件も合うことから、予約することにした。  料金は二人で1万円/泊である。

 インドネシア バリ島では、バリ島に住む娘家族のほかに、ドイツに在住する末娘家族(4人)と、アメリカからは、次女がやってきて再会する予定である。

  4月9日(木) 午前9時前に関西空港に到着すると、すぐにマレーシア航空の搭乗手続きを行った。 30分程で手続きは完了。

 すぐに近くのカフェーで簡単な朝食を済ませて、マレーシア航空の出発ゲートに向かって行く。

 午前11時00分 私たちを乗せたマレーシア航空は、関西空港を定刻に離陸し、マレーシアの首都クアラルンプールに向かって飛び立って行った。

 マレーシアまでの所要時間は、約7時間の空の旅で、日本との時差は1時間である。

                          

                                       搭乗するマレーシア航空機 登場して間もなく 午前11時00分、定刻に関西空港を離陸する。

離陸した直後、関西空港を眼下に見ながら、マレーシア航空機は上昇して行く。

関西空港を離陸して6時間余の時間が経過する。 下を見るとごらんのような島が見え美しい景色が広がっていた。 

 

暫くしてクアラルンプール空港へ着陸体制に入り高度を下げて行く。

航空機の真下には、ココナッツなど大きな葉をつけた、緑豊かな樹木が、視界一面に広がっている。

樹木の葉などがはっきりと目に入ってくると、間もなく私たちを乗せたマレーシア航空機は、クアラルンプール国際空港に着陸する。

丁度、定刻の午後6時00分(現地時間午後5時)であった。

 

マレーシアの国土は、南シナ海を挟んでマレー半島とボルネオ島北部にまたがっている。

古くは大航海時代から、帆船でできた貿易船が集まり、アジアとヨーロッパを結ぶ、交通の要所であった。

国土の60%を熱帯雨林がしめる自然豊かな国である。

民族的にもマレー系、中国系、インド系などの他民族が調和のとれた社会を形成し共存している。

宗教的には、イスラム教や仏教、ヒンドウ教、キリスト教など多岐にわたっている。

人口は約3000万人、首都は東南アジア有数の都市で、国をリードするクアラルンプールである。

マレーシア クアラルンプール国際空港

この国際空港は、世界の著名な建築家からアイデアを募集、

その結果、日本の黒川紀章氏の「森と空港の共生」 をコンセプトにしたプランが高い評価を受けて選ばれた。

空港のメインターミナルビルなどの主要施設の建設は、日本の円借款により支援され建設された。

1998年6月にマレーシアの玄関口として、クアラルンプール国際空港は開港する。

クアラルンプールから約50km南の緑豊かなセバンに位置している。

 クアラルンプール国際空港メインターミナルビル 「森と空港の共生」 のコンセプトらしく、空港の屋内からも緑が多くさわやかな空港である。

 

定刻に到着したマレーシア航空機の私たちは、クアラルンプール国際空港の国際線専用サテライトビルゲートに到着する。 

航空機から降りと、それぞれのターミナル間を結ぶ、エアロトレインに乗ってメインターミナルに移動する。

メインターミナルには5分ほどで到着するすると、人の流れに沿って進んで行く。 

その先には、エスカレータがあり、そこに入国審査場がある。

15分ほどで入国審査をパスした後、荷物を受け取り、クアラルンプール市内の予約しておいたホテルに向かうことになるが、

どのルート(鉄道か、タクシー)で行くか!  まだ、決めていなかった。

空港で荷物を受け取る時に、日本語が分かる女性のスタッフがいて、どのルートが良いか聞いてみると、

私たちの荷物を見て、鉄道は何回か乗り換えがあるから、タクシーの方が良いと勧めてくれた。

その言葉で、タクシーで行くことに決め、乗り場に行くと、

「タクシーは前払いクーポン制で、50m程離れた所にある販売所でチケットを購入するように」 といわれた。

早速、チケットを購入し、タクシーでクワラルンプール中心部にある、パークロイアルホテルに向かって行く。

空港からクアラルンプール中心部までは、高速道路があり、所要時間は約1時間である。

タクシーの車窓からの光景を楽しんでいた。 

空港周辺の道路沿いに、大きな葉をつけたココナッツの樹木が生い茂っている。

暫くの間、その光景が続き、その広さには驚かされるが、

タクシー運転手に訪ねると、この樹木の実からココナッツオイルを抽出し、世界に輸出されているとのことだった。

高速道路は渋滞もなくスムーズに走行していると、ほどなくして、高層ビルが林立するクアラルンプール中心部に入って行く。

交通量の多い道路をしばらく走ると、私たちが宿泊する 「パークロイアルホテル」 の玄関に到着する。

手元の時計では、午後9時、マレーシア時間では午後8時であるが、まだ、明るく黄昏時の心地よい時間帯に入っている。

 

宿泊した21階建てのパークロイアルホテル(クアラルンプール市内)

 

フロントでチェックインを済まして15階の部屋に入る。 部屋から外を見ると、真下には道路があり、その向こうには、小さなモノレールが行き来している。

このホテルは、建築年数はかなり建っているものの、立地条件の良いクアラルンプール中心部に属している。

私は、その利便性を第一に考えて、このホテルを選んだ。

ホテルの部屋に荷物を運び終えると、私たちは、当ホテルの地下にあるレストラン街に出かけて行った。

幸いにして、日本食のレストランがあった。

ウエイトレスに、日本語で話しかけると、すぐに日本人シェフの若い男性が来て、簡単な会話と食事メニューについて質問する。

お勧めの日本定食と3点ほどの料理を注文して、暫くすると、日本酒と一緒に料理が運ばれてくる。

味もほとんど日本とは変わりはなく、私や妻にとっては、なじみやすものであった。

シェフと日本語でマレーシアのことや料理などについて会話をしていると、なんとなく気持ちが落ち着いてくる。

料理の味も、まずまずで、日本と比較してもあまり変わらなかったが、少し料金的には高く感じた。

 

4月10日(土)朝、7時半ごろに目覚める。 

ホテルの窓から外を見ると、まだ夜が明けていなく真っ黒であったが、ライトを点灯した数多くの車がせわしく往来している。 

どこの国でも見られる朝の交通ラッシュである。 8時になっても、まだ、夜が明けていなかった。 やはり、時差の関係は大きいと感じる。 

私たちは、ホテルで朝食を済ませると、すぐに、カメラを持って妻と二人でクアラルンプール市内観光に出かけて行く。

宿泊したホテルからKLモノレールのブキツ・ビンタン駅に向かう途中での撮影。

 

  ホテルから5分程歩くと、モノレールブキツ・ビンタン駅がある。

 そこから クアラルンプールの交通の要所であるKLセントラル駅に向かって行く。

 

  マレーシアのクアラルンプールは、180万人が暮らすアジアを代表する大都市のひとつである。

 クアラルンプールとは、マレーシア語で 「泥の川の合流地」 という意味で、国内では通称 「KL」 の呼び名で親しまれている。 

 マレーシアの首都として、貿易、商業、政治など国の中心的な役割を果たしている。

 クアラルンプールは、スズ鉱山の採掘拠点として栄えていた。

 19世紀中ごろクラン川とゴンバック川が交わる合流地点で、スズが見つかり、スズの町として開拓された。 

そして、掘り出されたスズを川の水で洗ったため、川には泥水が流れるようになった。 

それが、この町の地名 「クアラルンプール(泥の川の合流地)」の由来である。

 

  KLモノレールのブキツ・ビンタン駅でコインのようなチケットを購入する。 

当初、チケットをどのように買うのか! よくわからないために、駅員に話をすると、発券機まで来てくれて、親切に教えてくれた。

KLモノレール  ブキツ・ビンタン駅から乗車しKLセントラル駅に向かう。 全線が高架で市内の眺望がよかった。クアラルンプールは緑が多く美しい街である・

クアラルンプールのKLモノレール 色々な車体の色がある。

KLモノレールの車窓からのクアラルンプール市内、道路もよく整備されている。 所々に大きな樹木の森があり、緑と近代的な高層ビルが調和したの美しい街並みを形成している。

15分ほどでKLセントラル駅に到着する。

 KLセントラル駅は、鉄道の玄関口で、バンコク~シンガポール間を走るマレー鉄道の国際列車や、クアラルンプール国際空港へもこの駅から発着している 

クアラルンプールの交通の要所であるKLセントラル駅へ行き交う人たち。

私たちは、KLセントラル駅を外に出たりして、写真撮影や街並みを見学をした後、通常の電車に乗って、この駅が出来るまで、活躍していたクアラルンプール駅に向かった。 KLセントラル駅からは5分ほどの距離にある。

クアラルンプール駅に到着した美しい車体の電車

クアラルンプール駅に到着すると、長いプラットホームがあり、ホームの一番端には、出口に向かう階段があった。 乗降客はまばらである。

一番端の階段を上って、改札を出た後、出口の駅舎中央の正面に向かって行くためには、降りた隣のホームをUターンするように、階段を上り下りする必要があった。

クアラルンプール駅構内 かつてこの駅がマレーシアの中心な役割を果たしていた時代の雰囲気が漂い、イスラーム調の造りになっている。

 

クワラルンプール駅構内の意匠デザインの素晴らしさを感じながら、駅舎を出て行く。

外に出て、駅舎を振り返ると白い白亜の建物になっている。

その上空には、数か所から天に突き刺さるような槍のような塔が、ドームの上に造られ、聳え立っている。

窓も大小のアーチ形をした開口を、左右にバランスよく配置し、頂上部の塔と共に洗練された美しさを見せている。

 

 1886年に開業したクアラルンプール市内の最古の駅である。 

現在の駅舎は海峡植民地時代の1910年に建築された、イギリス風の建築様式で、観光名所の一つになっている。

細部にまでこだわって建築され、美しい姿を見せる白亜の駅舎 クアラルンプール駅

 白く、天に突き刺さったような、堂々たるムーア建築の白亜建築の駅舎、設計はイギリス人建築家ハボックによるもので、13~14世紀のオスマントルコ、ムガール帝国、ゴシック建築などやインドのダージ・マハルの影響を受けている。

 KLセントラル駅が完成するまでは、クアラルンプールの中心駅として活躍していた。

ムーア建築物のクアラルンプール駅、白亜の建築物の上にあるドーム形の塔が、イスラーム調のエキゾチックな雰囲気を一層高めている。

※ ムーアとは、イスラムの影響を受けた、スペイン地方のことを指し、イスラーム様式をヨーロッパから見た場合の表現である。

 

クアラルンプール駅の向かい側には、重厚な雰囲気が漂うマレーシア鉄道公社ビルが見えている。

屋上部には、クアラルンプール駅と同じように白いドームがあり、その周りには数本の丸い柱を配置している。

さらに、その上には、小さなドームがあり、中央には尖がった白い塔が、天を突き刺すように配置され、イスラーム建築の雰囲気を醸し出している。

マレーシア鉄道公社ビル(KTMコミューターなどを運営するマレー鉄道(マラーシアとシンガポ-ルを結ぶ鉄道)の本部ビル(政府系の会社)

イギリスの植民地時代に建てられ、ムーア建築の美しさが漂っている。1983年に歴史記念物に指定されている。

クアラルンプール駅の向かいにあるマレーシア鉄道公社ビル。

中央にははみ出した玄関があり、その上には、白い円形のドームと塔が聳えている。

この重厚感のある鉄道公社ビルは1917年に完成。 アジアやヨーロッパ各地の建築様式が巧みに融合されているといわれている。

 

クアラルンプール駅やマレーシア鉄道公社ビル見学した後、5分程歩いた所にある国立のモスクに向かって行く。

小高い丘にあるモスクの周りは公園のように美しく整備され、四方に見えるクアラルンプール市内の高層ビルと調和した光景を見せている。

国立モスクは、図書館や博物館のような白い格子の壁があり、その下には、近代手法の池を配置している。

建物に沿った池の中央には、噴水が真っ白い泡を見せながら幾数か吹上げ、美しいモスクを醸し出している。

近代的な建築と池や噴水のバランスの良さから、その美しさと心の癒しを感じさしてくれる国立のモスク

1965年に完成したマレーシア最大級のモスクである。

このモスクは、マレーシアの13の州と、クアラルンプールを表した14の角屋根で造られている。

全体としてバランスよく設計された近代の建築に、目を奪われそうな美しさを感じさしてくれるモスクである。 

1965年に完成したマレーシア最大級の国立モスク。

 

 このモスクについて、さらに調査すると次のように案内されている。

このモスクは、貝殻や星を思わせる幾何学的な形状の青い屋根、高さ73メートルのミナレット(礼拝時刻の告知に使われる塔)など、

現代イスラム建築の代表作としても知られている。

 8000人を収容できる礼拝堂があるほか、図書館や国の独立に貢献した人々の霊廟なども併設されている。

 

さらに、 国立モスクを眺めながら歩いていると、大樹の下で、昼の食事を販売する出店があった。 

大樹の向こうにはテーブルが並べられ、数人の方々が美味しそうに食事をしている光景も目に入ってくる。

 時間も、昼を回り、12時半ごろになっていて空腹を感じていた。 

食べ方や味は全く分からないが、マレーシアの食事に、急に興味が湧いてきて、食べてみることにした。

 店には3人の女性がいる。

 「料理は何にしますか!」 と聞かれたが、全く分からない。 

店の方に 「お任せします」 店の方は、私たち外国人に対して、にこっと微笑みながら 「まかしなさい」 といった表情で、お皿に料理をもってくれた。

 隣でフルーツジュースなどのドリンクを購入して、近くのテーブル席で昼食を摂りはじめる。

 

モスク横では食事や飲み物などを販売している。どれもが日本と比較すると格安の値段である。

私たちもこの国立モスク横の公園で昼食をとる。 大樹の下ではそよ風があり、涼しく心地が良かった。

私たち食べた昼食、マレーシアの一般的な料理なのか! 基礎味はしっかりしていて、お美味しい食事であるが、どれもカレーのようなスパイスがよくきいている。 食事後には飲み物が欠かせない。

 

昼食の後、モスクの入り口の方に進んで行くと、大勢の方が礼拝に訪れて来る。

イスラム教徒にとって一日5回の儀式は欠かせない。

イスラム教のメッカ(カーバ神殿)の方向に向かって礼拝をしなくてはならない。

毎日、①日の出前 ②正午前後  ③午後2時~3時の間 ④日没後 ⑤就寝前 と決められている。

多くのイスラム教徒が訪れ、国立モスク内の礼拝堂に向かって行く。

 

私たちは国立モスク内には入らず、反対方向に進んで行く。

そこには祭りのように露店が並び、大勢の人達が行き交ったり、周辺の草むらに座わり、食事したり、休息したりして過ごしている。

毎週、金曜日はイスラム教徒にとって大切な意義のある日とされている。

露店は100mほど続き、甘いお菓子や飲み物などの食料品や、お土産、衣類なども販売され、訪れた多くの人達でにぎわっている。

この露店街で、マレーシアの方々と目があったりすると、相手の方から にこっと笑って挨拶してくれる。

私がカメラをもって観光している状況から、日本人であることがわかるのか! ほとんどの方が笑顔で挨拶してくれる。

私たちも 「こんにちわ」 と答えていく。

旅をしていて、地元や行き合う人達が、「にこやかに接してくれる」 こんなにうれしく、楽しいことはない。

モスク前にある露店街、果物や飲み物などの食料品や、衣類など様々な品物が店頭に並び、大勢の人達が訪れている。

 

国立モスクの見学を終えた後、私たちは、タクシーに乗って、マレーシアを代表する高層建築物のペトロナス・ツインタワービルに向かって行く。

国立モスクから、近代的な建築物が建ち並ぶクアラルンプールの市街地を15分ほど走行すると、見上げるような高層ビルが立ち並ぶ一角に到着する。

ペトロナス・ツインタワービルを下から見上げると圧巻の大きさである(左の建物が日本、右の建物が韓国が建設する)

 

 このペトロナス・ツインタワービルは、高さ452メートル、88階建ての超高層ビルで、現代クアラルンプールを象徴するランドマークである。

 設計は、アメリカ人建築家シーザー・ペリー氏がイスラムの教えからイメージして設計したもので、2つのタワーはそれぞれ日本建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を建設した。 

 なお、41階と42階の二箇所に設けられた2本のタワーを結ぶ連絡橋(スカイブリッジ)は、フランスの建築会社による施工である。

 この建物は、国営の石油会社ペトロナスのオフィスビルとなっていて、コンサートホールやショッピングセンターなども入り、大勢の人達で賑わっている。

1階から見るペトロナスツインタワービルの地下にあるショッピングフロアーと地上階にあるフロアー

 

1階のフロアーを通り抜けると、大きな池があり、幾つかの噴水が真っ白い水を、形を変えながら吹上げ、訪れた人たちを楽しませてくれる。

池の周辺はKLCC公園として美しく整備されている。 まさに都会の中のオアシス的な存在で、市民憩いの癒しの公園になっている。

 

ツインタワービルの敷地内にある噴水広場、様々な噴水が時間がたつごとに変わる水の芸術品で訪れた多くの人達を楽しませている。

ツインタワービルは 左がタワー1(日本=ハザマ)、右がタワー2(韓国=サムスン)と名付けられている。

 

このKLCC公園は、広大な敷地(20ヘクタール=東京ドーム4個分)に緑と水がバランスよく配置され、

熱帯の情緒わ高めるマレーシア原産の樹木が1900種類も植えられている。

公園内にできた遊歩道は1.4kmもあり、訪れた多くの方たちが、ツインタワービルをバックに撮影したり、

芝生で寝そべったして、思い思いに過ごして楽しんでいる。

私たちも公園の遊歩道を散策しながらツインタワービルを中心に写真撮影をしたりして楽しんでいた。

ツインタワビルーのあるKLCC公園にあるクジラのような巨大モニュメント、見ていると巨大ビルに囲まれた都会の中で、美しい緑と水などが心を癒してくれそうである。

ペトロナスツインタワービルをバックに記念の写真撮影

このツインタワービルをKLCC公園から散策したりしていると、この二つのビルのよからぬ話題が思い出されてくる。

それはペトロナスツインタワービルの、片方のビルが

国立マレーシア大学の建築研究チームが調査した結果、韓国側が建てたタワービルが傾いてことが判明し、倒壊の危険性が指摘されたからだ。

そのような結果から、日本側の建てたータワービルは、テナントが埋まっているのに対し、

韓国側の建てた方は、テナントがほとんど埋まらない状況が続いている。

 

KLCC公園を散策した後、地下一階のショッピング街に入って行く。

トヨタ自動車の展示会場を行き過ぎると、果物店やカフェーなどの飲食店があった。

ツインタワービル構内では日本のトヨタ自動車のブースがあり、訪れた人が展示された高級車に触れながら係員の説明に熱心に耳をかたむけている。

ツインタワービル内にある果物店。 リンゴや南国の果物が並んでいる。

カフェーの前にはケーキや和菓子のようなものが陳列されている。

ペトロナスツインタワービルの地下一階のカフェー、手前には甘いお菓子などが陳列されている。

私たちも一時間近くの散策で、何か水分を摂りたくなっていたところに、陳列台のお菓子に 「どんな味だろう!」 と、急に興味が湧いてくる。

カフェーでコーヒーと共に食べた甘いお菓子

コーヒーと甘いお菓子を購入して食べてみると、 日本のお菓子に良く似ているような感じがする。

ほんとに甘いお菓子で、コーヒーの味は、くせのない飲みやすいものだった。

しばらくカフェーで休息した後、地下鉄に乗って、マレーシアの歴史の中心的な場所であるマスジット・ジャメに向かって行く。

 

私は、何度も海外行っているが、ほとんどがツアー旅行や、行き先の現地に家族がいる場合が多かった。

今回のマレーシア旅行は、ツアーでも、現地に家族や知人がいるわけでもなく、満足に外国語が話せない私にとっては、

大変意義深い旅行であった。

マレーシアやクアラルンプールの予備知識もなく、行き当たりばったりの気ままな旅であった。

言葉が分からなくても、現地の人達は、大変親切で、困っていると、すぐに対応してくれる。 それも笑顔で接してくれる。

今回も、旅の楽しさが、心の奥どころから、静かに湧いてくるようなマレーシアの旅である。

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿