岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

ニュースに触れて!

2013年01月24日 | 日記
遠い異国のアルジェリアでテロ行為が起こり
日本企業のスタッフやいろいろな国々の人たちが巻き込まれ
悲惨な結果を知るにつれ胸が痛みます。
年をとって感受性が増したのか 涙まで流れました。

その国のために発展に貢献する最中
身勝手で自己中の極みともいえるテロリスト 
全てを他人のせいにし 自分達こそが正義であって「神の思し召し」などと
「狂っている奴ら」の言い分を聞くと反吐が出ます。
また神に信仰を捧げているようで 実は悪魔に心を支配されているのに気づかない
愚かさに哀れでなりません。  

またテロを徹底的に攻撃して皆殺しにするのも
暴力の連鎖がまたテロを生む土壌となって
いつまでもテロがなくなりません。
恨みつらみがまた恨みつらみを呼び寄せてしまいます。
正当なイスラム教徒までがいい迷惑です。
本物のイスラムは赦しと寛容の精神に溢れており
コーランに「目には目を 歯には歯を」というような文言があるのは
「暴力を使えば暴力が帰ってくる 相手を非難すればやはり相手から非難が帰ってくる。
だから 許しを与えれば許しが与えられ それで世界は平和になる」ということを述べていて
「やられたらやり返せ」と書いてあるわけではないのです。


テロの温床は 貧困と格差の増大にあって
それが間違った解釈に汚染され 正義の仮面をかむり
さも「神の御心に叶った聖戦ジハード」を実行しているというような
雰囲気に洗脳され自爆テロまでやってしまう
一種の狂信です。
世界には日本では考えられないような貧困と格差があるようです。


私たちが身を置いている商売の世界でも
自分の利益を優先するビジネスは成り立たなくなりつつあります。
他者の利益を図ることが自分達の利益に帰っているという視点の重要性が
増しています。


今回テロに遭われた日揮という会社の人たちは
アフリカの地でその国のために人々の為に 暑い砂漠の真ん中で
「お役に立とう」としておられた人ばかりです。
その大義のために命を落としたことこそが「聖戦ジハード」だったわけです。
テロリストが叫ぶ「ジハード」は「ジコチュー」の意味だとよくわかりました。

雪が降らないのも社長の責任!

2013年01月22日 | 商人
岐阜地方はタイヤ業界において準降雪地域という区分にされています。
毎年確実に雪が降り積もる北海道・東北・北陸・山陰は降雪地域とされ
それに準じて雪が降る可能性のあるという意味で
このようなになっているそうです。

このような区分と自動車保有台数や新車の登録台数から
メーカーさんは生産本数を予測して各地の販社に割り当て
スタッドレスタイヤの供給を行なっています。
どうやって予測を立てているのか とても興味があります。
コンピューターにいろいろな条件を入れて
複雑な計算で予測を行なっていると思いますが
一度機会があれば尋ねてみたいものです。


一方末端の私たちの予測は すごく大雑把なものです。
過去や昨年の実績を元にして 今年はこれくらいいけるのではないか?
という勘とドンブリ勘定という 上手い表現がありませんので
「センス」と言う意味不明の概念をもとにして初期ロッドを夏前に発注し
それを核にしながら実際の売れ行きに応じて注文を増やしたり減らしたりと調整を
行なって実際の注文に応じて在庫数を調整するやり方です。

一口にタイヤといってもサイズ・パターン・メーカーという要素が
あるわけでしてこのサイズは豊富にあるけれど 別のサイズは品薄とか
特に取り付けが始まる旬の時期になると大もとのメーカーにも在庫がないという
状況がしょっちゅう発生ということになります。
すると各販売店の担当者はメーカー在庫がなくなる前に
自分のお店に仕入れてしまう 言い方を変えると一種の買占めに走るものも出るわけです。


お客様は雪が降るから「今必要」というということになって
在庫がある店に殺到されて その店は売上げを伸ばし
無い店は指をくわえて見ているしかないという きわめて短期の競合が一気に起こります。
商売の優劣が この在庫と言うものに左右されるのです。


ここまでは表面上の話ですが ここからが経営の難しさになります。
まず仕入れたタイヤは その代金を確実に払わねばなりません。
売れてしまえばなんら問題ありませんが 仕入れた商品が売れ残ると
その決済資金を 売上げ以外の内部留保の取り崩しか 他から資金手当てを
行う必要があります。  
そうです商売は売上げや利益も重要ですが 
その資金繰りというキャッシュフローをおろそかにすることが出来ないのです。

資金繰りという部分はほとんどの会社で社長の責任であることは間違いのないことです。
大手や上場企業では桁違いの信用力がありますので 
社長でなくても財務の担当者や予算のスケールが大きい為 特に問題はありませんが
私たちのような零細企業はそうは行きません。
おのずと資金は限りなくわずかです。
そのわずかの資金を回転させる事で支払い資金と必要経費を捻出しているわけです。
売上げは一瞬会社の口座に入金されますが 光よりも早く出て行ってしまうわけです。
すると資金が固定する原因を徹底的に回避する必要があります。
これが在庫の滞貨という問題です。
売りが出て帳面上利益が出ていても それが在庫に変わっているのであれば
手持ちの現金はなくなります。
必要経費を在庫のタイヤで払いますというような物々交換と言う決済方法が取れるなら
それでもいいかもしれませんが すると給料もタイヤの現物支払いとなります。

そんなことは出来るわけはありません。
すると在庫と言うものの怖さ 滞貨というものの怖さを商人は
知らないといけません。
すると仕入れを預かる人たちは 会社の仕入れ力と言う予算の範囲を
知った上で仕入れに当たる必要があります。

社長から「任せるから自由にやりなさい」と言われたとすると
何でも自分勝手に独断でと考え易いものですが
その自由にはおのずと限界があるということを認識する事が大事ですね。
自由だからどれだけでも・・・と言うのは自由の解釈違いです。
自由と言うのにはある一定の範囲があってその枠の中で
権限と責任がセットになっているわけです。

当社は昨年度よりタイヤ課長・キーパー課長と言う役職だけを新設しておりました。
その仕事の役割や範囲と言うものがまだ明らかにされていませんでした。
それを今年から本社という経営の中枢と言う位置づけを明確にして
本社の下に本店・支店を置くという体制に進歩させます。
本社にタイヤ課長・キーパー課長をおいて
その下に店長を置くという 経営の組織図を完成させます。
権限と責任のあり方を明確し業務のあり方を
今ままでの社長が全てと言う超ワンマン体制から
社長の権限の一部を委ねるちょっとワンマン体制にシフトチェンジします。



結果的にスタッドレスシーズンは先行偏り型と言うような 
12月中旬までに実質的な商戦は終了した気配です。
結果から見て仕入れにブレーキをかけるべきところを アクセルを踏んだのが
見込み違いの元と言うのが良くわかります。
しかし あの時点でブレーキを踏む人はおそらくいなかったでしょう。
それは流通在庫として販売店に多数の在庫が余っている状況で確認できます。


その後始末は やはり社長の責任なんです。
雪が降ればスタッフの力のお陰 雪が降らなければそれも社長の責任です。


店を張って商売を構えている矜持は 全てのことに自らの責任を認めるしかありません。
「雪が降らないから・タイヤがなかったから」と言う一切の言い分けは
この商売の世界では通用しません。


楽しいですね~。雪が降らないのも社長の責任なんです。
見込み型商売は「見込み違い」がありえるもので
それも想定内のことです。
従業員さんは良い車に乗っても
社長業は大変です いつまでたってもベンツに乗れません。




永久保証のスナップオンツール!

2013年01月21日 | 日記
タイヤ専門店としてタイヤをお嫁に出す時
車両への最後の締め付けは100%トルクレンチを使用しています。
締まりすぎ防止と締め付け不足を防ぎ 
トラブルを未然に防止ための必須工具です。


トルクレンチの最先端にはボックスレンチが装着され
それがナットを包み込んで トルクをナットに「キチン」とかけるための
働きをしてくれています。
そのボックスレンチに当店は「スナップオンツール」という
アメリカ製の一流品を使用しています。


トルクレンチ自体は日本の東日製の業務用精密機器です。


一流の証が「永久保証」と言う制度で
「適正な使用において壊れた場合は無条件で新品に交換します」
この言葉に嘘はありません。

1995年から使われていたボックスレンチにクラックが発生したのですが
今の当店の担当 スナップオンツール浅野さんが
「これは適正に使用されていましたから交換します」といって
上記の新品になりました。

1995年というのがなぜわかるかと言うと
浅野さんが刻印を示して教えてくれました。
1995~2012年まで17年に渡り使い込まれたボックスレンチ 
感謝です。

願い事ひとつ叶う!

2013年01月20日 | 日記
最新鋭のボーイング787型がトラブル続きで
世界中の大空から一時的に姿が消えました。
大事故につながる前に運行停止が決断されよかったかもしれません。


新年早々 願い事が叶いました。
タイヤ本店前の交差点で車同士の衝突事故が増えて その原因が
交通量が多い優先道路と接続道路に一旦停止の標識がなく
道路にも停止線が描かれていないからと思い
昨年 管轄の岐阜南署にご近所のヒマラヤゴルフの店長さんと
「標識」の設置を陳情に行ったのですが
説明によると国家公安委員会・警察庁の通達により・・・・・・・?
ようするに一時停止の標識は設置できないという回答でした。

それならどうしたらいいか?とたずねると
境界認識の線が消えているので それを改めて描いてもらいましょうという事になりました。
でもそれは管轄が警察でなく市道を管理する市役所で そちらに行けということでした。

それではと市役所の担当に電話すると 「わかりました担当に伝えておきます」と言う返事で
やれやれと思ったのですが 明けても暮れても一向に何の音沙汰もありません。
それでしばらく間を空けて再度電話をしたところ前回と同じ返事でした。
それからも一向に何事もありません。

その間も小さな衝突事故が起こりましたので 今度はメールで督促したのですが
返答もありませんでした。


好意的に考えると「道路維持の予算配分で遅くなっているのだろう でも危険だしこまるな」
と思いつつ 思いつくたびに町内会長さんに頼んでもらうように農協の支店長に依頼したり
交番の駐在さんに頼んだり 新たに赴任されたおまわりさんに要望を再度頼みました。
この新任のおまわりさんはその後電話をくださり 「私からも市役所の道路維持課に電話しておきました」
と親切に対応してくださりました。 
いろいろと手を尽くしていたのですが
昨年は何事もありませんでした。


そしてすっかり忘れていたのですが
一昨日突然・・・・



標識工事の車両が現われ さっさと「境界認識の線」を書いていってくださいました。
これで東西の優先道路と南北の一方通行の接続道路に お互いが注意啓発され
事故がなくなれば幸いです。


新年早々 陳情事(願い事)が叶って幸せです。
今年は無事故でいけるかもです。

温故知新 2002年ごろ書かれたキーパータイムス23~31号を読もう!

2013年01月19日 | コーティングビジネス
降りそうで降らない雪 タイヤ商売はこの時期空を見上げてため息が出ます。
天気力商売の宿命ですね 「スタッドレスタイヤが必要」とならねば売れません。

洗車・コーティング商売はまったく違って
お客様の車を「キレイ」にしていたい 「キレイ」を長持ちさせたいという気持ちが
キーパープロショップ岐阜店に繁忙をもたらしてくれます。
開業から1年半を過ぎてお客様に認知が進んできたのか
いつも忙しさで溢れているようになりつつあります。

最初這い這いしか出来なかった赤ちゃんが おっととっとと立ち上がり
ひとり立ちして歩き出した感じです。
しばらくするとよちよち歩きから 足が地に付いてきて普通に歩けるようになり
さらにかけっこまで出来るようになります。

新しいスタッフの訓練も毎日にように繰り返され
技術の習得と洗練が進んでいます。

私たちはアイタック技研(株)が提唱する「キーパープロショップ」に参加し
その一員としてKPS岐阜店とタイヤ・キーパーイマージンスゴウ店の
二店舗を展開しているわけですが 
スゴウ店をタイヤとの店内コラボ
キーパープロショップ岐阜店をタイヤ専門店との隣地コラボ
という経営スタイルですので 
タイヤ専門店のみの時のように
空を見上げて降らない雪にため息をつくことはなくなりました。
雪が降らなきゃ洗車・コーティングに注力すればいいからです。


私たちの取り組みはまず洗車技術を習うことから始まりました。
洗車はしたことがあってもプロとしてお金のいただける「洗車」には
思いもよらなかった技術ややり方があって「プロの洗車」の凄さを実感したのを覚えています。
その後洗車・コーティング技術資格の習得でスタッフが1級認定を受けることが出来ました。
次は見よう見まねでアイタックの実践現場であるキーパーラボを
フルに真似して当社の経営であるキーパープロショップ岐阜店を開業して
洗車・コーティング商売に本格的に参入しました。
いろいろな苦労を重ね懇ここまで来たのですが
今思いをはせる事は

「温故知新」と言う言葉の意味「ふるきをたずねあたらしきをしる」ということに尽きます。
技術は指導を受ければ習得できます ショップはお金を出せば同じ仕様で作れます。
店が繁盛が兆しをみせた今 
洗車ビジネスの原点を知ることが必要だと感じるわけです。
キーパーの創始者はアイタック技研の谷社長さんです。
我々のお師匠さんである谷社長は当初ガソリンスタンドの経営からスタートされました。
その後洗車コーティング商売を志され 
今のアイタック技研(株)と全国のキーパープロショップを産みだされたわけです。

どうしても我々は現在ののキーパーラボや最新のコーティング商品に目がいきますが
洗車・コーティングにかける情熱に触れてみることが必要だと思うわけです。
いわば原点を知ることが大切だと思うわけです。
私たちのタイヤ商売の原点は「廃タイヤの葬式にあります」
いついかなる時も初心忘れるべからずです。

幸い洗車・コーティング商売の原点が キーパータイムスという
業界紙のバックナンバーに記載され保存され
いつでも誰でもアクセスで来るようになっています。
まだ生まれたばかりの快洗隊という洗車専門店を
何を考えどのように改良改善し新しい洗車・コーティング業を創り出してきたのか
一切が記録されています。
まさに「バイブル」といっても言いすぎではないでしょう。
時間にしてほんの10年ぐらい前のことです。


技術を習い店作りを真似て車美容業に乗り出した我々が
今一番大切にしたいのは「原点です」。
是非読んでみてください。

「アイタック技研(株)企業HP内 キーパータイムスの項をクリック」
創刊号から最新号まで見ることが出来ます。
特に当社のスタッフは読んでみると 新たな発見が至る所にあり
より一層洗車・コーティングビジネスの真髄に触れることが出来て
仕事が楽しくなり遣り甲斐が増すことになります。
形になる前の前 心が沸き立つ情熱にこそ
我々が学ぶ原点があり 発展成長の道標があると感じます。


たとえばスキーでもまずウエアーやスキー板といった形から入門しますが
楽しくなるにつけより基本の大切さがわかるのと同じ事です。
ビジネスも形から入って 楽しさや遣り甲斐を感じたとき
商売の基本が理解できるものです。
当社は今謙虚であると共に温故知新の時を迎えているのです。