岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

思い煩う男!

2010年04月30日 | 日記
取り越し苦労をするのはよくないことだといいつつ ついあれこれ取りとめもないことでどうしようこうしようと心配してしまう 幾たびか眠れない夜をすごしたものです。
次の日 疲れが取れなくてだらだらしてこれではいかんと 気分転換を計らねばという意識が釣りに出かけることだったり スキーにはまり込むことだったり 映画を見ることだったり 田舎に帰ることだったりと 気持ちを切り替える趣味の世界を作り出しました。

思い煩うからこそ 趣味の大切さ気持ちを切り替える術を会得したのかもしれません。

スゴウ店の店長を務めている伊藤夏樹君 彼は私が創業間もない頃 本店のガラスに貼り付けた一枚の「アルバイト募集」の張り紙をみてやってきた男です。 当時19歳 忘れもしませんシルバーの日産レパード赤い革張りのシート仕様 ナンバープレートには何故かドクロマークが貼ってありました。 当時一人で切り盛りすることの限界を感じ 誰かアルバイトしてくれんかなという気持ちでの張り紙に 何か引き寄せの力があったのでしょうか 真相は闇の中ですが まったく縁とは不思議なものです。

仕事の飲み込みが早く何もかもすっかり任せることが出来て 私は売ることに専念できる体制が取れるようになるとますます忙しくなっていきました。 いうなれば上り坂に差し掛かったときであった人材です。

その彼がスゴウ店の店長として試行錯誤するなか 何か得たものがあるようで随分成長してきたような気配です。 立ち上げ当初は右も左もわからない中 自分ががんばることが店の繁盛の元だとばかりに目を吊り上げてがんばっていたのが 最近では余裕が生まれたようで仕事のメリハリというリズムを掴んだようです。 思いどうり行かない中不器用な生き方をしていたのが くだけてきたと言うか「ええ加減」を知ったというかカオスの中から秩序を産み出す方向を見つけたような感じです。
店を任されるということを愚直なまでに真面目に捉えて責任感でかえって自分を縛っていた感じだったものが 与えられた環境の中での自由自在さを知ったというような感じです。
店を任されることが全てが自由にできるという勘違いをする人もいますが 彼は自由ということの反対にある責任に縛られすぎていたようですが 馴染んで熟成してきたようです。

熟成していく為には時間がかかります 加減によっては腐敗の道に漕ぎ出す場合もあるのはお酒作りでも同じことだそうです。
スゴウ店開業から6年の年月を経て いよいよ熟成のみちに進み出した結果が店の雰囲気にも現われてきて良い香りを発するようになったと感じます。

思い煩うことで心はくさくさします しかしそれで耕されてかき回されて 熟成の道へ進むんのですから 思い煩うことは必要不可欠なことです。
そこに人間的な成長の元があるのではないかと思います。


スゴウ店はもうしばらくすると大吟醸酒のような伊藤作品に仕上がっていくことでしょう。

明日を思い煩わない!

2010年04月29日 | 日記
タイヤ業界はこの連休が過ぎると閑になるのが長年のパターンとなっている。
店を預かる店長や経営者 コントローラーと呼ばれる人の腕の見せ所という期間となる。

繁忙期は休みも満足にとっていただくことも出来ない期間であるが 非繁忙期には休みの割り当てもしやすくなります。 また各種の研修やアルバイトさんの訓練といったことにも時間が割けるます。

非繁忙期という期間に二通りあり 暗い面と明るい面 どちらに焦点を当てるかは一目両全ですね。
その一つは 売り上げが少なくなるかも
もう一つは やるべきことがしやすくなるかも

「売り上げが少なくなるかも」は世の中の流れの中での必然であり それを思い煩ってしまう。  「やるべきことがしやすくなるかも」は 人時生産性の分析から「いつ」「何所に」経営資源を投入するか判断し その準備として行動しやすい。
明日は明日の風が吹く 「これから非繁忙期に入って売上げが少なくなるかも」という否定的なかもを沸き立たせるより 「これが必要だからこうやれば良いかも」という肯定的なかもを沸き立たせることが コントローラー・店長・経営者の一番の仕事になる。


明日を思い煩わず 昨日を悔やまず 目の前の現実に取り組むことが未来に繋がっている。
思い煩えば 「思い煩っている目の前の現実」が未来に繋がっている。
悔やめば 「悔やんでいるという目の前の現実」が未来に繋がる。

目の前の現実に 何を置くかは 自分自身が決めている。

商人として目の前のお客様に喜んでいただく以外ないのではないか。
今日も車は走っている 誰かのタイヤも交換時期だろう 誰かの車ももうそろそろコーティング時だろう もっと喜んでいただける範囲を広げさしてもらえるだろう なぜなら隣の隣地がお借りできるから。

思い煩わないから 人もお金もアイデアも 隣の土地が呼んでくれる。
楽に生きようぜ!



同窓会 41年ぶりの再会!

2010年04月27日 | 日記
24日(土)に小学校の同窓会が下呂温泉みのり荘で行なわれたので出席してきました。
28人の同級生の内3人が物故者となり現存25名中22名と二人の恩師が出席してくださり盛り上がりました。

4年5年の担任小川先生は当時22歳の大卒で始めての赴任地が私たちだったそうで一番印象に残っているクラスだったそうです。
「仰げば尊しわが師の恩 教えの庭にもはや幾年・・・・・・・・・・・・・」

家庭的にも子育てがひと段落した年となり集まりやすくなっているのかもしれません。
他愛のない子供の頃の思い出を語りつくし いのちの根っ子に帰った気分でした。
それぞれがそれぞれの環境でがんばっています どの生き方が良いか悪いかということはありません 笑いもし泣きもし苦労もしいろいろな体験をつんでも 会えば昔話に花が咲く同窓会でした。  すでにおじいちゃんおばあちゃんになった人も 独身で過しているやつも再婚して若い嫁をもらったというやつも 集まれば他愛のない子供ばかりです。


さて自分の持ち場に戻ってみれば はやゴールデンウイークです かなり充電出来た感じです。   私にとって同窓会はかなりエコな機会となりました。
リフレッシュして頭もクリアーになりました。 

随分役に立つ建築アルバイト!

2010年04月24日 | 日記
建設会社の現場監督補助というアルバイトをした経験がものすごく役に立っていると実感しています。 建築業というのは大工さん左官屋さんで鉄骨屋さん型枠屋さん内装屋さん建具屋さん設備屋さん造園屋さん水道屋さんガラス屋さんなどプロの職人集団を差配し 段取りよく決まった工期と予算の中で 施主様がお求めになる建物を作り上げていく仕事です。

この仕事を経験したので 流れを見る魚の目(段取り)が養われ 職人さんが働きやすい環境を創り出す虫の目(効率化)が必要なことがわかり 各職人さんに工期を守ってもらう大切さ(鳥の目)を伝えれなければ引渡し日に完成できません。

そればかりか自分が施主になったとき 長く建物を使う上で後々お世話になりやすい人は電気屋さんとエアコンなどの設備屋さんと水まわりの水道屋さんということが理解できましたから これらの仕事は懇意にしている人がよいということまで気がつきました。
アルバイトの経験は2年程でしたが 危険な仕事もしましたが学んだことは財産となっています。

コーティング専門店を開業するにあたり 施工技術者としての体験を重ねているのですが
店の建築に係わる仕事も経験がとても活かせるわけでして これは建築費用のコストダウンが可能な基本を知っているということにも繋がっています。

建設現場の監督さんはそれぞれ職人さんの働きやすい環境と段取りを差配する仕事ですからマネジメント能力が必要不可欠です。

私は随分幸運な仕事をさせていただいたようです。
今になってそのありがたさが募ります。

一年後の未来を予測するなら「今」をおろそかにしてはいけない。

2010年04月23日 | 日記
タイヤ屋を開こうと決意した時は無職でした お金も場所も何もなかったけれど「ひょっとしたらチャンスかも」という予感だけがありました。

その予感を現実化するために次に取った行動は それまでの収入を得つつお店の場所を探す為に適したアルバイトを探したことでした。
夢は夢として現実は現実として収入を得なければ生まれたばかりの子供を含む親子3人の生活をしていかなければなりませんでした。

それから学んだ教訓は 店を開業すると夢を実現する為には現実の仕事を一生懸命しなければならないということでした。  夢を吹聴するのは簡単です しかしアルバイトととして使ってくださる建築会社の中では何も出来ない見習いのアルバイトという立場です。現場監督さんの補助として 建築の専門用語がわからず 荷物紐のしっかりした括り方が解からず 建築にかかわる全てがわからない素人でしたから自分の夢は心にしまいこんで現実の仕事を疎かにしてしてしまうと アルバイトから放り出されてしまっても仕方がない立場でした。 それこそ足場の組み立てから 穴掘り 地鎮祭の準備 左官屋さんの手元 コンクリート打設のネコでの運搬 型枠仕事 大工材料の荷揚げ 電気工事の手伝い アルバイトの仕事は建築工事の何でも屋でした。

無我夢中でした その時は夢もへったくれもなく与えられた仕事を覚えその場でお役に立とうと奮闘するのみでした。
すると不思議なことに 場所を紹介してくれる人や 応援してくださる人が何所からともなく湧き上がるように予期せぬ所から援軍が出てきました。

その時を今思い出しています。 夢は夢として「あれ」をどうしよう「これ」をこうしようと考えても それはただの取り越し苦労に過ぎず 考えれば考えるほど囚われてしまう事になってしまう。
 
だから今出来る事に集中することが何より大切だと 今出来ることは社長業でありタイヤを売ることであり日常の業務です。

夢を描いたら それを忘れるぐらい「今」に集中することが大切だと その時の経験が訴えかけてきます。