岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

ツキがある店をさらに伸ばす!

2013年04月08日 | 商人
土日と悪天候に見舞われ 
洗車・コーティング専門店はいまいちでしたが
今日天候が回復すると
「キレイ」を待ちかねたお客様でごった返しています。
大盛況です。

タイヤ専門店と洗車・コーティング専門店の大コラボは
このようなときタイヤショップメンバーが洗車に移動して
作業の集中に対処する補完体制が整うのです。


本年3月度の実績がまとまりましたので
今日の朝ミーティングはその分析を行ないました。

主要指標の昨年同月比という物差しで比較する作業において
総粗利益・タイヤ販売本数・が大幅な増加を記録しました。
タイヤ専門店と洗車専門店で構成するイマージン本店が
タイヤ部門キーパー部門共にが大幅な伸びを記録しています。
これは相互補完関係が前述のように効果を発揮し
活発なタイヤ需要を人員増で取り込めた結果でしょう。
対前年比タイヤ販売本数で147%を記録しました。
また第三波の上昇気流がきているKPS岐阜は 
粗利益で197%とほぼ倍増です。
「流れ」がきているという表現が適切でしょうか。

またスゴウ店は安定してるという表現が適切です。
KPS岐阜が開業するまでこの店は当社の最先端として
タイヤショップにキーパーを取り入れた小コラボとして
真価を発揮していたのですが KPS岐阜開業以来
最先端から殿軍としてポジションがチェンジし
初代店長から二代目店長への引継ぎが三年という時間の中で
行なわれようとしている最中です。
ここは今 成長よりも安定が望ましい時なのです。








「読み」が出来たら行動化する  !

2013年04月05日 | 商人
民主党の野田前総理が総選挙に打って出て 負けに負けて
政権交代が起こり阿部総理が就任してから
日本経済の風向きが変わり 景気の先行きに期待感がでて
円安・株高に180度方向転換したようです。

この流れを読んだなら 迷わず円を売り株を買うという行動を取れば
儲かります。 
週刊誌ではそれを煽る記事が溢れていますが「行動」しなければ
それは絵に描いたモチです。
売却益を手にすることは出来ません。

投資の分野に限らず 商売においても
「繁忙期に入って忙しくなるぞ」と読めば
アルバイトさんなど人員を増やす事を仕掛けなくてはなりません。
忙しくなるか?ならないか?は長年商売をしていれば流れが読めるものです。
せっかく「読み」があたったのに
人員が少なく機会損失のロスで儲け損なってしまいます。
機会損失のロスを見逃すのは商売人ではありません。


お店のスタッフであるうちは ただ自分が動けば頑張ればよいのですが
お店を預かる店長という立場になると話は違ってきます。
「忙しくなる」という読みだけ何もしなければそれはただの評論家です。

店長にとってココが一番難しい所であるわけです。
人には防衛本能という「守りの番人」がいます。
「もし人を増やしても忙しくならなければ叱られる」とか
「もし忙しくなっても今のメンバーで頑張れば何とかなる」とか
ささくわけです。
ところが商売をやろうなどという人は 
このような防衛本能を上回る好奇心や探究心があるわけです。
もっと儲けるにはどうするか?という発想から入りますから
ネガティブな防衛本能のささやきより 
もっと儲けようとするポジティブな攻撃性がリスクを恐れず
すぐに行動をとるわけです。

店を任されて店長となると ほとんどの人が守備的になるのは
当たり前です。
しかし ここを乗り越えていかないと成長は進みません。
外の世界に難所があるようですが 実は自分の心の中にある
防衛本能という生まれつき備わっているバリアーを大事にしつつ
好奇心や探究心を大きく育てて
「読み」を現実利益にするためにリスクを取るべきです。


商売をやろうという人は リスクを恐れません。
なぜなら「虎穴に入らねば虎児を得ず」を知っているからです。
店長という立場は給料をもらいながら商売を勉強する立場です。
企画を立て承認をえるという作業で 虎の子を求めていかねば
伸びません。



勢い!

2013年03月14日 | 商人
かつて「尊師」と呼ばれた曲者がいました。
「そんし」と言う発音は「孫子」と同じですが
両者はまったく違う人です。

「孫子」は古代中国の兵法家として有名で
最良は「戦わずして勝つ」事にあり
やむおえず戦わなければならない時は・・・・・・。
勝つため負けないための名言を多数残しています。
現代の商売にも通じることが多いですから 
「孫子」を学ばない事は 商売において不利になります。

孫子の兵法「善く戦うものはこれを勢いに求めて人に求めず」
(戦上手はまず勢いに乗っていくことを大切にして 個人の能力に過度な期待はしない)

WBC 日本VS台湾戦
一点負け越していた9回 
ツーアウトランナー一塁に鳥谷選手
その場面でまさかの盗塁セーフ
負けムードが漂っていた中 その瞬間雰囲気ががらっと変わり
井端が同点ヒットを放ち逆転勝ちにつながりました。


「ムード」という得体の知れないものを商売でも感じます。
見積もりはすれど成約に結びつかない場合 あなたならどうしますか?
破格の条件で仕事を取ってしまい忙しくしてしまう事って出来ますか?
これを私は過去たくさんやりました。
小さなタイヤ屋など 仕事が一つでもあればすぐ活気が出てくるわけです。
するとそれが呼び水となって次々に仕事が入ってくるわけです。

商売は「勢い」がいかに大切かを体験しています。
「勢い」を削ぐものは理屈です そんな安売りしたら利益がありませんなんて理屈以外の何物でもありません。
一つの安売りを「勢い」の為の武器にすることなど
朝飯前のことです。


タイヤのゲリラ商売は この「ノリの良さ」を大切にしなければなりません。
この前ポスティングの日に小雨が降っていて
朝のミーティングで担当者は「今日は雨が降っているのでチラシが濡れてしまうので・・・」
とか何とか言っていたので
「それなら何かビニールに入れて配れ」と厳命しました。
「雨が降って・・・・」
それで計画していたポスティングをパスするなんざ
幼稚園のママゴト見たいな感じです。
商売は雨が降っているときこそ みんなを動員して一体感を高める意味でも
ポスティングを強行して正解なんです。

雨が降る→チラシが濡れる→だからポスティングは中止・・・・・これは素人のアホです 何事も成功しない。
雨が降る→チラシが濡れない工夫→大勢を動員して強行・・・・・この執念が成功をもたらす。


「勢い」こそ小さな会社の生命線です。
ホラも吹け 大声で話せ 大きなアクションで動け!




創業店長と二代目店長それぞれの試練  御苦労様!

2013年03月10日 | 商人
キーパープロショップ岐阜店の高山店長は そのお店を開業した創業店長です。
タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店の臼井店長は初代伊藤店長の後を引き継いだ二代目店長です。


イマージンのHPです。


創業と二代目 それぞれが体験する苦労は同じようで異質なものがあります。
異質であっても極めていくところは同じなのです。
岐阜の金華山への上り口は
七曲口 水道山口 鶯谷口など
登山道はいろいろあっても山頂は一つであるようなものです。



新しいお店を作ってさあやるぞとなるのが創業店長です。
ところが当初の予測はまったく絵に描いた餅で
開業の期待と裏腹に お客様がまったく来られないという逆境を経験する事になります。
現実にその体験をされました。
その時の心情は 私も経験がありますが焦りとか不安とか失望とかが入り混じる苦しいものです。
ですがそれゆえにご来店があるとそれこそあらん限りのもてなしの気持ちが湧きます。
苦しさを体験するがゆえに 商売の原点が背骨に叩き込まれるわけです。
よく創業の原点に戻れとは 誰も来られない不安の最中に 来店されたお客様があるというだけで
感動を味わった純粋な気持ちに帰れということです。

一方二代目の店長は 店を引き継いで店長とされると
よしやるぞと気合を入れるのですが 
ある程度のご来店もありそれまでと環境に大きな変化がありません、
なにか新機軸が打ち出されるわけでなく 時間の経過とともにいろいろな課題が
同一レベル化してしまいやるべき優勢順位が不透明になるという
苦しさを味わう事になります。
自分のやっていることを
他店と比較したり過去と比較することで確認しようとする傾向が出ます。
よし改革してやろうと思っても 
拠り所となる基準を何に求めたらいいのか
わからないという状況で 意気込みが空回りする苦しさを味わいます。

創業店長も二代目店長も
「店長」という名前を意識してしまい 
店や会社側の立場でモノを考えてしまうわけです。
当たり前の意識ですが この意識が支配するうちは苦しいのです。
なぜならお客様とは売上げの配達人のような感じがしてしまい
なんか変だなと思いつつ「店長」意識は自己正当化してしまうものなのです。


これらは「店長」は「プロ商人」という定義にたどりつくための試練なのです。
「プロ商人」=「店長」という定義にたどりつくと
見えてくる世界がぐるっと転換します。
店や会社の立場から見て考えていたのが 
お客様の立場に立った視点で物事が考えられ見えてくるわけです。
マーケット全体が見えたり見ようとしたりしますし
商売の根本は「お客様をどうやって増やすのか」ということにある
という核心に気づきます。

タイヤマーケットの中で小さな存在であるお店
宣伝広告をするわけでもなく いかにしてお客様を増やすのか?
知り合いを増やしていく以外ないのです。
すると接客も対応でなく会話になっていきます
特別に親しくなくとも 
少しだけ親しい関係が
多数のお客さまを得る秘訣だと感じるのです。

今日も明日も明後日も 来月も来年も
売上げをいただくためには お客様を増やしていく事が一番大切なんです。
商人は商売を長く続ける為の勘所としてのこのポイントを掴んでいます。
タイヤを交換する必要が発生する人という需要層を
大まかなつかみでする接客と会話力

コーティングコーティングという高額商品も大切ですが
広大な裾野に広がる「車を洗う キレイにしたい」という洗車需要の大きさをベースにした
上位のキレイ実現手段のコーティングという捉え方
二人の店長は 今商売の裾野の大きさを
感じてきたのではないでしょうか。


店長は管理者であると共に 
「プロの商人」であろうとすべき立場です。
店長就任から1年と9ヶ月
二人とも試練にもまれてたくましくなりつつあります
試練こそ育ての母なのです。




はじめはうまくいかないほうがよい!

2013年03月04日 | 商人
昨日 元(株)快洗隊の社長を務められていた
アイタック技研(株)畠中常務取締役西日本本部長が突然
キーパープロショップ岐阜店でスタッフとして洗車をされていました。
なんか見慣れないスタッフがいるなと思ってビックリしました。

組織変更があって現場重視の姿勢をさらに強く打ち出され
その一環として現場めぐりの一つとして来店されたそうです。
一体全体「いつ」休みを取っておられるのでしょうか?
一年360日ほぼ仕事をされているようです、
急成長企業の幹部は働き者ぞろいです。

いろいろインタビューをさせていただきました。
Q 快洗隊社長のとき一番大切にしていたことは何ですか?
A 来店されたお客様を絶対断らない事を徹底しました。
  忙しい時ほどお客様は来店されます 
  すると対応する人が 「今いっぱいなので2時間後なら・・・」
  これはお客様にとって「断られた」と感じられてしまいますから
  「いいですよ 少しお待ち願わなければなりませんがなるべく早く致しますから・・・」
  と 受け入れてしまう。
  あとは気合と根性でこなしていくんです。

  繁盛しだすと理屈が優先してスケジュールしてしまい「空いてる時間」を回答するという
  状況になりやすいですが これはお客様にとって「断られた」と誤解を招きやすいことです。
  お客様も忙しそうな事はわかっておられるので やはりそういう状況では全身で受け入れ表現を
  するとお客様は喜ばれてファンになってくださいます。

  忙しくなればなるほど
  「洗車できますよ いいですよ」と100%の受け入れが絶対大事です。

Q 運営面では何か注意が必要ですか?
A スタッフが店長を含めて3名までは 目が行き届くので「品質と時間」は守られますが
  4名以上になった時は「品質と時間」が守られず劣化しやすくなりますので
  特に店長は忙しい中にも ここは絶対譲らないでください。
  開業から1年はまったく繁盛しない時期で
  開業から一年たつと繁盛し始める時期ですから 店の課題も違ってきます。


  ありがとうございました。
赤ちゃんが大きくなるにしたがって今までの母乳から離乳食の準備だとか 「その時」にあわせた
課題が違ってきますから キーパープロショップ岐阜店の課題も注意点も高度化してくるわけですね。

これからのキーパープロショップの在り方 またアイタック技研(株)さんの在り方を
現場を訪ねて模索の最中とかおっしゃっていました、共に手をとって行きましょうという
姿勢を感じました。
その一環としてラボ留学とかスタッフの相互派遣を行ないたいということでした。

 
カレー専門店ココ壱番屋創業者のご著書より