岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

タイヤを買っていただいています!

2013年03月30日 | タイヤビジネス
このところ大繁盛が続いています。
小さな店なりに大勢のお客様がタイヤを買ってくださいます。
タイヤショップなので当たり前といえば当たり前なのですが
ありがたいことです。

今日も朝一番から午後2時までラッシュが続きました。
今日のシフトはアルバイトさんが確保できなかった為 オヤジ三人衆で
切り盛りです。 
3レーンあるピットの1レーンを閉鎖して2レーンだけで作業をするのは
作業効率と安全性が高まるからです。

作業レーン数よりスタッフ数が上回っていないと
電話・接客・商談といった小売業の業務が出来ず
取り付けサービスに追いまくられてしまいます。
3人なら2レーンのみ
4人いれば3レーンを動かすのは 行動の主導権を握る勘所です。


毎日毎日爆睡です それで一発に疲れも退散します。

お店のチューニング!

2013年03月29日 | 戦略
35年前高校を卒業して就職したのが日産プリンス岐阜販売という
自動車デーラーでした。 そこで新車のセールスマンとして
私の社会人生活が始まりました。

その会社の主力車種はスカイラインとグロリアで
スカイラインは3代目のスカイラインジャパンGC210型でした。
その時初めて買った車はケンメリと呼ばれる二代目モデルで
GC110型の中古車で エンジンはL20直列6気筒でSUツインキャブで公称130馬力
であったと記憶しています。

当時の流行として車は改造して乗るものというのが価値観であり
ご多分に漏れず少ない給料はほぼ全てを車につぎ込んで粋がっていました。
まずマフラーをデュアルマフラーに交換
キャブをソレックスの3連装
FGKのタコ足と排気系と吸気系をいじり
点火系をポイント式からフルトランジスターイグナイターにして・・・
これで走るとぞくぞくするような排気音と吸気音でしびれながら
爆音をまきちらしていました。

他にもステアリングをナルディーウッド
カーコンポはパイオニア 特にリアスピカーはTS-X9という据え置き型
メーターパネルは7連装のGTRタイプに交換
フロントグリルもRタイプです。
GTRはハードトップなのですが私のケンメリは4ドアでしたが
懐かしい思い出です。
その当時のニッサンは主力エンジンはL型で頑丈な作りながら
出力・トルクにいまいち感があって数多くのエンジンチューニングパーツが
出回っていました。
私がおこなったのはエンジン本体はいじらず補器類の交換による改造だけでしたが
もっとコテコテの本格的チューニングもおこなわれていました。

エンジンを車体から下ろして シリンダーヘッドを外し
ボーリングで排気量を2.2リットルまでボアアップし
ハイコンプピストンを入れて圧縮比を高め 
68度といったハイカムに交換しより多くの燃料が入るようにして
バルブポートを磨いて流体抵抗を少なくするような
レース仕様のエンジンに組み上げる本格派も少なからず存在していました。

そこまでやると130馬力が160馬力ぐらいまで出力が高まるわけです。
L型エンジンという素材がチューニングに適してたわけです。
エンジンのポテンシャルを引き出すための手法が
チューニングです。


満開から1週間 散り始めた桜





そういう興味はいつの間にか失せてしまいましたが
今度は「店」というエンジンを扱う商人となって
エンジンをいじくりまわしたことを手本に お店を考えるような立場になりました。


エンジン本体に手を入れるようなことは
タイヤ専門店をタイヤ・コーティング専門店としたコンセプト変更が当てはまります。
それだけではパフォーマンスが上がらずかえって低下すると考えられる場合
お店のコンセプトという土台に焦点を当てることです。

補器類を高性能パーツに交換するようなチューニングを
お店に当てはめた場合まず必要となるのはデータです。
今現在のポテンシャルはどのぐらいなのか? 
売上高・粗利益・販売数量・人時生産性といったデータとその推移を知らねばなりません。
これはエンジンの油温計・油圧計・タコメーターなど数値を知る為のものです。
ポテンシャルが「見える化」されて
その推移が予見される事によって
お店のチューニングといった変化に対応する努力が始まります。
その第一歩はマーケットを知ること。
タイヤの総需要はどのくらいなのか?
お店の商圏では年間何本が売買されているか?
どういったプレイヤーが活躍しているのか 「他を知る」
自分のお店はどういうレベルなのか    「自分を知る」

こういった全体的な視点を養います。
そうした上で 長所と短所を把握します。
次が重要ですが 短所の改善策より 長所を伸ばす方法を取ります。
これがエンジンなら短所の改善で効果が出ますが 
人が行動する事では長所を伸ばすほうが適しているようです。


商売で長所を繁忙期 短所を非繁忙期と捉えるなら
非繁忙期を忙しくしようする努力よりも
繁忙期でより稼ぐ処方を取るわけです。

このような基本的スタンスでもって変化に対応していくのが
お店のチューニングだと思います。
エンジンのチューニングに興味があったのが


お店に応用できるとは 人生には無駄がありません。











若手スタッフがベテランを生かし ベテランの存在が若手を活かす!

2013年03月28日 | PR
世間的に初老といわれる年齢に差し掛かって
「クソオヤジ」と呼ばれて「それが何か悪いんか」と
反発心と毒舌にはますます磨きがかかってきたかも・・・きました。


加齢とともに頑固になるのはオヤジの性です。
人の話を聞きません。
我を貫きます。
意味不明な話をします。
何度も同じ話を繰り返します。

また一人17歳のアルバイトさんが店に加わったので
オヤジの口うるささ百倍です。
新人バイトのオカケン君

少し先輩バイトのミツキ君

二人は幼稚園の時から親友です。
ミツキ君は昨年の11月より働き始めました。


タイヤ専門店とキーパープロショップ岐阜店からなるイマージン本店の専門店同士のコラボが
いよいよ運営上の完成型に近づいてきました。
ベテランばかりが揃っているタイヤ専門店
26歳の高山店長率いるキーパープロショップ岐阜
お互いの長所を結びつけるのが若手の存在です。

陰陽の調和という原則にのっとり
ベテランという陰の要素が 若手という陽の要素と
結合してより店の雰囲気が明るくなった上に
ベテランが醸し出す安心感とマッチして精妙な雰囲気があるようです。・・・・私見ですが。
天の時・地の利・そして人の和というところが整ってきたようです。


世の中は全て陰陽の相対する事柄が作用する力が活動しています。
一年でも陽が一番溢れるのは夏至の頃で
逆に陰が一番強いのは冬至の頃です そして陰と陽は循環していきます。
ベテランばかり集まると陰の強すぎ全てが保守的になる傾向であり
逆に若手ばかりだと陽が強すぎ暴走しすぎる傾向が出ます。
バランスの良さは大切なんです。

若者が持つ華やかさにはベテランは及びません 
逆にベテランが醸し出す安心感は若者には出しようがありません 年季のなせる技は
短時間では身につきません。
両者の調和こそお店繁盛のキーです
そこにお客様は信頼を寄せてくださると思います。



タイヤ・キーパー・イマージンスゴウ店のプロ商人!

2013年03月26日 | タイヤビジネス
タイヤ専門店では 過去10年ぐらい前まで
普通にタイヤが売れそれに付随してアルミホイールが売れ
カーオーディオやナビに
足回り用品やマフラーなど改造パーツも売れていました。
それで経営が成り立っていたのです。
それがいつの間にかタイヤ以外が売れなくなって
まるで鍋の中のかえるが茹で上がるようになっていきました。
問題意識はあるのですが 景気のせいや他店との競合のせいなど他責にして
いずれそのうち景気が回復するまでしのぐといった 過去に安住しているうちに
ますます追い詰められていくわけです。
時代のせい・不景気のせい・競合のせいにしていれば自分は被害者という思いで
自己正当化が成り立つのです。
私もそうです そういう期間が確かにありました。
しかし言い訳していて経営が成り立つほど世の中は甘くありません。
タイヤと相性がよかった恋人との別れです。
タイヤは一人ぼっちになって孤独です 何とか次の恋人を探してくださいと言いました。
そこで出会いを求めて 数々のお見合いをしました。

世の中は「捨てる神あれば拾う神あり」です。
ついに最高の相手「キレイちゃん」と出会ったわけです。
タイヤ「安全君」は一目ぼれ状態です。



タイヤを主体にキーパーコーティングと組み合わせるアイデアで
タイヤ専門店イマージンスゴウ店が
タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店としてコンセプト変更をして以来
9年が過ぎようとしています。

タイヤ単品経営では繁忙期の11月・12月・3月・4月しか商売になりません。
4ヶ月で一年分が賄えるのなら良いのですが そうはいきません。
タイヤの非繁忙期をどうするか?
この一点がタイヤとキーパーを結び目なのです。
主導するのはあくまでもタイヤ「安全君」です。
「キレイ」ちゃんはお互いが主張を強めると反発心が出ることを知っているので
一歩引くことが出来る良き女房です。

2年前快洗隊岡崎店を訪問する機会がありました。
そこにはリフトが設置してあったので不思議に思って尋ねたところ
「以前はタイヤの販売もオイル交換も行なっていた名残りです」
ということでした。
洗車・コーティングが主体でタイヤもオイルもということで
開業したのですが主体が繁盛するに従い 扱わなくなったそうです。

タイヤ・キーパーイマージンスゴウ店の主体はタイヤです。
店の運営上 タイヤとキーパーが混在するわけですが 
このポイントをしっかり押さえることが店長の勘所になるわけです。
店長がスタッフの協力を得て店を切り盛りする「コツ」が
優先順位を時に応じて変化させていくことが必要になってきます。

二代目の臼井店長は就任から1年9ヶ月で この流れを掴んできたような感じです。
全ては「流れ」として捉えていかないと 次の変化に対応が出来ないことを悟ったはずです。
彼は責任感も強く 全てにおいて真面目に対応したいという完璧主義の傾向があるのですが
「流れ」を見ることで「エエ加減力」の必要性を知りつつあります。

この店はタイヤの販売が優先です 洗車もしますがタイヤが繁忙の時は
受注は中止です。 
少ないメンバーで稼ぐ為にはクリスタルキーパーを一押ししますが
この商品はお客様からも絶大な支持を得ています。
超繁忙の時は 他店様で購入されたタイヤの取り付けはお受けできません。
私はこのスタイルが小さなタイヤショップが生き残るための
エエ加減力だと思います。

想像ですが臼井店長はこのように自らの姿勢に「ハンドルの遊び」のような
ゆとりを持ちつつある感じがします。
言葉で「お客様の満足度」とか「人時生産性」とかを知ってくると
最初それに縛られて苦しみ そこから解けていく過程で一皮向けてくるわけです。

「お客様の満足度」が大事だと示されると 全てのお客様に喜んでもらおうと考え あるいは
「人時生産性」の高さが大事と示されると 人手を絞って少ない人数で頑張ろうとしてしまう。
この傾向が完璧主義の考え方です。
でもその呪縛から解けると
「人時生産性」を上げようと思うなら 逆に人手を増やす事を考えるのが商売です。

「流れ」さえ捉えれば 繁忙の想像が出来るわけです。
タイヤ付け替えの時期だから 週末は脱着の仕事が多くなるな~この仕事はパンツ洗い見たいなものだから
アルバイトさんに大部分任せないと タイヤを購入してくれるお客様の対応が出来なくなる
すると利益を得る機会損失になってしまうから 2人アルバイトを動員する。
こうすると粗利益は増大して必然的に「人時生産性」も上がるわけです。

稼いで儲ける商人は必ずこのように考えて行動します。
たとえ二人三人に嫌われても五人六人に余計買ってもらう
それで損得はあってくるのです。

ある意味「ズルさ」「したたかさ」という人間の持つ灰汁(アク)の強さが
タイヤを主体とする商売には必要なのです。
これは店長という立場に立てて学んでもらう以外 身につきません。

「流れ」を見ながら作戦を練る小さなタイヤ商売は
店長が商売のプロ化していかなければ成り立ちません。
世の中を見てください マニュアル全盛の時代で
商売に限らずプロは高齢化して後継者が少なくなってしまっているのです。
当社の若手で当社のスタイルでタイヤの商売を引き継げる可能性があるのは
臼井店長しかいないのです。


全ては「流れ」の中 
タイヤ販売が当社から消えていくのか
あるいは存続していくのか?
本流はキーパープロショップの展開に流れて行きつつある中で
プロのタイヤ商人として・・・・臼井店長にはその可能性はあります。















店長代行が張り切る!

2013年03月25日 | PR
昨日 スゴウ店とキーパープロショップ岐阜店の両店長が
所用で休みをいただきました。
かなり前から予定が決まっていたので
バックアップをどうするか 議論をしてきました。
以前ならKPS岐阜のバックアップは 伊藤キーパー課長がスゴウ店から
スライドしてきてというスタイルでしたが
今回はスゴウ店の店長も所用ということで
繁忙期の日曜日を乗リきる体制を模索したわけです。


結論はスゴウ店はスゴウ店で乗り切り
キーパープロショップ岐阜は勤務歴約半年の大山さんに
店の切り盛りを任せるというシンプルなバックアップということにしました。

大山さんは洗車・コーティング歴6ヶ月ながら
持ち前の学習力と女性ならではのきめ細やかさを持ち
ほぼ全ての業務がこなせるまで成長されていて
この5月の資格試験を受験する予定です。


まあ任せても大丈夫だろう 店長代行をフォローするベテランアルバイトの西口君も
見習いアルバイトの武藤君もいるし 何より隣のタイヤショップには
超ベテランの1級技術者の二人もスタンバイしているので
この機会が大山さんにとっても よい機会になるのでは?
という判断が働いたものです。


高山店長が前日の夜遅くまで当日納車予定の
軽研磨&クリスタルキーパーを施工のRX7を磨き上げ
なるべく負担のかからないように仕事の調整をしていた事もあって
大山さんの初店長代行業務を支援してくれた事もあって
いたってリラックスした感じで一日が始まりました。

お客様の来店受け入れも 今までは高山店長が行なっていたのを
今回は自分自身で行なわなければなりません さあどうか?
結果何もあんずる事はなく いつも以上に笑顔を振りまいて
いつも以上に大きな声で いつも以上にテキパキと指示を出し
立派に店長代行を務めきる事が出来ました。

また室内清掃だけと言って来店されたお客様と
対応してプレミアム洗車を提案して受注するなど
より親身にたった接客もしていました。
そのお客様が言われるには
「女性からお薦めされると気分が言いからつい提案を聞き入れた これがもしおっさんだったら
室内清掃だけにしたけど・・・アハハ」とおっしゃっていました。



それを聞いて女性の力って大きいな~って思い
やはり募集は女性に限るって思いました。


そういえば 私は行ったことはありませんが
柳ヶ瀬など夜の歓楽街で男性客が
ホステスさんにねだられて高額なお酒をボトルキープするのも
女性の力です。

洗車・コーティングも「水商売?」ですから
女性の力が有効なのでしょうか?
ココは商売として押さえておきたいことです。
近い将来 女性スタッフが増えていくことでしょう。

機会が与えられれば伸びるのです。
大山さんは一つ自信を得て
さらに向上されていくでしょう。