岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

「小さなタイヤショップ」の研究!   その5

2012年06月10日 | タイヤビジネス
絶好の晴天に恵まれて郡上のアユ解禁の釣果はどうなんでしょうか?
気になって仕事が手につきません。
といいつつもタイヤが第一・仕事が第一で 遊びはその後です。


さて大好評の「小さなタイヤショップ」の研究も5回目になります
しばし戯言にお付き合いください。

ある研究によると 日本人でも狩猟系の遺伝子を持つ人と 農耕系の遺伝子を持つ人がいてその比率は2対8だとか、
その簡単な見分け方は「耳垢」でできるそうです。
耳垢が「カサカサ」の人は農耕系
耳垢が「ジュクジュク」の人は狩猟系の遺伝子を持つそうです。
私は「ジュクジュク」のネバネバ耳垢なので間違いなしに狩猟系の遺伝子のようです。
お客様が店に来られるまで待つ商売は 田舎に良くある「蟻地獄」のような気の長さを必要とします。
じっとアリが通りかかり巣穴にはまり込むとがぜんと襲い掛かる蟻地獄 学術名は・・・・忘れました。
このような例え話をすること自体 狩猟系なのかもしれません。
おっと話は寄り道しましたが おとり鮎に気持ちよく泳いでもらわねば 野アユのなわばりに進入しません。
鼻環をつけられ道イトで竿と結ばれたおとりに その抵抗を感じさせずスイスイと尻尾を振りながら泳がせるのが「コツ」です。  言うが易し 9メートルの竿をもっての操作は実際やってみなければわかりません。
「小さなタイヤショップ」も実際やってみないと「絵に描いたもち」にすぎないのです。

全国にタイヤショップの総数はどれほどあるのでしょうか?
おそらくタイヤを扱うお店としては4~5万店はあるのではないでしょうか その中で私たちのような小規模零細経営の店は
まず第一に何を考えるのか?
これこそが生き残りの発想です。
扱う商品は「タイヤ」です 何処で買っても同一メーカー品なら商品の品質に差はありません。
すると他店様にない特徴を有する「差別化」という考え方を大切にする必要が出てきます。

あそこの店で買うより 「ここ」のほうが安い・感じが良い・夜遅くまでやっている・取付が安心できる・スタッフの愛想がいい・品揃えがいい・などなど・・・・大きい小さいという土俵に乗らず「あそこ」より「ここ」の優位性を見つけ研ぎ澄ます方向性です。 
「安い」は他店様の動向を調べないといけません。
「感じがよい」は笑顔や応対を意識し
「取り付け」は締め付け時必ずトルクレンチを使用し
「スタッフ」の愛想は スタッフに客商売のイロハを手ほどきしなくてはなりません。


おとり鮎がスイスイ泳いでいくように スタッフもたえずニコニコしながら応対をしてくれる。
鮎釣りをしながらそんなことを考えるのです。
おとり鮎もいろいろな個性?があります。
主人の意に逆らって勝手に石裏で休む奴
こんなおとり鮎は 鼻ズラに3号ほどのオモリをつけて強引に急流に沈めます。
するとオモリの下で流されまいとして必死に尾を振りますから 野鮎がいらだって一発で掛かってくる場合が多いです。
そのかわり弱ってしまって次におとりとして使えません。
主人の意に逆らって仏頂面するスタッフは客商売に向いていないからさよならです。

主人もおとり鮎が自由に泳げるように手助けをしてあげなくてはなりません。
鼻環と道糸で結ばれているのが負担にならないように それを忘れさせるような竿さばきが必要です。
専門的に言うと「おばせ」といって道イトに水の抵抗で「たわみ」を作ってあげてたえず後ろに引かれる感じを与えるのです。
すると引かれる方向の反対に進むという習性がありますから前に前におとり鮎は泳ぐのです。
スタッフもあれするな・これするな・とあれこれ指図するより まあやってみようよ失敗したっていいじゃない始めは当然だよとか言って 緊張をほぐしてやるなど不干渉ぽいやり方をすると少しづつ自信をつけていくみたいです。


いうなればマンツーマンで指導できるのが「小さなタイヤショップ」の強みの一つです。
2000年前後までスタッフを育てる事が出来たのは オヤジの甲斐性でなく
スタッフの周辺の友人・知人が揃って自動車に興味や愛着が深く スタッフ頼ってタイヤや用品を購入してくれた
このことがスタッフが育った大きな要因だったのです。
今の若いスタッフの周辺にそういう友人知人が少なくなっているようです。

こういう環境では「小さなタイヤショップ」の優位性が一つ少なくなっています。
若い人やスタッフが育つ環境ではないようです。
それならそれで大きな視点でグルっと周囲を見渡せば 若い人が楽しげに働いている仕事があるではないですか。
それが「キーパーコーティング」の世界です。

すると「小さなタイヤショップ」を活かすため・その優位性をさらに保持し高めるため 異質な文化=車美容の世界に飛び込み こうして今日 今ここでタイヤを売っているわけです。

すると新しい価値観が生まれてくるから不思議です。
まず挑戦する姿勢をいつまでも保っていく すると舞台は回りだすようです。



施工者から指導者へ それぞれが挑戦出来る環境になってきました。



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