まーどんなぶろぐ

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■とんかつ

2005年07月06日 | 日毎の些事・食
牛肉や鶏肉に劣らず最近は豚肉も産地・銘柄にこだわりを見せる精肉屋が多くなりました。 私は鹿児島黒豚、 東京X くらいしか知りませんけどね。

自称(!)グルメの息子が 「これを食べに行こう!」と持ちかけてきた話にのることになり、 西麻布のとんかつ屋 さんへ。 何を食べたかって?  イベリコ豚のロースかつです。

生ハムでは食べたことのある イベリコ豚…、 精肉をわざわざスペインから空輸してとんかつにする意味あるのかな~、 とは思いましたが、 興味本位で行ってみました。 西麻布交差点から路地(根津美術館、表参道へ抜ける一通)をちょいと入ったところにあり、 この辺りが霞町と言われていた頃(?)の和風一軒家を改造したようなつくりのお店です。 

本題のイベリコ豚のかつは、 何というか、今まで食べたことないような食感と味、 まず豚っぽくない、 やわらかい、 脂身部分がジュワ~ッととろける・・・、でも調子に乗って脂身を食べていると結構きつい、 そしてかつの衣がとにかく薄い! 分厚いお肉の旨みを閉じ込めたまま、この薄い衣でどうやって揚げるのかしら…? なにかコツがあるんでしょうね。

順序が逆ですが、先付で ”ラタトゥーユ” が出てきたのにはびっくり、でも夏野菜が美味しかった。 それからこのお店はホスピタリティーに力を入れているという聞いていた通りで、 接客が丁寧で落ち着けました。 食事を終えてお店を出たら、雨が降りはじめており、通りがかりのタクシーを拾ったんですが、発車しても尚、お店の人がまだこちらを見送ってくれているのも伝聞と違わず。

今度は家族みんなで行ってみよう・・・。 あっ、イベリコ豚は盛夏期は入荷しないのでメニューからはずれるそうです。 トライしてみたい方はご確認を。