心にしみる言葉

高知新聞８月３０日１４ページに今日の言葉欄があってたいへん心にしみた。重度の躁鬱病の友達も心に突き刺さったと言っていたので引用します。

しばしば勇気の試練は死ぬことではなく、生きることだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「オレスト」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルフィエリ

基本的には、自分の問題は自分で解決しなければならないのが人生。
と分かっていても、現状は八方ふさがりで、なんでこんなに苦しい目にあわなければならないのかと嘆き、頭を抱えて落ち込んでしまうような時が、誰にでもある。
そんな状態に追い込まれると、いっそのこと死んでしまえば、自分も楽になるし、あれこれ関係がある人たちへの申し開きにもなるのではないかなどということさえ考える。
人は誰でも追い詰められれば追い詰めれる程、そういった状態から逃げれようとするのだが、そういった現実からは、ちょとやそっとのことでは解放されない。
そこで選択肢の一つとして自殺を考える人もいるが、与えられた環境や試練に耐えて耐えて、その先に新たな地平を見出すことに成功する人もいる。
おそらく、そういう人は、、自殺してしまった人の何倍も何十倍もの勇気を持って、自らの運命と戦い続けたに違いない。
そうして得た生は何物にも侵されることがないのではないか。
　　アルフィエリ（１７４９～１８０３年）はイタリアの作家