鬼笑で行こう。

おいしいものの話や、まじめでいい加減な不定期評論など…

若き知性で

2007年07月17日 | 鬼笑な日々
きょうは○十△回目の誕生日。

友人がメールをくれたり、職場の同僚が地酒ケーキを買ってくれたり、スポーツクラブで飲み物もらったり…。

やっぱりうれしいものです。

若いとはいえない歳になっても、知性は若くありつづけたい。

過大な想定で現実の死者

2007年07月17日 | 鬼笑が話す

能登半島地震の復興が緒についたばかりというときに、また中越地方を中心に大震災。
被災者の方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を祈念いたします。とりわけ、いまだ倒壊家屋の下敷きになっているかもしれない方々の1秒でも早い救出をねがいます。

日本列島はしばらくの間、大・中の地震に襲われつづけることになりそうです。

東海、南海などもいよいよ現実味を帯びてきました。
超過密都市東京を大地震が襲ったらどうなるか、想像するだに恐ろしい。

梅雨・台風と重なったために地盤がゆるんでいたこともあって、土砂災害も多かったようです。

日本には、分かっているだけで、地滑り・崖崩れなどの土砂災害危険箇所が何万という桁であります。調査はすべてを網羅していないので、実際にはもっと多いでしょう。

やむをえない場合は家屋を移転させることも含めて、対策を急がなければなりません。
また、たとえば「降りはじめから200ミリの雨で崖崩れの危険が高まるので、そのときには自主的に避難を」というように、どの程度の雨でどういう危険があるのか、場所ごとにリスクを住民に知らせるなど、ソフトの対策が急務です。

有史以来降ったこともないような超過大な大雨を想定して、不要なダムの建設に躍起になり、「百年に一度の大雨は明日にも降るかもしれない」と騒ぎ立てているうちに、それほどでもない梅雨や台風の雨による土砂災害で毎年おおくの方が実際に亡くなっています。

毎年、多数の死者を出しながら、土砂災害対策費はほんとうにお寒い状況です。
いらぬダムにつぎこんでいる何百億という金を土砂災害対策にまわせば、どれだけの命を現実に救える(た)か…。

過大な「想定」が「現実」の死者を出している、とも言えるでしょう。

土砂災害対策は、地元の中小の建設業者でもできます。
ダムになると大手・準大手、せいぜい中堅規模の建設業者でないとつくれません。
前者は天下りを受けいれるゆとりはないけれど、後者は天下り先になります。

やらずともよいことに手を出して、やるべきことを放置する。
理由は意外と分かりやすい。