旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

出会いたかった大人になったか?

2015年07月22日 23時35分21秒 | 社会と政治のこと
私は高校生の頃からいつも大人に対して怒っていた。
これと分かる反抗期はなかったが、面と向かって反抗するよりも、大人をじっと観察して
「こんな大人嫌や・・」とじっとり視線をおくる暗い子どもだった。
(今でも母に「自分がズルをした時のあんたの目が嫌やった」と言われる)

かっこいい大人は身近にいなかった。
父も、母も、うんと遠くから他人だと思って見てみると今でこそかっこいい場面が見えてくるが
同居していた頃なんてもう本当に最悪だった。

大人ってなんてくだらんのだろう、と真剣に思っていた。
大人ってなんてダサいのだろう、と通学電車の中でいつも思っていた。

かっこいい大人に出会ったのは、旅にでるようになってからだ。
私が大嫌いだった(おそらく父との関係が影響している)「おっさん」の中にもかっこいい人が
いることを初めて知った。会話できるおっさんがいることが衝撃だった。
かっこいいおばさんに出会ったのは北海道をなりゆきにまかせてヒッチハイクしていた時だった。
「旅を続ける中で、出会ったばかりの人と次々さよならしなければならないのが寂しい」と言った
私にそのおばさんは「それが旅なのよ。その素晴らしさに気づくときがくるわよ」と優しく
教えてくれた。「今、何歳?」「19歳です」と私が答えたときのその人の微笑みを私は今も
はっきりと覚えている。

さて、時は流れて大人の私。どうだ??

19歳の私が出会って、かっこいいとまではいかなくても「まあ、大人になるのも悪くない」と
思ってもらえる程度のかっこよさは身についただろうか?
今、彼らの話を「でもね」「そうはいうけどね」「まあ、大人になったらわかるよ」としょーもない
言葉で遮らずに聞くことができているだろうか?「大人になってないからわからないんだよ。だから
聞いてるんだよ」という若者の気持ちをごまかさずに受け止めているだろうか?
彼らの無謀さや、危うさや、飽きっぽさをバカにせずに「やってみなはれ」と応援できているだろうか?

SEALDs関西のデモに参加して、御堂筋を歩きながらそんなことを考えていた。
私の行動は少しでも彼らの疑問に答えることができただろうか。希望を感じたのは彼らではなく私の方。
大人のやることなすことに怒っていた私は、怒られない大人になれただろうか?



ためいきの朝

2015年07月22日 06時14分04秒 | 日々のこと
昨日は22時前にバタンキュー。火曜日だというのになんなんだこのしんどさは?
眠っている間に蚊にくわれたようで、朝からかゆい。不愉快。

今日雨が降るなんて知らなかった。せっかく乾きかけていた洗濯物が濡れているではないか。
うちにカワックなんてない、乾燥機もない、除湿器もない。はあ・・・

そんな日なのに福がおねしょ。毎日おねしょするわけではないのだけれど、
なぜか雨の日におねしょすることが多い。なんでや?冷えるのか?
朝から洗濯機をまわす。が、もう干すところない。

星が起きてきてシャワーをしないと泣きながら怒っている。
手足口病のぶつぶつで身体がカサカサなのでシャワーをして薬を塗りたいのだが
なぜこんな簡単なことにこんなに時間がかかるのだろう。

時間ばかりが過ぎていく。
電車に乗る時間が近づいてくる。
イライラしてもしゃーないと分かってはいるが、思い通りにならないことにイライラする。

はあーーーーーーーー
深呼吸。

もういっかい。
はあーーーーーーー


さ、今日を始めよう。
こんな朝でも、なんとかやっていこう。いくしかない。

友の声続き

2015年07月22日 05時47分53秒 | 社会と政治のこと
◆ちっちゃい子どもを二人抱えた友人

「返信遅くなってごめんなさい
 日々の雑事に追われ、なかなか現実的な動きが出来ないのが現状ですが、そんな中、デモに参加するママ友がいるとい うのは、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなとちょと上から目線(笑)で思いました。
 ぶっちゃけ、自民党が政権をとった時点で、もう戦争やな…(*_*)と思ってた私なので、安保が通ってもやっぱり…と しか思いませんでした。もちろん、安保も戦争も大反対です、憲法9条改正も大大反対です。祖父は満州に行ってた人 で、祖母たちからリアル戦争の話を聞かされて育ちました。沖縄戦に比べたら痴話喧嘩みたいなものでしょうが。
 
 平和ボケしてると言われようがなんだろうが、ベクトルが戦争の方へ向いたことが恐ろしいと思うのです。私も思うこ とは多々ありますが、現実的に息子が水疱瘡で昨日から発熱、今朝からぶつぶつ。出掛けられないと知って機嫌が悪い の で、家でお世話しときます。影でしか声援を送れませんが、戦争はんた~い!憲法9条まもれ~!

→現実的に息子が水ぼうそうっていうのが、リアル(笑)そうだよね。動けないよね。こうやってぐっと
 集中してメールを返信することだけでもどれだけ大変なのか、家の中に子どもがいる人ならみんなわかるはず。
 それを思うと「ああ、ほんとにありがとう」と思いました。

◆保育園の後輩

 「おはようございます。返事が遅くなりました。うまくまとまらないかもしれませんが、今の思いを綴ります。

 私、正直政治にそれほど興味はありませんでした。
 「選挙か。とりあえずマニュフェスト読んでみようか」 「あー、またしょうもないこと言ってるわやってるわ」   「いい大人がまともに話し合いすらできなくて、恥ずかしい」 「でも、でも、こんな日本だけど絶対戦争はしないは  ずだから…」

 と思っていたのですが、このところの穏やかじゃない空気には不安な気持ちでいっぱいでした。そしてこの安保法案可 決、ショックでした。日本もあの忌まわしい戦争を繰り返す道に進んでいってしまうの?と。そんな中、小島先生から のメールでした。話題に上らないことが一番怖い、まさにその通りだと思います。心にずんと響きました。自分がアク ションを起こす、そこまで考えたことなかったです。でも、このままじゃあかんと思います。何があっても戦争だけは 絶対にあかん。

 私、今は表面的なことしか知りません。絶対反対といいながら、そもそも安保法案の全文とは。今、日本はどこに向か おうとしているのか。まずは政治に興味を持つ、そして知ることを大切にしたい。今の状態でデモに参加するのは正直 言うと、不安です…。アクションを起こすにはあまりにも無知なので、知った上で、心の準備をして、私にできること を考えたい。
 小島先生の言葉に、思いに、心動かされました。ありがとうございました」

→私がメールを送ってから、一生懸命考えて、考えて、それでようやく返信をくれたんだな、という
 彼女の真面目さが伝わってきました。ありがとう。難しいボールを投げちゃってごめんね。
 私だって本当のところは何も理解できていないのかも知れない。「なんとなく嫌や」その感情で突っ走って
 いるだけなのかも知れない。学び、理解を続ける努力をしなければ、彼女のメールを読んで改めてそう思いました。


友の声続き

2015年07月22日 05時38分24秒 | 社会と政治のこと
ないことの方がおかしい賛成意見がようやく届いた。
「そうだよな」と思う部分もある。でも私の考えとは違う。
それでもこうやって話題を共有できることに意義があると思う。
そして考えをぶつけあった後も、関係が変わらないことが本当の大人の関係ではないかと。

複雑。でも嬉しい。またおいしいもの食べながら飲みながら話そう。
どうせ酔っぱらって、めっちゃくだらん話に脱線して、最後はどうでもよい下ネタになって
ゴキゲンに夜の街で解散するだけになるだろうけど・・(笑)

◆友人


「こずっちお疲れさん。
 返事遅れてゴメンよ。

 本題。

 ん~・・率直に言うとワシは安保法案に賛成なんよね。

 てか、反対って言うてる人の中で、どれ位の人が世界情勢だとかについてちゃんと考えてるのか、勉強してるのか疑問 に思ってるところもある。
 現在アメリカの弱体化で、日本と極東地域の安定を守るはずの日米安保の抑止力が低下してる。で、その結果が中国に よる南シナ海の埋め立てって形で実際に出てるよな。
 こんまま日米安保の抑止力が低下し続けたら、いずれ日本の安全も脅かされる可能性が高いよ。

 実際、アジア太平洋諸国でこの法案に不支持は中国と韓国だけ。
 ロシアと北朝鮮は静観。その他ベトナムとかフィリピンとかのASEAN諸国やオーストラリア、ニュージーランドは「歓 迎」や「支持」を表明しとるよ。ま、歓迎や支持してるのは中国の脅威を感じてる国なんやろね。
 
 なんか、こずっちの
「難しい話はええねん!」
 って声が聞こえてきそうやねんけど、凄く大事な話で、こっちがいくら平和に凄そうとしても邪魔してくる奴がおるか もしれん。てか、このままやと間違いなく邪魔されるやろう。
 それを未然に防ごうっちゅうのが今回の法案やし。

 あと、反対運動やデモをしてる人達が国旗を掲げてないことに凄く違和感を感じるわ。反対派の人達も国を思って反対 してるはずやのに国旗を掲げる人がおらんのは???ってなるんよ。

 ただワシも確かに強行採決は良くないと思うねんけどな。
 でもそれも、法律に則った選挙で国民に選ばれた人達が法律に則って行ったことやでな。

 賛成派も反対派も、ワシもこずっちも戦争なんかしたくないのは当たり前のはず。
 ただ、そのプロセスが違うだけやろなと思うし、そうでないと困る。

 もしかしたらいるかもしれない戦争したい賛成派、日本の弱体化をはかりたい謀りたい反対派。そういうのに騙され流 されんようにするためにも、「なんかムカつくから」とかじゃなくキチンと勉強して自分の考えを持たんとな。自分の 意見に則った気持ちのええ話だけを見聞きしとってもアカンしな。

 正直、こういう賛成反対なんて話は相手の意見を聞いてもなかなか相入れることはないわな。はなっから相手の意見を 否定しようと構えるところもあるしな。
 せやからタブーなんやろうな」