旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

安保法案反対。みんなの声

2015年07月18日 23時38分15秒 | 社会と政治のこと
今日も一日友人たちからの返信が届いた。
「そうか、そうやったんか」とありがたい気持ちで大事に読ませてもらう。

以下、紹介させてください。

◆学生の時の友人

「おはよう。雨がよく降るね。メールありがとう。ブログも読んだ。
 関西大学生のツイッターも読んだ。
 安保法案が可決されたことは知ってた、けど内容はよくわかっていなかった。

 流される日々に、っていう言い訳。

 でもワタシはたとえ専業主婦でも、詳しくは知ろうとしなかただろうと思う。
 政治に対して興味がない。アンテナが立たない。
 
 梢の「辺野古いく」も私にとっては、ぼんやりとした輪郭の中だった。(ピンと
 きてなかった)

 これから情報集める。読み漁る。インターネット上をサーフィンします。

 「話題にのぼらないことが怖い」 このひと言が印象に残った。
 
 「戦争」なんてワタシには(日本には)無関係、ワタシ、家族、友人、同僚、先輩、
 後輩、関係する全ての人々に無関係、なことが当たり前と思ってる(思ってた)けど
 違うんだ。
 
 ワタシはまず「知る」ことだね。こんな内容のメールで恥ずかしいけど、正直な今の思い。
 
 メールありがとう。気持ちをぶつけてくれてありがとう。ワタシにチャンスを与えてくれて
 ありがとう。

→私だって経済の話をどれだけ深刻にされても、ポワーンとしてしまう。全然耳に入ってこない。
 ああ、プロ野球の話もだ。
 「調べる」ことよりも「感じる」ことを。
 「わかる」ことよりも「知る」ことの方が大切。 そう思う。

◆ご近所さん(笑)

 「梢ちゃん、メールありがとう。何を言ってるんやなんて思うわけない、きちんと言葉に
 してくれて感謝です。

 日本の政治はハァーって事ばかりだけど、戦争さえやらなければ何でもいい、と今までは
 思っていたよ。
 勉強不足で、自分の意見もロクに言えない私ですが、話題に出さない雰囲気、やめたいね」

→昼間に八百屋さんの前でバッタリ。直接「メールありがとう」って言えた。
 ご近所さんの素晴らしさ。こういう小さな偶然が幸せってことなんやな、と思う。

◆いつも何かを発信している憧れの女性

「昨日はメールありがとう。勇気づけられました。
 今回の強行採決、涙がでるほど腹立たしかった。周囲の無関心ぶりも腹立たしい。
 教皇採決の日も、フェイスブックのタイムラインにコメントしてたのは数件のみ。
 ママたちは相変わらず、ゴハンの話題ばかり。そんな世の中にも腹が立ちました」

→ママたちはゴハンの話題ばかりってところが鋭いなあ。そうなんだよなあ。
 私もゴハン大好きだけどさ。ちょっだけ自分と我が子の周りにあるものを俯瞰して
 みれば見えてくるんだろうけど。

◆人生の大先輩でもある友人

「こんにちは。熱い熱い思いが噴出したって感じのメールしかと受け取りました。
 同じこと思ってたなあ。日本人はなんで議論を嫌がるんだろうって。政治の話はもとより
 どんな話でも喧嘩じゃなくて議論したいと思うのに、なあなあというか、ことなかれ
 というのか、そんな雰囲気になると口をつぐむ。
 
 前の秘密法にしても今回にしてもなぜもっと時間をかけて国民の理解を得ようとしないのか。
 あんなに反対の人がいても強硬されるのか。安倍さんはどこに向かおうとしているのか。
 ダンナとはいろいろ話します。デモは行ったことなかったなあ。街頭の反対署名には署名
 したりしたんだけど。また会った時にたくさん話したいわー」

→喧嘩じゃなくて議論がしたい、って意見に本当同感。
 議論を交わすって本当はとても楽しい大人の遊びだと思うんだけどなー。

◆保育園の仲間

「メールありがとうございました。いろいろ考えました。「話題にのぼらないことが怖い」
 確かにそうだと思いました。今回は実家にいるため参加はできませんが、考えるきっかけを
 下さってありがとうございます。
 今までいろんなことをニュースで見聞きしていて「ん?」と思うようなことがあっても
 静観しかしてなかったけど、それってあかんかったなあって考えさせられました。
 なんかうまくいわれへんけど、いつも子どもにいうてる「あかんもんはあかん」
 私もしっかりやっていく!(ちゃんと考えて・・・)いつもハッとさせられます」

→あかんもんはあかん。うふふっ、あなたよくそれを子どもに言うてるもんね(笑)
 言う通りだと思う。あかんわ。

◆幼なじみ

「こうちゃん、メールありがとう。 私はデモには行かないけど、気持ちは同じです。
 安保法案そのものには、まだ理解が十分ではないかもしれないけど、やっぱり反対です。
 国民の命を守る方法は他にもあるはずだと思う。
 そして何より、今回の独裁政治には心から憤りを感じたよ。本当に恐怖だよね。
 私も日々勉強して、今できること、未来のことを考えて行動したいと思う。
 それぞれの立場でがんばろうね。デモ、よろしく!」

→「デモに行けない」ではなく「デモに行かない」って表現がとても彼女らしい。
  そうはっきり言い合えるのは、私たちが信頼しあっているからこそであり、
 こんな友人がいてくれることで、やっぱり私は明日も生きようと思えるんだな。

◆学生の時の友人

「こずえ。サクサクと反応が返ってきてるね。ブログもかなり燃えてる!
 私はようやく息子と戦争の話をするきっかけに。なんとなくちゃんと話してなかった。
 上手く言えなかったし、書けないけど怖い言葉を発した息子にもっとちゃんと私の
 言葉で伝えなきゃ、色んな話をしなきゃと思った。
 デモのことや、こずえの気持ちはわかったけど、私自身がよくわかってないのもある。
 わからない、を脱する。こずえはその一歩を私に、家族にくれました。
 誰かも言ってたね。私は私のできることをする。みんながそれをすることで
 大きな力になりそうだね。
 日曜日は行けない。でも私の一歩を踏み出すよ。ありがとう」

→迷いながら、迷走しながらも、進み続ける彼女らしい決意表明。ありがとう。
 一緒に見守りあいながらこれからも小さなこと、大きなこと、解決していこうね。

みんな本当にありがとう。
よくわからんのやけど、これ多分フェイスブックとかツイッターやったら瞬時に
シェアできるんだよね??

でももう一度文字を打ち込むことで、みんなの考えてることや、思っていることが
自分の中にもスッと入ってきたよ。私に対するあたたかい気持ちも。
「わからない」ことなんかない。ちゃんと事の本質はみんなまっすぐ感じ取っている。
その思いを強くしました。

シェアってこういうことなんだ。きっと。
大事なことを教えてくれてありがとう。




なんで私はこんなに怒ってるんだ?

2015年07月18日 19時27分51秒 | 社会と政治のこと
法案が可決されたからといって、今すぐ戦争が始まって爆弾が落ちてくる
わけではないことぐらい分かっている。いくらなんでも21世紀のこの世界で
そんなアホなことはないだろう。

なんでもかんでも平和が全て。売られたケンカも買いませんから、って
それが完璧な解決方法でないことも分かっている。

それでもなんで私はこんなに怒ってるんだろう?

いろんな人の意見を聞いて、わかった。

「勝手に決めるな」

もうこの一点なんだわ。これしかない。私がこの法案に反対する理由は。

民の声を聴かずに(選挙で聞いたと言われれば残念ながらそれまでだが)
意味不明の言葉を並べ立てて、さも説明したように涼しい顔して、
ほんで、可決された途端「国民の声を聞いて、新国立競技場計画を見直します」だと。

ふざけるな。
ほんまにどこまでバカにする気なんや?

それで「ほれ、声聞いたったやろ。見直したったやろ」みたいな顔すんな!

なんやねん「本当はあのデザインは生ガキみたいで嫌いやった」って。
アホか、カキに謝れ、カキに!! あんな旨いもんそうそうないわ。海のミルクじゃ。

私の怒りの原因がはっきりわかったことで、いろんなことが整理された。

「わからない」「知識がなくて理解できない」「これから調べてみるね」
そんなメールをたくさんもらったが、いろいろ考える前に、生理的に「これ嫌だ!!」
「なんか腹立つ!!」その感覚が一番大切なのだと思う。
だから「よくわからなくてごめんね」って謝らないで。お願い。あなたは何も悪くない。

夕食の支度を光速で済ませて、時間の隙間に怒りまくる私だ。(ちびたちは公園いった)
さあ、ごはんだ。“暮らし”の力を、それを太古の昔からまわしてきた民の力を
なめてもらってはこまる。

「勝手に決めるな!」





宣言してみたら、あちこちから声が届いた

2015年07月18日 08時52分34秒 | 社会と政治のこと
「日曜日にデモに行きます」宣言をしてから30分・・・
ぼつりぽつりと返信が届き始めた。しかもどれもあたたかい。怒っているけどあたたかい。
無視されることが一番怖かったのだけど、必要なのは「言いだしっぺ」だったんだと気づく。
以下少し紹介。

◆子どもの現場の最前線にいる尊敬すべき女性から

「おーっ!個人の意思で動く人!そしてそれを公言する人!かっこいいと思います。
 私は職場の労働組合に入っていますので、安保法制や沖縄など、政治にもの言う
 活動に関わっています。基本的に私は、子どもたちにとってどうなのかという視点で
 動いていきますので、もちろん今の安保の動きには納得いきません。
 そしてそれぞれができることを確実にやっていく琴が政治を変えていくとも思います。
 どうにかしたい人から動きましょう」

→明石を中心に行動されています。8月2日に「ピースフェスタ」開催。

◆旅を通じて出会った友人から
 
 「私は遠方やし、4人の子を抱えているから大阪にはいけません。しかし、誰よりも
 怒っているし、心底デモを応援します。
 ここまでやられて支持、非支持が拮抗している日本国民って何なんだ?馬鹿にされて
 いるのに気づいてない?経済だけを最優先?
 政権の学者、学問を愚弄する態度も許せません。本を焼く政権は人も焼くようになります。
 誰よりも怒る理由があるのは、私ら子どもを産み育てているおばちゃんです。私たちの
 子どもがその子ども、その子どもが孫を育てる邪魔をする政治はいりません。」

→メコン川のボートの上で出会った彼女。「勉強してるとアドレナリンがでてくるねん」
 という言葉が衝撃的やった。いつも何かを考えていて、クールなのに情にもろい。
 「旅つづり日々つづり」でも紹介しています。http://blog.goo.ne.jp/eurotrek/e/b496de07db052638adc2c5569120ccf5?fm=entry_awp_sleep

◆3月まで働いていた保育園の後輩たち

「私もあんなに反対してるものを、こんなに強引に通すことに一番不安を覚えています。いずれ
 近い未来、平和への思いを口にしただけで、非国民だ!と虐げられた昔の日本が戻ってくるの
 ではとすごく怖いです。私は当たり前に戦争反対!平和を守りたいと思います。
 だから安保法案も反対です。うまく言葉がでてこずすいません。
 SEALDs関西の活動よく目にします。19日のデモには参加できませんが、参加することで
 新しい気づきもあるのかな、とメールをいただいて思いました。それまでに更に勉強して
 自分なりの理解を得たいと思います。」

「めんどくさいメールだなんてとんでもないです!毎日安保法案についてのニュースが流れ、
採決されたことに「どうして?なんで?」「国民の声や想いはどうなるの?」と思いながらも、
何もせずに毎日過ごしている自分がいます。情けないです。
残念ながら20日は予定があり参加することはできないのですが、小島先生からのメールを読んで
改めて色々なことを考えるきっかけになりました。
デモに参加はできないですが、沢山の人々が反対を訴える声や平和を願う想いが少しでも届いて
欲しいと願っています。わざわざ連絡ありがとうございました。
また近々みんなでお会いできるのを楽しみにしています!」

「私は安保法案が勝手にどんどん決まっていくのをニュースで見て、なんで?それは違うのでは?と
 思っていました。19日のデモには予定があるため参加出来ませんが、違う方法でも自分の気持ち、
 思いを届けていけるようにできたらとあらためて思いました。
 ジッとして何もしないよりは今動くべきなんだと。
 メールありがとうございました。また会いたいです!会いましょう!近々!!!!」

→彼女たちは全員20代の保育士。新人の時から一緒に仕事をしてきたが、いつの間にこんなに
 自分の言葉で自分の意見が言えるようになったんだろう。以前は会議でこんな話に少しでも
 傾いた瞬間、場が凍り付き無関心と黙殺で済まされていたというのに。
 このメールは本当に嬉しかった。自慢の後輩たち。自慢の保育園。
 
 文面の端々から「これはすぐに返信せなコジマにどえらいめにあわされる。へたなこと言うたら
 またこてんぱんにされる」という切羽詰まったものも感じるが(笑)ま、いっか。
 ありがとう。私こわかったもんねー。


◆ママ友から友になった友人


「梢ちゃんメールありがとう。メールするのも、ブログ書くのも、相当の覚悟と勇気がいったのでは、
 と思います。デモの事教えてくれてありがとう。地元を離れてからは政治の事とか誰とも話できな
 かったし、こんな保守的な町では、めっそうもない。ってそんな時に梢ちゃんが想いをぶつけてき
 てくれて、うれしかったよ。ありがとう。
 デモに行くか行かないかはまだ迷い中。自分で決めたいと思います。
 梢ちゃんみたいなまっすぐな友達がいて幸せです。まだ私たちにできる事はいっぱいあるもんね。
 平和ぼけしている日本人、今立ち上がらねば。おやすみ。」

→大人になってから知り合った友人と、こんな深い話ができただけでも意味があったと思う。
 ありがとう。

◆大学の時の友人


「メールありがとう。知らないアドレスもあったけと、梢がこの人と是非!っていうメンバーだったん
 だろうね。その中に私も入れてくれてありがとう。
 何回も私なりに固い頭で考えて、新聞しっかり読もう、ニュースを聞こうとか色々やってみたけど、
 長続きしない。やっぱりわからない。だから、誰とも自分からは政治の話はしなかった。
 言わないのじゃなくて、何もいえなかったんだ。
 でも、やっぱりやっぱりそんなままではイヤやから、子ども新聞をとることにした。勉強するよ。
 いろんなこと知るよ。
 ずっと恥ずかしくて言えなかったけど、梢のまっすぐな気持ちに目を逸らすことができなかったし、
 適当なカッコつけた言い訳したくなかった。私もせめて気持ちまっすぐに応えたかった。
 デモには行けない。でも、私は私のできることをする。」


→いつでも打てば響いてくれる彼女。何をしても「で、梢は大丈夫なの?」と私を包んでくれる
 優しさがあるから私は安心して?横道にそれることができるのだと思う。甘えているんだね。
 情けないのはこっちの方だよ。
 子どもを新聞を読むって素晴らしいアイデア!うん。それいい、すごくいい。


◆東京で限りなく私と近い思いを抱いている友人


「廃案になったらいいな、原発がなくなったらいいな、くらいでは止められません。
 本気を出すときです。」

→パンチがあるとどめの一言に、背中がシャキッとしました。


思い切って投げかけてみたら、きちんとこたえてくれる人たちがいた。
もう少し、この世界を信じてみたくなった。私はこれからも“言いだしっぺ”であり続けよう。
鬼ごっこで例えるなら、最初に「♪おにごっこするもの、よっといで♪」と人差し指を空に
突き出すあの役目だ。よし、それをやろう。















SEALDs関西 内田樹氏の言葉が響く

2015年07月18日 00時41分31秒 | 社会と政治のこと
いろんな文明を駆使している仲間が私を助けてくれる。
ありがたいなぁ。動画を送ってくれた。

7月15日の法案が成立した日に梅田でスピーチした内田樹氏。
こんなにも分かりやすい言葉を、滑らかに並べ続けることのできる
内田氏のような人間が首相だったらどれだけいいことか。
分かりやすい言葉で説明することが、どれだけ難しいことか。

スッと入ってくる言葉のひとつひとつに魂がのっかているのが見える。
「見える言葉」を操る人だ。すごい。


http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253094

この動画の中の3/4 19:29~の部分にスピーチが入っています。
そのほかの学生のスピーチもとても胸打たれます。

原稿はスマホなのね。
私なんか今日土砂降りの三宮で途中下車して30分と決めて原稿用紙に
あーでもないこーでもないと辺野古の感想をまとめてたわよ。
当然縦書き。作文かいな。でもあのマス目を埋めるのが快感なんだよねー(笑)