KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

井戸端会議

2017-09-05 17:18:57 | 月例会レポート

久しぶりに健康いきがいづくり三重の会の月例会に参加しました。

9月2日の午後、会場は鈴鹿カルチャステーションです。

大通りを挟んで、わが家から目と鼻の先という感覚がありましたが、

日差しがきつく、大通りで車が途切れるのを待つ間も立っているのが

しんどく、距離を感じました。

 

会場は、入って左にあるカフェコーナーでした。大平さん、余川さん、

康子さん、南伊勢から上野さんの顔もありました。照子さんは、生まれて

4ヶ月の孫と来ていました。中井さんは、パソコンの前で、パソコンに

詳しい美映さんと何やらやっていました。

 

大平さんが、「今日は健康生きがいづくり協議会の本部からDVDが

送られてきたので、それを観たいです」と挨拶しました。

「どこでやるのかな?」と思っていたら、ぼくの坐った席の背中に

スクリーンがありました。

 

「健康寿命」のことやこの間の公開講座で西部包括ケアセンターの

鈴木さんから聴いていた「フレイル」(年齢や疾病による心身の

虚弱化という意味らしい)の予防についてです。

大学の先生が、フレイル予防のポイントは、「バランスの取れた

栄養」「適度の運動」「社会参加」ですと、図で示してくれました。

滋賀の健康生きがいづくり協議会では、「百歳大学」を開設して、

その道の専門家を呼んで講座を開いているという紹介のDVDも

観ました。

 

その日は1時間ぐらいで退席しようかと思っていました。

観ての感想というところで、南伊勢で地元の老人の通所介護を

自宅でやってきている上野さんが語り始めました。

「フレイル予防の三つのポイント、参考になりました。

自宅で通所介護をやりはじめたのは、妻なんです。はじめは

近所の年寄りの井戸端会議の場になったらいいな、と。

そのうち、年寄りと体操をしたりしてたんですが、体操だけでは

人は寄ってこないんですね」

上野さんの話を聞いていると、寄ってきている人は元気ハツラツ

らしいのですが。

 

「地元には、老人会がありますが、65歳ぐらいの元気な老人は

寄ってこないんです。老人会に参加すると、地域のトイレ掃除とか

いろいろやらされるので、そういうことはしたくないとなるんですね。

ときに、老人会の役員同士が仲が悪かったり・・・」

上野さんは、以前から地元の老人が元気に暮らせたらいいなあと

願っています。

 

「通所の年寄りたちが、お弁当をつくって近所の年寄りに配るという

のは、なかなかいいね。みんなで食べるとか、料理するとかとなると

人が寄ってくる」

「お弁当つくるのは、誰が進めているんですか」と声。

必ずしも、通所に来ている人だけではないらしい。

南伊勢の役場などかかわっているということもあるらしい。

そこ、詳しく聞きそびれて、曖昧なままですが。

 

中井さん「おふくろさん弁当の夕食弁当の届け先は一人暮らしの

老人が多いだよね。ここのところ、もっと本腰いれて、知らせて

いったら、地域の老人の暮らしにかかわれるんだけど。

弁当の配送だけでなく、届け先の老人と親しくなっていったり・・」

 

この辺から、参加者が俄かに活発に、上野さんや中井さんの話を

聞いて、思ったことを出し合いました。

遠慮や気兼ねなんかなくって、各自老人と接している感じから、

いろいろな感想が出るはわ、出るわ。

お弁当を作って、地域の老人に届ける、というイメージが膨らんで

きました。

ちょっと、楽しい気分でした。

上野さんが、言っていた井戸端会議ってこんなものかなと思いました。

「そうだよなあ、こういう雰囲気の中から、老人にお弁当を配りながら、

老人と暮らしをともにするのも面白そう、という人が現れたらいいのに

なあ」とぼくの感想。

 

振り返ってみると、健生みえの会会員の中にある「理想の暮らしを語る会」

では、ここ2年の間に、2ヶ月に1回、地域のお医者さん、地域包括支援センター

の職員、在宅看取り・介護のスタッフの人をお呼びして、公開講座を

してきています。

お話が終わったあと、聞いてみてとか、質問のコーナーは、話す人、

聴く人の境目が少なく、何か、そのテーマについての井戸端会議の

ようになってきたという雰囲気を感じます。

 

地域のなかのお医者さん、関係団体の人、行政の人が、立場という

気持ちもあるでしょうが、ともに地域に暮す住民として、さまざまな

テーマで話し合えたらいいなあ、と思いました。

 

気がついたら、どうも2時間近く、坐っていたようです。

また、日差しがまだ強い大通りを、車の往来が途切れるところを

見計らって、帰りました。

ちょっと、無理してしまったかな、と思いましたが、何かしら

楽しい会でした。

介護される人も、介護する人も、同じところで、それぞれの気持ちを

ありのままに出し合えて、お互いが受けとめ合えるようになったら、

面白いだろうなと思いました。

(宮地)


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1 コメント

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感激です (余川)
2017-09-06 14:56:45
 久し振りに、宮地さんの議事録を拝読し、大感激です。
やはり、格別に思います。会議は、右に、左にと話が行くこともありますが、それが、この会の特徴でしょうね。なぜか、安心した気持ちになります。
 それに、宮地さんの記録は、会議の内容の価値を倍化してくれます。大変なこともあるでしょうが、宮地さん、ぜひ続けてくださいね。
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