KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

七月の熱い汗は いま

2013-08-26 16:55:22 | アクションデー

 

「みえ中日ライフ(2013年8月 NO14)」に

<歌に合わせ土固める> というタイトルで

地域創生の<炭焼き窯の窯打ち>が紹介されていました。

 

 「畑に行こう・畑で食べよう」企画で参加した小学生の両親が

中日新聞に載っていたよ!と知らせてくれたり、

他の人も数人同じように、話していて、

その話を聞いた時から

新聞を見たいと思うようになっていた。

  

 

ある日そのことを友人に話した。

そしたら、翌日その友人が 新聞を届けてくれたのです。

早速読みました。

 

この新聞を読んでいて、熱い汗を思い出し

健生の皆にも知らせたいと思った。

健生の定例会でも話題となり、話がはずんでいたし、

健生メンバーの高崎さん、鈴木さん、辻屋さん、郡山さんなどは

炭窯プロジェクトリーダーで、この窯づくりでは

文字通り一から十まで進めてきた 四人組みである。

また窯打ち当日の昼食は、

中井佳子さんや宮地小浪さん辻屋康子さん等によってつくられてきた。

顧問の余川さんも窯打ちに参加し、熱い汗で応援メッセージを送っていたのです。

 

7月のこととはいえ、他の皆にも知らせたくなった。

 

窯開きは 9月15日の予定です。 どんな 窯が出来ているか

内側から探索してみませんか。 

炭出しを一緒にやってみませんか!

お昼は、出した炭を使ってのバーベキューです。

お楽しみに!!

   8・26 大平


涼求む

2013-08-20 06:45:26 | 毎日の事

 「明日朝5時から晴空(はるく)、預かってほしい」と娘から電話。

 甲子園に高校野球を観に行くという。

 姉ちゃんの風友(ふゆ)は行くといい、弟晴空は行かないと

いったらしい。

 

 朝5時すぎ、晴空は予告にたがわず、わが家にやってきた。

 ぼくらの布団に寝そべって好きなテレビを見ていた。

 ババは、近くの渓谷でお昼ごはんを食べたいとさっさと

お弁当をつくった。

 晴空は、あんまりその気がないみたい。

 「焼き飯が食べたい」

 ババ「焼き飯ならつくってもっていくわよ」

 

 晴空はついて行くしかない。

 車で30分。石水渓というところに着く。

 渓谷は木々に覆われて、緑陰となり、大きな石の間を

流れる水は透き通っている。

 流れに近い大きな平な石の上でお弁当をひろげる。

 さわさわと水の音。ミーンミーンと蝉の声。

 「涼しいじゃない、ここ」とババ。

 「食べたら、帰ろ」と晴空。

 

 岩場から上流になにか書いてある。

 「なんだろう」

 晴空が見に行く。ババも見に行く。最後にぼく。

 石に足をとられながら。

 

 流れが池のようになっているところで一休み。

 晴空がはじめたのか、ジジが応じたのか、水のひっかけこが

はじまった。

 気がついたら、二人共、ずぶ濡れ。

 笑いが止まらない。

 

 帰りの車は、パンツ一枚のジジが運転。

 晴空は素っ裸で、オチンチンまるだしで、いつのまにか

ぐーすか、寝ていた。

 濡れたTシャツが家につくまでヒンヤリしていた。

 

   はからずも ずぶ濡れわれら 盛夏かな

 

 みなみなさまには、暑中お見舞いもうしあげます。


                            (宮地)


秋来ぬと とはいうけれど 八月の会

2013-08-04 07:34:10 | 月例会レポート

 灼熱の太陽が鈴鹿の水田の稲穂に照りつけている。

 風がわったていき、穂波が寄せていた。

   秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

 こんなのをそんなに感じたのだろうか?

 

 この間、宮崎駿の映画「風立ちぬ」を妻と見に行った。

 8月月例会のあった夜、テレビで零戦と設計者堀越二郎と戦争で

死んでいった若者の番組をやっていた。

 そうそう、8月はその記憶があらたによみがえる月。

 「風立ちぬ」

 

 月例会のはじまりは、7月「はたけへ行こう はたけでたべよう」

企画をふりかえって。

 子どもたちと、三重県の美里大豆をはたけ公園で蒔いたんだよね。

 「美里大豆の播種は7月14日ときめてある」と中井さんきっぱり。

 「そろそろ、土寄せの時期だね」大平さん。

 「ぼくんとこは、早く蒔いたんで、終わっている」と伊藤敏正さん。

 

 お次は味噌談義。

 「敏子さんとこで食べた味噌汁、おいしかったなあ」と何人か。

 「作ってから食べるには早くないかと、おもっていた。大豆博士の

梅崎さんにきいたら、美里大豆は糖質が多いので、早めに食べても

大丈夫と聞いた」大平。

 「そうね、豆じたいがおいしい!」と敏正さん。

 

 「子どもたちも、いっしょに来た親御さんも大喜びだったね」と

辻屋康子さん。

 子どもたちは、水も滴るスイカにかぶりつき、キューリを丸ごと

バリバリ!

 

 句会談義になったら、余川さんの独壇場。

 「7月句会は、どの句にもまんべんなく点がはいっていて、

よかったなあ」と余川翁。

 「あのときは、いつもは一人5句選んでいたけど、7句にしたんです。

参加できない人が多かったんで・・・」と敏子さん。

 

 「先の会で出した”梅雨晴れ間”の句、まだまだ未熟だと思い知り

ました」余川さん、懺悔。

 他の人も、これまで句会やってきての感想、胸にしまってある

思いが炸裂した。

 中井さん。首をかしげながら・・・

 「以前、敏子さんがいい句はえらばれないって、言ってたでしょ。

最近、選ぶとき、じぶんにぴったりする句を選ぶので、いいのかな

とおもいはじめている。その句そのものに向き合っているのかなあと」

 「他人の句を読むときは、どこまでいってもじぶんが感じたことに

なるんじゃないの。作者のおもっているこおとには至らないのじゃない

かな」と大平照子さん。

 中井さん「どういったらいいかなあ。じぶんの感じ方を、もっと表面

てきでなく・・・・」

 「じぶんの見方を深めるということなら、納得・・・」と照子さん。

 

 

 だんだん熱くなる感じ。

 大平さん。新潟弁?なのか、そんな語り口で、とつとつと・・・

 「少年時代の詩を読んだ。有名な人、ロマン派。人の情、

人が人におもいを寄せる情。社会を先導するような情。その人の

情念。その濃いものにうたれてきた」

 なんだか、よくわからないけど、なんとなくつたわってくる。

「そうね、まさにじぶんに響いてくるもの、そこね」と敏子さん。

大平さん「そこがいいだよね」

 

 余川翁「選から漏れた人の句でも、どんな気持ちで詠んだのか

とか、聞いていきたいね」

 敏子さん「そうですよねえ。そういう句でも、そういう気持ちで

つくったのか、と分かったら、選んでいた、そういうこともありです

よね」

 

 さて、ここからが敏子さんの真面目だよね。

 「句会では、好きなもの選ぶ、これでいいとおもうんです。 

ただ、やっていると、どんなものを選ぶか、そういう目も養って

いくと、ちがってくるんですよね。季語にしても、生き生きして

くるような句もできるんです」

 さて、残念ながら、この辺になると、ぼくの記憶はぼんやりで、

関心のある方は、敏子さんの真意は、また直接聞いてください

ね。

 

 この談義の最中、余川翁の抜けがけが発覚!

 じつは、敏子さんに自分の句を読んでもらい、選評を聞いて、

俳句の腕をあげようとしていた。

 メールでおくるとき、宛先を「伊藤敏正さん、敏子さん」としていた。

 (決して、決して、余川さんを貶めようとするつもりはないんです。

こういう熱意こそ、句会の質を高めるるのではと、そこなんです、

気持ちは・・・)

 

 ちょっと、長くなってしまうけど、その全貌をここに記す。

 ーー伊藤敏正・敏子様            余川拝   7月21日

   今朝、急いでいたため、大変重要なこと忘れていました。

   それは、お料理にたいするお礼です。図々しくも、土産まで頂戴し、

   愚妻も美味しいと感謝していました。

    さて、聊か押し売りめいた感じですが、お言葉に甘え、駄句を

   3句紹介します。じぶんとしては、できる限り自然流に詠ったつもり

   です。お二人の忌憚のないご感想をお願いしますよ。

         窯まつり 人の縁知る 夏盛り

         暑き夏 新風顔に 窯まつり

         夢多く 滴る汗や 窯まつり

 

 

ーー余川さんへ                  敏子     7月22日

    素晴らしい句が産まれましたね。

         窯まつり 人の縁知る 夏盛り

    やあ、参りましたよホントニ。

    さらりと言って、力みがない・・・・なのに、・・・人の縁というもの

    の重みさえ、はっきり伝わってきます。

    夏盛り  という季語も生きていますね。

 

    どこかに応募されたらいかがでしょう。新聞や雑誌、三重県の

    俳句大賞など色々あります。

    きっと審査員のハートにもとどくとおもいます・・・結果、わたしも

    楽しみです。

    なんだか私も刺激されました・・・・もっと俳句に力いれなくちゃ

    ありがとうございました

     奥さまも句会にどうぞいらしてくださいませ。

     お待ち申しております。

 

ーー敏子さんへ             余川拝     7月23日

     過分なお言葉をいただき恐縮です。有難う御座いました。

     応募も一度考えてみます。

 

 「たかが」とおもっているわけじゃないけど、「されど句会」だと、

こういうやりとりを聞かせてもらうと、思っちゃうよね。

 

 8月14日は「はたけへ行こう はたけで食べよう」の日。

 中井さん、大平さん「この日は参加した人も、企画をつくる

人になってもらって、楽しい会にしたい」

 

 9月の「平成のやじきた道中」、滋賀の健生の人からまだ、

引き継ぎをするかどうか。返事がきていない。

 「もし、滋賀でやらないときは、ぼくらはお伊勢さんのほうへ、

いくかなあ・・・」

 「そうだね、やじきたのものがたりは、京都に行かずに

伊勢にいってるもんね」

 まだ、先のこと。どうなるか、ぼちぼちかんがえましょう。

 

 会が終わって、それぞれ灼熱の太陽のもと、帰路に・・・

 また、元気で会いましょうね!

 

                            (宮地)