続き
n 地域創生が何故今必要なのか?
n その必要とされる要因とはなにか?
l いま、多くの人は何を求めているか?
l その多くの人とはどういう人か?
そこで圧倒的多数をほこる団塊の世代とその周辺である
n 中高年齢者層に焦点をあててみる。
A)中高年齢者の求めているのは?
² 健康であることへの期待。
² 生きがいをもとめている。
² 日常が楽しく、心の充足感を期待。
² 社会参加への潜在意識がつよく、社会との繋がりをもって自らを活性化しようとし、高めようとする生活スタイルを望んでいる。
² 個人と社会との一体感(社会的存在の意識が強い)。
これらは表面的ではなく潜在的ないわば内なるエネルギー。
B)中高年齢者の実情は?
² 余暇をどう使うか? 余暇一元論の考え方で
楽しみながらの仕事・作業である。
² 親の介護・世話。
² 社会参加への在り方の模索。(必要とされる仕事に就きたい、そういう存在でありたい、役に立つことをしたい。団塊の世代の特徴?)
² 社会との繋がりをもって自らを活性・高める生活スタイル。
² 夫婦として再認識。
C)独身高齢者、独居高齢夫婦の実情
² 弁当等配達してもらい感謝しているがそれだけではもの淋しい。人間と人間の繋がり。(根源的な発信を見逃している。)
² 食糧品の配達、買い物が可能な関係の創造。(買い物弱者・移動販売車で対応している所もある)
² 照明をリモコンで操作できるように改善したい、家に手摺を
とりつけたい、節水型水洗トイレに改修したい。
² 誰かと話がしたい、おしゃべりがしたい(話を聞いてほしい)。
² 心の安定を育む食卓交流の場づくり(心配、不安のない、孤独にならない食卓)。
以上のように喫緊の課題としてあります。したがって
n <事業系での地域創生(コミュニティ創生)>を模索・検討。
n 事業系での地域創生コミュニティは果たして成立しうるのか?
² 事業と地域コミュニティとは別物ではない。
² むしろ地域の求めている期待が事業である。
² 例えば、障害を負っている家族が食事をするのに、周りに気兼ねしないで、語り合える食べ処が期待されている(一般の食堂では難しい)ように。
² 生産者と消費者はお互いを知ろうとしている。既成の関係から人とひとの結びつきを軸にした人間関係を模索し始めている。その先端を具現化。
実現するには、トータルなコーディネートが問われる。
l 原理は簡単、ニーズは外にある。
l 専門家集団が必要となる。
l 社団、NPO、共同組合、株式
このことを皆さんと共に検討し実現していきたいと考えます。
大平達男