KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

健康生きがいを考える            

2013-02-04 22:38:31 | 毎日の事

去年の12月に、津の実家の近く引っ越しました。84歳の父と、難病の義母が二人で住んでいます。

二人は地域の人たちや友達との付き合いを第一に生きて来たようで、今でも、電話がかかったり。いろんな人が訪ねてくれます。その縁で、私は今まで、ほとんど世話をしないで、好きなことをして生きてこられたと、気づきました。

いまだに84歳の父を囲んで、年に何回か会が開かれます。もちろんみんな年下の人たち。同年はこの世では会えなくなったようです。立って歩くと、やっと生きてるっ感じなのに、座っていると元気に話し続けます。

今日は三人で夕食を食べました。そんな事さえ、ほとんど無かった私達家族。でも、縛られないさっくりした、こんな関係も好きです。

健生の皆さんと出合って、私の本当にやりたいことにゆっくり、たどり着いたこのごろです。

                                            辻屋 康子

 


南伊勢から炭焼きの風・・・ 

2013-02-02 17:28:49 | 健生大豆日記

  ときどき、中井宅におじさんたちが寄ってくる。

 きょうの寄り合いは、炭焼きの話題が主だった。

おじさんたちの顔が少年のような好奇心と、調子にのって

膨らんでいく夢追いでけっこう活気があった。

 

 先日、南伊勢いずみ楽農会の炭窯で、炭出しがあった。

 そこに炭焼きに関心がある面々、2、3人が鈴鹿から炭出しの

現場を見にでかけた。

 じっさい、着いたのが朝10時半ごろで、炭出しは終わっていた。

ポイントを外すのは、いつものこと。

 でも、そこはモノ好きの面々、空っぽになった窯のなかに

入り、炭焼きの達人、師匠の右田翁から窯のしくみを微に入り

さいをうがって、伝えてもらった。面々は、メモを一言一句もらさぬ

よう、寸法や急所をメモした。顔は真っ黒に・・・

 「ここはなくてもいいが、かといってあったらいいこともある」

 微妙な加減を右田翁は余さず話してくれたらしい。

 

 その時、メモしたものから、大平さんが炭焼き窯を図面に起こした。

 それぞれ、得意なことがある。


 

 炭焼き窯は、高崎が2年かけて手入れしてきた、鈴鹿の西、丘陵

地帯のなかの雑木林につくりたい。

 昨年末、いずみ楽農会の田畑由美さんが、その里山を訪ねてくれて、

「ここなら炭焼き窯ができそうね」と言ってくれた。


 「ところで、誰が炭焼きをするんだあ?火の番とか、けっこう熟練が

いるぜ」

 「そりゃあ、鈴木英二さんだよ」

 本人「やるよ!若い時、マタギの人と山歩きをしたことがあり、その

とき味わったこと、もっと実現させたい。それに、ガキのころ、毎日

飯炊きをしていた」

「英二さん、脊髄のリハビリ中だろ」

本人「いま、プールで猛特訓してる。大丈夫!」

 

 高崎「炭窯をつくるとき、山の神さんに祝詞をあげる儀式をやる

らしい。こりゃあ、いいなあ。なにか、里山と人の暮らしというのが

描けてくる感じがする」

 英二「祝詞も、右田翁がじぶんでかんがえると言っていたなあ」

  今年最初の炭焼きがはじまりました。新年最初の火入れなので、

山の神様に御神酒と椿の葉に乗せた洗米を供え、祈りを捧げスタート。

今年もよい炭がやけますように。そして、山と海と人によい循環が巡り

ますように^_^(田端由美さんのブログ”天使のひるね”から)


 

 高崎「窯が出来るとなったら、地主さんにも了解えたいし、地域の

子どもたちの学びの場にもなっていくとなあ」

 中井「炭もあるていど、売れるようなものができたら、里山整備の

資金にもなるし・・・」

 

 このおじさんたちが参加している健生みえの会が、1月20日南伊勢町いずみ

にある楽農会の人たちと交流会をしてきた。

 南伊勢に吹いている風が鈴鹿まで、とどいてきそう。

   

                           (みやち)