今朝、目覚めた床のなかで、月例会レポートで余川さん談が
抜けていたと気がついた。
余川さんは、控えめに、孫の話をしていた。
「この間、孫がわしらの似顔絵を描いてくれたんだが、どう見ても
婆さんの絵がよく描けているようにみえるんだあ」
この感想にうなずく気持ちがおきた。
ぼくらも、長男夫婦が亀山に住んでいて、しばしば1歳半になった
孫、男の子がわが家にやってくる。
やったきたら、部屋中、ぐちゃらけになる。
よく見ていると、わが妻、おばあちゃんの顔をみて、笑ったり、
ふざけたりすることが多いように見える。
料理したり、食卓の準備などしていると、ついてまわっている。
おバアといると、心地がいいらしい。心地がいいということは、
自分が生きて行くうえで、なくてはならない人、少なくとも今、
この人に委ねきってもいい人、孫が意識しているわけではない
かもしれないが、そんなのもあるかなあ。
そんなこと思いながら、炬燵でうたたねしていると、ドカンと
乗っかってくるやつがいる。その孫だ。
理想の暮らしを語る会で、先回、「老人と子ども」というテーマで
出し合った。
そのとき、使った資料を、何かの話題にならないかなと、紹介します。
<老人と子ども>」
ーーご老人というのはみんな寂しいものだ。若い人に頼られると嬉しい」
「・・・老人ホームを新設する場合に、保育園とか幼稚園に隣接して
つくってほしい。
これは精神的な問題といいますか、自分が老人だと思える
ようになって、二、三年前から考えてみると、やっぱり老人というのは
寂しいものです。
自分の子どもとの関係はうまくいかなくても、孫的な子どもたちとの
交流があるのはいい。環境上はとてもいいんです。
だから保育園や幼稚園のそばに老人ホームを建てて開放的にすれば、
三世代同居がいいという老人たちも満たされるところがあるのでは
ないでしょうか。それは実感てきに分かります。
老人は幼稚園や中学一、二年までの子どもたちだったら、うまが合うんです。
老人はだんだん死に向かい、子どもたちはこれから育っていく。
そういう関係がいちばん合うです。
子どもたちと一緒に遊ぶとか、なにかやれるところだったら、万々歳じゃ
ないかと言う気がします。そんなところまで、目配りした老人ホームだったら
たいしたものです」
ーー日本では宗教より孫子三代同居のほうが救いになる」
ーー人間の生涯で大切なことは二つしかない。
一つは老人を経済的に安定させて、すくなくとも世話してくれる人を
雇えるくらいの余裕をもたせる。
もう一つは妊娠した女の人には十分な休養と給料を与えて、十分な子育てが
できる。
この二つができたら、歴史は終わり、あとはたいしたことないよ、
「どうでもいいよ」ということになるとおもいます。
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