KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

天高くこころが肥ゆる句会かな

2014-10-04 08:08:24 | 句会を楽しむ

昨夜、沖縄から帰ってきました。

間一髪、台風19号接近の前に沖縄を飛び立ちました。

明日、明後日直撃のようです。無事を祈りたい。

わが家に戻り、健生みえのブログを見たら、沖縄に行く

前に投稿したはずの句会のレポートが載っていません

でした。「下書き」を「公開」にしてませんでした。

タイミングを逃してしまいましたが、せっかく書いたので

アップしますね。


   *              *            *



いやあ、言い訳ですが、句会のあと、何やかやあって、句会の

感想を書こうという気持ちはあるんだけど、なかなかそれに

向き合えなかったなあ。

 

今朝はあと1時間ぐらいで、沖縄に向けて鈴鹿を出るんです。

台風18号が日本列島に接近していて、飛行機が飛ぶのかどうか

分かりませんが、先ずは関空までは行ってみるつもりです。

小浪を追って、どこまでも、ってとこですか。

 

句会初参加の深田哲さんが句会の感想をブログでに書いて

いてくらました。

紹介しますね。

 

 <句会に参加して>

 中井宅でいわな句会に参加した。
 昼食を共にし、軽く?一杯呑み、ほろ酔い気分で、皆が
 持ち寄った俳句をワイワイガヤガヤと批評し合うのである。
 最初に皆で批評するのですが、ひとり、ひとりが捉えている、
 汲み取っている世界がその人なりを現しているようで、
 その豊かさを感じました。そして作者が最後にその句の
 意図を説明するわけですが、みんなの批評と全然異なって
 いるもの、それに近いもの、より深い解釈があるもの、聴いて
 いて実に面白かったです。
 この辺が人間味と言うものですかね。

    ほろ酔いや 人間臭い 秋句会

    人ありて  心解れる 秋句会
 
 
この深田さんの感想を読んで、
 
   天高くこころが肥える句会かな
 
が、すらりと出てきました。
 
顔を見て話しているわけではないのですが、こころが動くん
 
ですね。
 
 
句会の醍醐味は、「受け取る人がどんなふうに受け取っても
 
いい。そういう幅があるのが、俳句の楽しさなんよね」と
 
つねづね聞いたいましたが、今回は鑑賞と詠んだときの作者
 
の状態や気持ちを知って、「へえーーー、そうだったの?」と
 
大笑いすることが結構あったよね。
 
 
  名月の灯りで吊るす物干しの        辻屋哲男
 
 
 これが、まさか辻屋さんが奥さまのパンツを夜な夜な干して
 いたなんて・・・・
 
  白い服飾り羽ほしいこの夕暮れ      栗屋 章
 
 白い服と飾り羽と聞いたら、なにか色っぽい連想を
 してしまいそう。それが、なんと、孔雀にたいする
 気持ちだったとは・・・
 
 
ああ、出かける時間になってきた。
 
いい句がいっぱいあったなあ。
 
  今日ありと海に輝く(きらめく)満月よ     辻屋康子
 
 暮れなずみ農具の陰にきりぎりす        鈴木英二

 稲穂ゆれ千余の顔の棚田かな          余川彬夫
 
 湯あがりの母の匂いや天花粉          伊藤敏子
 
 秋の雲鰯を見つけ糸垂れる           深田哲
 
 
特別ゲスト右田嘉次さんが俳句の素養があることが分かった。
 
 秋深し万感の友逢いにけり
 
 曼じゅ沙華白かべぞいに咲きにけり