昨夜、沖縄から帰ってきました。
間一髪、台風19号接近の前に沖縄を飛び立ちました。
明日、明後日直撃のようです。無事を祈りたい。
わが家に戻り、健生みえのブログを見たら、沖縄に行く
前に投稿したはずの句会のレポートが載っていません
でした。「下書き」を「公開」にしてませんでした。
タイミングを逃してしまいましたが、せっかく書いたので
アップしますね。
* * *
いやあ、言い訳ですが、句会のあと、何やかやあって、句会の
感想を書こうという気持ちはあるんだけど、なかなかそれに
向き合えなかったなあ。
今朝はあと1時間ぐらいで、沖縄に向けて鈴鹿を出るんです。
台風18号が日本列島に接近していて、飛行機が飛ぶのかどうか
分かりませんが、先ずは関空までは行ってみるつもりです。
小浪を追って、どこまでも、ってとこですか。
句会初参加の深田哲さんが句会の感想をブログでに書いて
いてくらました。
紹介しますね。
<句会に参加して>
中井宅でいわな句会に参加した。
昼食を共にし、軽く?一杯呑み、ほろ酔い気分で、皆が
持ち寄った俳句をワイワイガヤガヤと批評し合うのである。
最初に皆で批評するのですが、ひとり、ひとりが捉えている、
汲み取っている世界がその人なりを現しているようで、
その豊かさを感じました。そして作者が最後にその句の
意図を説明するわけですが、みんなの批評と全然異なって
いるもの、それに近いもの、より深い解釈があるもの、聴いて
いて実に面白かったです。
この辺が人間味と言うものですかね。
ほろ酔いや 人間臭い 秋句会
人ありて 心解れる 秋句会
ほろ酔いや 人間臭い 秋句会
人ありて 心解れる 秋句会
この深田さんの感想を読んで、
天高くこころが肥える句会かな
が、すらりと出てきました。
顔を見て話しているわけではないのですが、こころが動くん
ですね。
句会の醍醐味は、「受け取る人がどんなふうに受け取っても
いい。そういう幅があるのが、俳句の楽しさなんよね」と
つねづね聞いたいましたが、今回は鑑賞と詠んだときの作者
の状態や気持ちを知って、「へえーーー、そうだったの?」と
大笑いすることが結構あったよね。
名月の灯りで吊るす物干しの 辻屋哲男
これが、まさか辻屋さんが奥さまのパンツを夜な夜な干して
いたなんて・・・・
白い服飾り羽ほしいこの夕暮れ 栗屋 章
白い服と飾り羽と聞いたら、なにか色っぽい連想を
してしまいそう。それが、なんと、孔雀にたいする
気持ちだったとは・・・
ああ、出かける時間になってきた。
いい句がいっぱいあったなあ。
今日ありと海に輝く(きらめく)満月よ 辻屋康子
暮れなずみ農具の陰にきりぎりす 鈴木英二
稲穂ゆれ千余の顔の棚田かな 余川彬夫
湯あがりの母の匂いや天花粉 伊藤敏子
秋の雲鰯を見つけ糸垂れる 深田哲
特別ゲスト右田嘉次さんが俳句の素養があることが分かった。
秋深し万感の友逢いにけり
曼じゅ沙華白かべぞいに咲きにけり