2013年1月19日
新春の海 南伊勢町にて初定例会・初句会
いよいよ健生 三重の会の幕開け。
昨年から 今日の日を随分と楽しみにしていた。
近頃 健生の仲間と2週間も会わないでいると
早く会いたいと思うように なっている。
そして きょうは その日
昨日まで雪で 今朝の目覚めを緊張感でむかえたという
大安町に住む敏正さん 晴れてくれてよかった との一報。
鈴鹿カルチャステーションに集まって
3台の車にそれぞれ乗合い 出発。
途中 名物タイ焼き わらしべ に寄る。
目的は 持参したおにぎりや手弁当を食べさせてもらう場所を借りること
タイ焼きを食べるのはあくまで第二義的なのだ。
ご主人もちゃ~んと心得て下さっている
安心して食べることができ ありがたいかぎりだ。
しかし それだけではない
創作してきた 句 をこの場を借りて
夫々が短冊に書き写す。
提案者は敏正さん 句の先生敏子さまのご主人である
彼は甘党で
頭から尾っぽの先までふっくらした餡で満たされ
しかもパリッとした品格のある皮で香ばしいタイ焼きを
気に入ってくれたかどうか?
南伊勢町春の海に到着。
新年を寿ぐ句会が いま始まろうとしている。
初めて参加する仲間もいるので
敏正さんが 説明 そして
進行の 康子さんで はじまった。
いつもは伊藤敏子さんが進めてくれているのだが
急に来れなくなった。
主人の敏正さんが 事情を説明してくれた。
一人3句 投稿もあって48句
A4版 84枚のコピーを南伊勢町在住の上野さんが
自宅まで持ち帰って仕上げてくれた。
通算3回目となる句会
数を重ねるたびに 素直な句になっているという
作品をよんで 選者の感想が出される
選者は熱く語る
複数の選者になるほど 反応し合い 純化されるようだ
熱心にきき それぞれがかみしめる
感嘆 爆笑 驚嘆 感じたままを
どこに向った感想でも
そのままを受け入れてくれる環境がある
そして 最後に 作者はどなた・ ・ ・? と
この自由なる世界 まことに新天地なり
人と触れ合う 知的な交流だ 楽しい
初参加の郡山さん はまったようだ
高崎さんも初参加 3句とも天が ついた
栗谷さんは初回から投稿している
<この会の創始者 伊藤敏子さん
誰よりも参加したかったろうに>
その色に 指から染まる 冬苺 (伊藤敏子作)
一湾の潮抱きて 初日の出 (宮地作)
ろてん風呂からの雄大な眺めは 絶景だ
太平洋が一望できる
潮景色にすっぽり包まれ 温泉に浸る 涵養のひととき
からだの内部から活力が湧いてくる。
顧問 余川さんのあいさつのあと
上野さんの乾杯の音頭で 宴会がはじまった。
心地よく アルコールが まわる。
膳をまえに じっくり会話もできる。
そのうちカラオケがはじまった
栗谷さんのあまりの美声?に
郡山さんつい花束の贈呈。
若き日に もどっていた 三田あきらの美しい十代
吉永小百合と橋幸夫の北風の中に?
舟木一夫の高校三年生 みんなで歌ったよ!
朝食まえに 温泉につかる この一風呂
小原 庄助さんの 朝風呂気分
太平洋を一望にして 最高の贅沢
このあとの朝ごはん
みんなと一緒に食べる
普段は軽くすませてしまうのだが
この日の朝は つい おかわり。
何故かは わからない
皆と一緒にいるのが うれしいからかな
旅館さざ波の前で 記念写真
上野さんから礫浦地区を案内してもらう
上野さん自身 三年ほど前に
生まれ故郷に帰郷したのだという。
高齢者が5割以上を占め
町の行事も縮小の一途
なにか やれることはないか というより
南伊勢町に 健生三重の会の 別荘ができたようだ。
風光明美で 魚はうまい。
たまには家族でお出かけしたりと
夫々が つながって いければ。
南伊勢町 泉地区に向かった
昨日高崎さんが 三重の会のメンバーは14名程と
連絡をしてくれていた。
到着すると 三人で 出迎えてくれていました。
いずみ楽農会
さっそく 炭焼き窯 に案内していただいた
窯のなかで 炭 になっていく様子を
にこにこと話をされ 太い木や細い木も窯のなかでは
おなじように上から下に向かって炭化するのだそうだ。
いろんな質問にも 相好を崩さず
とらわれないで たんたんと語ってくれた。
奥深さを感じる人である
地区の集会場で われわれを 受け入れてくれ
交流会をしていただいた。
楽農会の成り立ちや どういうわけで関わったのかを
田端 由美さんと右田 嘉次翁が話してくれた。
由美さんはコロンビアで 海外青年協力隊員として活動し
先進国日本に帰ったら 暗い と感じたという。
物は有り余るほどあり豊かなのだが 人が 暗い。
これは何故だろうと思ったという。
ご主人のふるさと ここ泉に住みはじめて
右田 嘉次さんや 東 定也さんと会うなかで
農をベースに今の いずみ楽農会 が生まれたという。
右田 嘉次さんの言われた言葉が残っている。
「獣害の対策会議で田端 由美さんと会った
その木は切りなさい と由美さんが発言
違う観点からの発言に心が動いた」
そして いろんなことで話をしているうちに
この若い世代 由美さん達の 肥やし になりたいと。。。
炭で極めた人である あらゆることに通じる そんな人が
若い世代の肥やしになりたいと肝にめいじたという。
こういう観点があって はじめて 次代につながる。
社会づくりそのものだ!
人との出会い そこを大切に成していく その素晴らしさを感じました。
由美さんの進行で
三重健生のメンバーひとりひとりが
たっぷり時間をいただいて 自己紹介をした
楽農会共催での サンディ市 にも連れて行ってもらった
南伊勢町での出会い 貴重なものとなりました。
これからも 是非 交流していきたいとおもいます。
健生 三重の会 春の海の出初は
大いに意義あるものに なりました。
(2015.1.20 大平)