KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

鈴鹿の里山 炭焼き窯まつり

2013-07-23 09:23:52 | アクションデー

  鈴鹿と亀山と隣り合わせにある徳居(とくすい)町。

 谷津田の囲む里山の一角。

 炭窯づくりがいよいよ大詰め。

 7月21日、炭窯の天井になるところに赤土をならして、

寄ってきた人たちで窯たたきをする行事が、なんとも

いえない、ほっこりするような感じであったのさ。


 

 この日、朝から南伊勢町で炭焼き暮らしをしている

炭焼き名人右田翁はじめ、楽農会の面々8人ほど

かけつけた。

 さあ、みんながやってくる前に赤土を均して

窯の天井のかたちを整える。右田翁の作品に

仕上げる大事なとき。

 もちろん、鈴鹿の炭焼き窯プロジエクト、地域創生みえの会の

メンバーも汗流す。

 

 やがて、近所の親子づれ、地主さん、議員の

人たち、地元新聞の記者さん、老若男女。


 さあ、それじゃ、右田さんの歌にあわせて、窯たたき

をはじめましょう。

 右田翁、力まないけど、心のこもった、歌をしづかに

歌いはじまたんだね。

 木槌で土を固める。たたくと、地がしまるのが、土の柄を

とうして伝わってくる。

 ドン、ドン、ドン。もう一つ、ドン、ドン、ドン。ヨイショ!

 大地に根付いて、いるんだなあ。ちっちゃい子は手の

ひらで土をペタペタ。

 子どもは、大地となかよし。

 大人だって、大地と触れてるのは、心和むぜ。

 

 みんなでやるから面白い。
 ショッ、ショッジョジ、ショジョジ ノ ニワ ハ・・・・

 きんきんキラキラの森の中・・・・

 みんな出て、来い、来い、来い・・・

 さあ、これからだよね。


第5回 岩魚句会  七夕によせて・・・ 

2013-07-10 12:47:32 | 句会を楽しむ

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猛暑という表現が 大げさでない日々が続いています

食べる 飲む しゃべる・・・・大いに笑う・・・ちょっぴり しんみり・・・・

・・・・そういう 岩魚句会を次のように 開催したいと思います

 

  日時    7月20日 (土曜)   11時頃

  場所    いつもの敏正宅 

  持ち物   俳句三句  ペン

         食材費 五〇〇円    各自 お好きな飲み物

 

  暑さに負けない ピリ辛料理で 皆様の参加をお待ちしております。

  参加の方は大平様まで ご連絡ください


湯気ゆらぐがごとし7月の月例会

2013-07-06 16:49:25 | 月例会レポート

 7月6日土曜日、鈴鹿カルチャーステーションの会場。

 参加の面々、三々五々、テーブルに座る。

 伊藤八重子さん、「がんこ飴」というお土産を回してくれる。

 「きな粉と、麦こがし、なつかしい味だね」

 

 ちょっと遅れて、大平さん。

 カバンから綺麗な包の箱をだした、。

 「これ、静岡の藤田さんから、みんなでどうぞ、ということで

とどきました」

 さすが健生しずおか!お菓子の包み紙には、大きく「静岡茶」

とプリントされている。

 

 息せききったように、鈴木英二さん、飛び込んできた。

 おもむろにビニール袋を取り出し、小さいビニールになにかを

小分けしている。

 「すももだ!」

 それぞれのところに届けられた。

 「まあ、おいしい。これって、ほんとにすもも。いままで、食べた

ことがない味ですね」と八重子さん。

 「皮がプリンプリンで、甘いわ」と伊藤敏子さん。

 

 

 英二さん、「手拭きもありますよ!」

 なんとまあ・・・。ほんとに、みんなにおいしく食べてほしい

いんだね。

 

 月例会は、はじまっているのか、いないのか。

 大平さんは、きょうのテーマはプリントしてくれてきている。

 これを、やるときが、はじまりかもしれないけど、

これだって、けっこう月例会の味わいかな。

 いま、おもった。

 「そうや、それぞれ贈り物してくれた人の、お気持ちや

背景を、もっとお聞きすればよかったかな」

 

 7月は、いろいろやることがある。

 14日は、地域創生みえの会の「はたけへ行こう、はたけで

食べよう」

 今回は、三重県の地大豆を子どもたちと蒔く。

 そのとき、三重大の大豆博士梅崎さんも、来てくれる。

 お昼は、スイカ割り、薪ご飯、カレー。

 

 6月の「はたけに行こう はたけで食べよう」

 余川さん「先回のとき、4升分の米洗いをやった。始めてだった」と

うれしそう。

 「むかし、おふくろがやっていたのをおもいだしながら・・・」

 薪の釜ご飯は、中井さんが腕を磨いている。

 他の人にはやらせない。

 「やりたい人が、喜んで、やれることをやっていて、それで出来ていく。

いろいろ他を見ているけど、こんな感じは見たことないね」と余川さん。


 


 炭焼き窯の完成行事、7月末ぐらいの予定。

 「滅多に、味わえない行事なんで、是非参加してみてください」と

炭焼き窯プロデュサーの英二さん。

 ことし正月、南伊勢の楽農会を訪ね、炭焼き50年の右田翁に

出会い、いまいよいよ炭窯が形をあらわしはじめた。


 右田さんは、じぶんの技をうけとってくれる人たちに出会って

喜んでいる。

 高崎さんや英二さん、大平さんたちは、右田さんの熱い願いに

打たれている。



 

 「さあ、夏の句会は20日ですよ」と敏子さん。

 「今回は、辛いものでいきます。孫たちが帰ったあとで、散らかって

いるかもしれませんが、来てください」

 「竹飾りというので作ろうとして、行き詰まって、敏子さんにメールで

おしえを乞うたのです」と余川さん。

 「そうなんです、かんがえても出てこない。スーパーに行ったとき、

入口に子どもたちの書いた短冊があって、ふと見たら、”歯がはやく

ぬけますように”と書いてあったじゃやないですか!あっ、これだ!

子どもの気持ち、おもったら、”竹飾り はがはやくぬけますように”

で、いいんじゃない?」と敏子さん。

 なるほど。

 じっさいに見て、はっとしたものをつかまえる。

 

 俳句談義となったら、俄然余川さんがのりだす。

 こんどは、「父の日」と「ひまわり」の組み合わせの話になる。

 余川さん、だいぶしらべている。この二つは季語が重なるが、

意味のつながりもあるらしい。

 「わたしは、じぶんのなかにあるものをそのまま表現している

だけで、あんまりむずかしいことが分からない・・」と大平照子さん。

 「いろいろな作り方があっていいのよね。季語からじぶんの

情感を見つけていくいきかたもあるし、気持ちをとらえて、表現

するのもいいわよね」と敏子さん。

 なーるほど。

 

 会がおわって、わが家に帰るも、汗ばんで落ち着かない。

 シャワーを浴びた。気持ちがいい。

 その気持ちよさって、なにか鼻のツーンとくる郷愁がただよう。

 そう、あの盥に入ったときの行水の味。汗ばんだカラダに

お湯の温もり、木の香り。

                                                          (宮地)