お月さんは、まん丸だった。
明日、東海道やじきた道中に仲間入りの田原さん、
鈴鹿の中井正信宅に投宿した。
田原さんは、神奈川県川崎からやってくる。
朝、川崎を出て、集合の駅に、集合時間の9時半に
到着は難しくなった。
中井宅のお泊りは、これで二回目。
24日夜、中井宅に田原さんの顔を見に行ったら、食事も
終わって、お酒も少々入って、寛いでいた。
中井さん宅には、ブラジルからやってきた日系の青年が
寄宿している。
孫みたいな、その青年と団欒していた。
「東海道ウォーク、これで何年になりますか?」
「そうね、神奈川で一年、静岡で一年、愛知で一年、三重は
昨年末からだから、これで四年目になるね」
「よく、続いていますね」
「もう、意地かな。意地でやってるみたいだな」
いくら意地だといっても、楽しくなかったら、そんなに続くもん
じゃないだろな・・・
「御歳は?」
「二二六事件のとき、生まれたんだ」
「ええ、ほんとですか」
はじめ、ピンとこなかった。
敗戦の時、小学三年と聞いて、納得。もう77歳。
「ええ、お若く見える!」
しばし、疎開の話。
ブラジルの青年も聞き耳立てていた。
中井さんは、いつの間にか居なくなっていた。もう、寝た。
田原さんも、ゆったりしているように見えた。
では、そろそろ、寝ましょうか。
明日にそなえて・・・
今日は、私も興奮気味で5時前から目が覚めています。安全で、楽しいウオーキングにしましょう。