KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

秋の句会盛大に

2012-11-12 11:27:07 | 句会を楽しむ

  11月11日 楽しみにしていた「秋の句会」がはじまった。

 それぞれが2台の車に分乗して、伊藤敏正宅に向かった。

実は きょうのこの日を二か月ほども前から 楽しみにしていた。

岩魚句会のあの素晴らしかったことが今なお よみがえるからだ。

 ① 自分の作がよいと思っているでしょう!そこは否定しない。

 ②選者の感性に任せ(独り歩き大いに結構、望む所)、作者は余り説明しない。

 ③自分の句は選ばない。

前回 主催の伊藤敏子さんが 話してくれたことだ。

この辺がベースになっているから、

場のやりとりの面白さも増してくるし、楽しさが何倍も膨らんでくる。

 

 車はそろそろ伊藤宅付近なのだが? 到着?

 いや 携帯電話で 聞いてみよう。  

 

にこにこと御亭主 敏正様が出迎えてくれた。

 

”つきたて餅を食べながらの<秋の句会>” テーブルには花が咲いたように

盛り沢山の料理が並べられていた。

それでも足りじと料理が続き

女性たちが手伝い盛り付けはじめた。

 

テーブルには 新潟銘酒<菊水>が ドーン と用意されている。

一升瓶がことのほか大きく座っている。

当家奥様の出身地 柴田市の銘酒なのだ。

(ちなみに私も新潟出身で、この菊水は思い出深い酒なのです。)

酒もあり・・・で OKです、そうしましょう、 と聞いてはいたのだが 

菊水 と出会うとは夢にもおもわずで、感激!また感激!

 

句の準備はどうでしょう。

一人三句用意してきましたよ。

清記して、いよいよ始まりですね。

準備も整って、

伊藤八重子さん差し入れのジンジャーエールで

全員揃って、 カンパーイッ!

はたまた菊水で 再度 カンパーイ!!

 

つきたて餅は、きな粉、小豆あん、みたらし、大根おろし、生姜蜂蜜

打ち豆(ぶちまめ)入り雑煮餅(新潟風)の6種類。

菊水の共にと?イカと里芋の煮つけ。

辛党にはこたえられない逸品。

それでは 敏子さま・・いただきまーす。

みなさん!いただきまーす。

 

 

しばし 新潟風雑煮談義に。

動物性蛋白は 入れない

大根、ニンジン、ゴボウ、ぶち豆(打ち豆)、醤油とカツオ出汁ベース。

それに新潟とは、その土地柄を反映してか、餅に酒は当然欠かせないもの。

そして 酒談義に花が咲く・・・・。

いや「ほんとに」参りました。感激なのです。

 

つきたて餅6品目 全品いただきました。

そして<菊水>も空けてしまいました。

 

食して 満足

酒も飲みほし 満満足

つぎは本日のメインで 大満足といきたいですね。

 

39句清書された用紙が配られ、5句を選びます。

その中から<天>を1句。

当家奥様 敏子さんの進行で始まった。

 鈴木さん

 八重子さん

 照子さん

 敏正さん

 敏子さん

 康子さん

 哲男さん

 佳子さん

 大平さん

 余川さん

 中井さん

 小浪さん

 宮地さん(投稿)

 

配られた清記用紙に沿って 順番に どの辺で選らんだのか と

進行者 敏子さんが 選者一人ずつに聞いていく。

感想が出される 

自分の句が良いと思っているのは百も承知なのですが、

しかしそれ以外を選ぶことになっているのと、

気に入っている句を選ぶことになっているので

縛りが無いんです。

とても爽やかだ。

作者不明のまま、句を自分が解釈するのだから。

自分が、気に入っているから、好きだから選んでいるだけで。

遠慮、気がねがないんですよ 自分に すなお なだけなんですよ。

とても爽やかで解放感があるんですね。

その辺を察知してか 進行役が 作者はどなたでしょう と聞いてくれる。

いいタイミングです。

はーい、私です。はーい、僕です。

 

感心したり、笑ったりと。

そしてまた 大笑い。

 

選者の本意、作者の本意 どちらも頷ける。

客観視ゆえの大笑いか。解放感ゆえの爆笑か。

捉われが無い自由さからか。

 

コーヒーを頂きながら、ケーキを食べながら、感想に大笑いが起きる。

 

「選者は良し悪しでなく、どれが好きかで選ぶ。

勝手にこちらが好きなだけ。

作者は感動や実を、言葉で表したいだけ、

それが誰かに伝われば なお嬉し」 と 敏子談。

 

この談は、この句会のベースになっている。

この会は 純粋に その人に触れることができる。

人との交流がすなおにできる。

そんな素敵な人生空間だ。

・ ・ ・ ・ ・

こんな句会に是非友人を誘いたいものだ。

又の句会を楽しみにして。

       (大平 記)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おこぼれを・・・ (宮地昌幸)
2012-11-13 06:03:00
 きのう、はたけで大平さんに会う。開口一番、「句会、よかったぜ、おもしろかったぜ、笑いっぱなしだったぜ」と、まだ”菊水”の余韻のなかにつつまれているかのように、語ってくれた。
 わが家のお昼ごはんで、句会のときの新潟風の雑煮を
いただく。
 小浪がいいろいろ解説してくれる。
 餅と黒豆の粒の取り合わせ絶妙。大根、にんじん、ちくわなど、さりげない食材が味噌のしるのなかで、なんともいえないやわらかい味をかもしだしている。
 「黒豆も、ふっくらたけてるなあ」
 「そうね、おいしい!」と妻。
 「里芋もうまく炊けている」
 「イカと相性がいいわね」
 とりとめない話をしながら、これらお持ち帰りしてくれた
妻に感謝。
 句会の様子を、小浪がとってもよかったと報告してくれたが、あっちいったり、途中で切れたり、「よかった」ことは伝わってきたが、ちょっと描きずらかった。
 「これを見て!」と参加者全員の句をみせてくれた。
 一人ひとりが、どこに感じているか、その人がそこに
あらわれた。
 おこぼれ、というより、おすそ分けといったほうが、ぴったりかなあ・・・、
返信する
楽しい会でした (余川)
2012-11-13 10:18:01
 料理良し、話題豊富、それに酒は極上、各俳句は素晴らしい出来栄え、名司会、会場ベーグー(順不同) こんな楽しい会は、そうあるものではない。やはりこの仲間が素晴らしいんだ。それに、会の記録も非常に丁寧且つ明解です。(僭越)
 今回、都合が悪くて出席できなかった方々も、是非、次回の句会には参加してください、お勧めしますよ。 近々(11月24日(土))ウオキングもあります、一緒に歩きましょう。
返信する
アウェイ だったけど・・・ (伊藤敏子)
2012-11-13 17:24:41
身に余る言葉をかけていただき ありがとうございました。
今回も参加の方々に いっぱいいっぱいお手伝いいただいたお陰です さっさか てきぱき 動いていただいて ほんとに ありがとうございました。

名古屋にいた時も ここいなべに来てからは なおさらのこと 新潟に関係することがほとんどない暮らしで  いわばアウェイのようでしたが・・・・今回 やっと ホームに戻ったような気分で ゆったり のんびり させていただきました
ほろ酔い気分で 楽しんでいるうちに後片付けまで すっかりしていただきました。
ホントニほんとに ありがとうございました

俳句って こんなに たのしいものだったんですね  
素敵な人生空間    ・・・ありがとうございました。敏子
返信する
Unknown (大平照子)
2012-11-14 09:58:20
前回同様、旨し句会でした。これは心身ともに癒しの会といえるのでは。。久しぶりに顔がゆるみました。
今日はおしゃべり仲間を次回の句会に誘いました。私から句会の楽しい空気が伝わったようです。
しばらくブランクのあった俳句を日常化しようかな!
返信する
先に伝えたい気持ちがあって (Yasuko)
2012-11-14 21:56:24
 今回の句会までは、一句も浮かばなくて、頭が固まっていました。でも、前日どうしても句にしたい事件があり、ぐっと搾り出しました。まさか、選んでもらえるとは思いもしないで・・・心が本当に動いて、それをぐっと短い言葉にしたくて、そこに言いたいことが詰まっていく、俳句って不思議な魅力です。
 一人ひとりが、どう日々をすごしてきたのか、句会で見えてしまう。多くを語らなくても、その人の心に沁みるように沿っていけて、仲良さが深まっていきます。
 私も日常化しようかな
返信する

コメントを投稿