「街の畑公園」で1月14日新春恒例の
子供達による餅つき大会が行われました。
「鈴鹿循環共生パーティー」主催です。
この企画はシニア世代が健康生きがいづくりとして、
そして何より「未来ある子供達」に
畑という「空間」で遊んでもらおうと
「シニアと子供のコラボ」のメンバーが考えてのことでした。
一般的に畑は、遊ばない場所としてあり、
また大人達が指示した事だけをさせる農業体験では、
子供達にとって「親しむ場所」にはなりにくいのではと思ってのことです。
ここでは、まず種や苗を植え、経過を見て観察し
そして収穫して食べる事までの一貫した企画の内容です。
その事に関心のない子は付近で土や虫と触れ合って
畑に溶け込んでいくように遊んでいます。
「真剣」な遊びです。
畑という環境に触れることは
子供達にとって全く未知の世界で、
物珍しい、新らしい空間の様です。
特に2歳から4歳位では土いじりや、虫や草、
いろんな野菜のそのままの姿が、驚きや感動に繋がります。
その子にとってそんな「環境」は宝探しのようです。
さて今日の餅つきは、不思議に掛け声は少なく静かだが
和気藹々とした空気に満ちていたように感じました。
大げさのようだが、じわじわと終わった後もずっと余韻が残っています。
スタッフの Y さんが、これだからやめられないのよね!
という言葉に頷かざるを得ないです。
今回は、スタッフの I さんのお母さんも加わってもらい
その頼もしさも加味されて、心強い布陣となりました。
餅つきが始まりました。
捏ね→搗き→仕上げ。
夫婦で、親子で、次々といろいろあり、
それは賑やか! 華やか! 新春餅つき!
でき上った餅は、僕も~ わたしも~ ちぎりや丸めにはいり
T ばあちゃんや Y ばあちゃんの真似っこをしていました。
あんこや黄な粉、海苔、汁物と おいしかったね~~!
この企画は、近隣の人が寄っている訳でもなく、
知り合いとして寄っているわけでもない。
鈴鹿、四日市、津、他県からの参加者どうしのお互いが、
知り合いになり友になっていく過程でもあります。
そして子供達の関心度によって、この畑からは「卒業したり入学したり」で
「街の畑公園」は絶えず新らたな空間が循環できているようです。
今日の餅つき大会も参加したパパママ同士で準備したり、
つき手になったり、合いの手をやったり、
最終の片付けをしたりと自発的な行動が目を引いていました。
健康生きがいづくりのメンバーや、
一緒にやってきたスタッフの呼吸も
餅つきの呼吸に似て、任せたり任せられたり。
始まる前のスタッフの緊張は何処へやら。
餅つきという食文化は、無邪気な子供たちへと。
(記:大平 2018年1月14日)