東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

要町から新井薬師へ(16):妙正寺川から新井薬師前駅へ

2015-09-09 06:02:55 | 中野区
さて、再び妙正寺川を渡り、少し歩いていると、光徳院というお寺があった。立派な山門がまず目に入ってきた。


「当院は開山当時半蔵門にあったが、江戸城構築に際し、牛込市ヶ谷田町に転じ、さらに牛込柳町に移り明治43年にこの地に移る。」(光徳院サイトより)


創建などは不祥とのことだが、江戸城構築以前からの歴史があったわけである。そして、明治末にここに移転してきている。


そして、戦災の被害も受けているようだ。


戦後に再建されたようだが、立派な伽藍である。


本堂。


木造の良い風合いになってきている。


平成7年に落成したという五重塔。


端正な美しさがある。


境内の様子を墓地の側から見たところ。


墓地の側に光徳院を出て、その出た道の坂を上っていく。登り切ったところに入口があって、三井文庫の看板が出ていた。


かつては、以前歩いた品川区の戸越公園の辺りにあったわけで、後にこの地へと移転して来たもの。(品川からの道~碑文谷道その六:戸越(1))参照のこと。


妙正寺川に沿って、また坂を下ってみたりする内に、四村橋のところまできた。かつては、この辺りにオリエンタル写真工業の工場があった。銀塩写真の衰退と共に、今は姿を消している。そこからまたちょっと入った所に、鼓稲荷神社があった。


詳細不明の小さな神社。


妙正寺川に近い、町中にひっそりと鎮座している。


扁額。


そして、バス通りの坂道を登っていくと、新井薬師前駅。西武新宿線の駅。


なんというのか、やや微妙な雰囲気が漂っている。


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