以前、北区赤羽西四丁目を取り上げたときに掲載した、三岩通りで一番古い建物と思われる、三勝堂書店が取り壊される。久し振りに前を通り掛かったところ、下ろされたシャッターに解体工事のお知らせの紙が貼られていた。以前、このブログで紹介した通り、この辺りの住宅開発と同時に開校された小学校である第三岩淵小学校の開校が、昭和3年である。恐らくは、ほぼ同時期に建てられたものではないかとおもわれるのが、この三勝堂書 . . . 本文を読む
「東京・遠く近き」というタイトルのエッセイは、登山関係の評論で知られる近藤信行氏の著作で、丸善から発行されている「学鐙」に1990年から1998年頃に掛けて全105回に渡り連載されていた作品である。氏は1931年深川清澄町の生まれで、早稲田大学仏文から大学院修士課程を修了され、中央公論社で活躍された。その後、文芸雑誌「海」を創刊し、現在は山梨県立文学館館長を務められている。残念ながら書籍化されてい . . . 本文を読む