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東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

丸の内にみる我が国の文化レベル

2012-07-18 19:16:23 | 思い付き
今日は第一生命館でマッカーサー記念室の公開が行われているので、見に行ってみようと思い、日比谷まで行ってみた。午前10時半から公開のところ、11時過ぎに到着したものの、ふと見ると整理券の配布を受ける行列が出来ていて、そこには15:30以降の見学分とか、書かれている。内部が傷むことを避けるためとかで、一日200名限定で公開と言うことだったのだが、これを見てあっさりと挫けて帰ることにした。というのも、こ . . . 本文を読む

東京人気質~続き

2012-01-05 18:49:35 | 思い付き
本来なら「東京・遠き近くを読む」を掲載する予定なのだが、次回分を書くに当たって是非とも読まなければならない本があり、その為に少し時間が必要になっている。その為、今回はしばらく前に書いた「東京人気質」の続きを書いてみようと思う。 立川談志という人、確かに落語を聞いていると凄まじいまでに上手くて引き込まれるのだが、昔からこの人を素直に好きだとは思えなかった。今改めてどうしてだろうかと考えてみると、偉 . . . 本文を読む

東京人気質

2011-12-18 18:49:35 | 思い付き
江戸っ子気質と言うのか、東京人気質と言うべきか、そんなことについてもここで何度か書いてみているのだが、改めて少しまとめてみようと思う。今、言うところの下町ということとも重なってくるのだが、昨今の江戸っ子とか下町という言葉のイメージが、少々ステレオタイプ過ぎる上に偏ったイメージになっていると私も思う。下町といえば、長屋暮らしで味噌やしょう油の貸し借りが日常的、そして近所付き合いも家族同然というのは、 . . . 本文を読む

江戸から東京の町の食文化~続

2011-08-23 17:03:11 | 思い付き
さて、引き続き江戸から続く東京の町の味についての続きを書いてみる。塩辛いのが好まれる理由ということで書いてみたのだが、もう一つ加えるのなら塩鮭というやつだろう。 私の母方の祖父は四国は香川の出身だった。だから、食卓に塩鮭が乗ることをあまり好まず、馬鹿にしていたという。母親に話を聞くと、戦争中でも香川の家では一家の主人の食卓には尾頭付きが乗り、しかも片面しか箸を付けなかったという。ひっくり返して食べ . . . 本文を読む

江戸から東京の町の食文化

2011-08-22 18:31:58 | 思い付き
今はほぼ失われつつある東京の町文化の中でも、食文化について少し考えてみた。江戸以来、東京の町の食文化には特色があった。江戸時代に主食として白米を食べていたのは、石高のある武士と江戸の町人であった。 江戸時代には年貢は米で納められ、その米を換金することで大名も幕府も経済を成立させていたわけである。その米が日本中から集まったのが大阪であり、それ故に天下の台所と呼ばれた歴史を持つ。 とはいっても、大阪 . . . 本文を読む

東京の灯り

2011-07-08 19:05:07 | 思い付き
さて、「東京の交通100年」展のことを書いたこともあり、原発絡みから来ている東京電力の様々な問題について考えたりと言うこともありつつ、東京の灯りというものがどんな風に変遷を辿ってきたのか考えてみたい。 江戸から明治の初期まで、夜の灯りと言えばロウソクとか、灯台というよく時代劇で出てくる皿に油を入れて灯心を浸して火を灯す器具などが使われていた。この灯台、高い足の上に載せられていることも多く、これが . . . 本文を読む