先日、このブログでもお知らせしたart-Link 上野-谷中 2013が、今日から始まりました。アートリンク上野-谷中のサイトでも、準備中だったマップも見られる様になっています。私も、早速午後からどんな感じになっているのか、見に行って来ました。
やはり、撮影した場所で30年経過した写真を飾って頂けるというのは、非常に面白いと思いました。自分で見ていても、何とも言えない不思議な感じがします。
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先日、歩いていてふと気が付いたのだが、板橋区役所前交差点は国道17号線と王子新道から旧高田道へと繋がる道が交差しているところだ。だが、よく見ると、旧高田道は王子新道へと真っ直ぐ繋がる角度ではないことに気が付く。国道17号線の道幅が広いために気が付きにくいのだが、実は角度が合っていないことに気が付いた。それだけでは、少々寂しいので周辺の現在の地図に、古い時代の跡を書き込んでみた。赤で書いたのが、旧中 . . . 本文を読む
「東京・遠く近き」というタイトルのエッセイは、登山関係の評論で知られる近藤信行氏の著作で、丸善から発行されている「学鐙」に1990年から1998年頃に掛けて全105回に渡り連載されていた作品である。氏は1931年深川清澄町の生まれで、早稲田大学仏文から大学院修士課程を修了され、中央公論社で活躍された。その後、文芸雑誌「海」を創刊し、現在は山梨県立文学館館長を務められている。残念ながら書籍化されてい . . . 本文を読む
北耕地川跡を歩く、今回が最後である。東北線の線路を越えると、北区の荒川氾濫原の低地部を進んで行くことになる。かつては、赤羽線、東北本線貨物線、東北本線旅客線、京浜東北線といくつもの線路が並行して走る所で、開かずの踏切と言われた所もあったのだが、今では全面高架化されてしまってかつての面影はない。線路東側から振り返って見たところ。
線路を越えていくと、大きな工場が幾つかあって不思議な感じがする。元 . . . 本文を読む
さて、北耕地川の跡を辿るのも、これで北区へ入り、しかも台地の縁を削る渓谷区間へと入っていく。これまでの上流部辺りでは、いかにも人工の農業用水として開削された水路の雰囲気が濃くて、根村用水とか中用水と呼ばれていた、呼ばれ方にもその特徴が現れていたように思う。この姥ヶ橋交差点から谷を下っていく辺りは稲付川という名で呼ばれていたようだ。稲付という、この辺りに古くからある地名を川の名に関しているというのも . . . 本文を読む
さて、引き続いて、北耕地川の跡を歩いてみる。前回の最後が手驚愕縁高校の横の辺りで、そこから今は暗渠化されてしまったので、道が上り坂に掛かっていくことになる。自然の地形でも有り得ないし、水路を通す際に最大の工事が行われた切通であっただろうと思う。その上り口、結構な上りで向こう側が見えない。
坂を上っていくと、左手は道に沿った形の不思議な感じの形で公園や区の粗大ゴミ回収品の置き場になっていたりする . . . 本文を読む
さて、根村用水、中用水、そして北耕地川に稲付川と、短い流域の割には多くの名を持つ川の跡をあるいている。前回の智清寺のところで触れたように、この川は流域の上十条村、そして台地を下った現在の赤羽駅の南側の辺りの灌漑用水であった。堰の調整を無断で板橋の側で行ったことがあり、それが元で上十条村との間で抗争に発展しかけたりしたという。水は文字通り死活問題であった。今回は、国道17号線中山道を越えた東側を歩い . . . 本文を読む
さて、北耕地川、稲付川とも呼ばれ、根村用水とも呼ばれてきた川を辿る二回目。今では、国道17号線が首都高速道路と共に板橋区を南北に横切っているのだが、この道路ができたのはそれ程古い話ではない。巣鴨から下板橋といわれていた、現在の平尾交番前辺りまでは、昭和4年に東京市電が延伸してくるときに出来たもの。そこから先、志村までの大きな通りができたのは、昭和19年のこと。それまでは、旧中山道がメインストリート . . . 本文を読む
北耕地川は、今ではほとんど全ての区間が暗渠化されている川である。板橋区双葉町から隅田川へと注ぐ。その川の跡を辿ってみた。稲付川とも、根村用水とも呼ばれてきた川である。
北区のウェブサイトでは
「稲付川は北耕地川(きたこうちがわ)とも呼ばれた水路で、石神井川の水を分けた潅漑(かんがい)用水でした。石神井川中流にある板橋の根村(現在の板橋区双葉町)の堰で分水されたので根村用水(ねむらようすい)または中 . . . 本文を読む
上野から谷中に掛けての一帯で、毎年秋口に開催されてきた「アートリンク上野-谷中 2013」というイベントに、私の撮影した写真を提供することになりました。1982年2月に撮影したもので、31年半経過したところで、撮影したその場所に飾って頂けることになりました。詳細は、「アートリンク上野-谷中2013」のウェブサイトに掲載されます。そして、2013年10月4日(金)HAGISOでスライドショーも行うこ . . . 本文を読む