東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

「漢文のすすめ」とその舞台~その三(豊島区雑司が谷1)

2014-09-30 21:31:25 | 豊島区
「漢文のすすめ」 原田種成著  新潮選書  1992/09刊 表4より 「ひとつの文学的事件  中村真一郎(作家) この書物は、表題が「漢文のすすめ」というような、限定された目的を意図しているようになっているが、じつはこの斯界の碩学の、豊富な生涯を懐古した、内容の多岐にわたる、興味津々たる読物なのである。しかも、この書物は、著者が自分の一生における大事なこと、本質的な経験を、可能な限り広く、ここ . . . 本文を読む

「漢文のすすめ」とその舞台~その二(北豊島郡上尾久)

2014-09-29 20:05:26 | 荒川区
「漢文のすすめ」 原田種成著  新潮選書  1992/09刊 表4より 「ひとつの文学的事件  中村真一郎(作家) この書物は、表題が「漢文のすすめ」というような、限定された目的を意図しているようになっているが、じつはこの斯界の碩学の、豊富な生涯を懐古した、内容の多岐にわたる、興味津々たる読物なのである。しかも、この書物は、著者が自分の一生における大事なこと、本質的な経験を、可能な限り広く、ここ . . . 本文を読む

「漢文のすすめ」とその舞台~その一(下谷区金杉上町)

2014-09-28 20:32:15 | 台東区
「漢文のすすめ」 原田種成著  新潮選書  1992/09刊 表4より 「ひとつの文学的事件  中村真一郎(作家) この書物は、表題が「漢文のすすめ」というような、限定された目的を意図しているようになっているが、じつはこの斯界の碩学の、豊富な生涯を懐古した、内容の多岐にわたる、興味津々たる読物なのである。しかも、この書物は、著者が自分の一生における大事なこと、本質的な経験を、可能な限り広く、こ . . . 本文を読む

新宿区下落合、豊島区目白~その三

2014-09-26 21:32:17 | 豊島区
さて、目白界隈はとりあえず、ここまで。今回は目白通り沿いを歩いてみる。この通り沿い、北側を歩いていても、区界が通りの北側まで入り込んでいて、新宿区下落合と豊島区目白を行ったり来たりということになる。まずは目白聖公会というキリスト教の教会。通りから少し入った所にあるのだが、落ち着いた雰囲気。昭和4年築のロマネスク様式というもの。 戦災を免れたという通りで、この目白通り沿いには昭和初期の看板建築の . . . 本文を読む

東京・遠く近きを読む(68)浅草の明暗

2014-09-25 19:23:23 | 東京・遠く近き
「東京・遠く近き」というタイトルのエッセイは、登山関係の評論で知られる近藤信行氏の著作で、丸善から発行されている「学鐙」に1990年から1998年頃に掛けて全105回に渡り連載されていた作品である。氏は1931年深川清澄町の生まれで、早稲田大学仏文から大学院修士課程を修了され、中央公論社で活躍された。その後、文芸雑誌「海」を創刊し、現在は山梨県立文学館館長を務められている。残念ながら書籍化されてい . . . 本文を読む

文京区本郷界隈~最近消えた景色

2014-09-24 19:29:54 | 文京区
さて、先日文京区の本郷を通り掛かって、以前撮影した所が更地になっているところがあった。一つは七月にこのブログにコメントで取り壊しをお知らせ頂いた、壱岐坂の通りの関口書店と小山履物店の建物、もう一つは春日通りの真砂坂上の宇津木家具店と並びの銅板貼りの店舗も取り壊されていた。関口書店と小山履物店はコメントでお知らせ頂いてから、取り壊しの前に見に行っていた。最近、たまたま近くを通り掛かって、そういえばも . . . 本文を読む

豊島区目白~その二

2014-09-23 19:22:21 | 豊島区
さて、目白庭園の裏手の方、西武線の踏切。大正4年にこの鉄道が開通したことは前回も書いたけど、こんな踏切になっているのはあまり他所では見掛けない。どうも、鉄道が先に開通してその後に町割が行われていったようなのだが、鉄道の線路を無視するように道路が走っていて、こんな形の踏切になっている。 その近辺は、西池袋側とあまり雰囲気も変わらない住宅街になっている。 それでも、少し歩き回っていると、宅地開 . . . 本文を読む

豊島区目白~その一

2014-09-22 21:42:49 | 豊島区
さて、西武池袋線の踏切を越えると、目白である。その直ぐ先は新宿区下落合になる。地形的な話をするなら、その下落合の南側を神田川が流れ、搭載に谷を横切らせている訳だが、この目白辺りは比較的フラットな台地上の土地である。 この踏切の直ぐ先に、豊島区立目白庭園がある。趣のある落ち着いた庭園だが、そう古いものではない。邸宅があったものと思われるが、豊島区の所有となって庭園が造成されたようだ。 幹線道 . . . 本文を読む

豊島区西池袋~その三

2014-09-20 18:54:55 | 豊島区
豊島区西池袋の続き。この町は、目白との境界線が西武池袋線になっている。この西武池袋線は、武蔵野鉄道として大正4年に池袋~飯能間が開業した。地図を見ていると、道路の形と無関係に鉄道がその中を横切っていることに気が付く。整然と四角く町割がされているので、農地からそのまま宅地化したという履歴ではなく、宅地として造成されたエリアであることが推測できる。とはいえ、道路と無関係に線路が横切っているのは、どちら . . . 本文を読む

豊島区西池袋~その二

2014-09-19 21:08:04 | 豊島区
豊島区西池袋の続き。この町の面白さは、大きな通りが整備され、戦後と言うよりは高度成長期以降に大幅に町の姿を変えた池袋西口とのコントラストにあると思う。これは劇場通り。道路の真ん中に立って撮影したわけではなく、劇場通りの終点というのか、ほぼ行き止まりといった形で大通りがここで終わっている。 振り向くと、低層の昔ながらの住宅街が広がっている。唐突に切り替わる景色に戸惑うほど。真新しくツルツルとした . . . 本文を読む