野のアザミ

日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。

出穂(しゅっすい)

2018-06-23 | 田んぼと畑
朝露にけぶる出穂期の田んぼ


穂揃い期を迎えた田んぼ

今年の梅雨は本当に雨が多い。昨日はつかの間の晴れだったが、日が沈む頃からポツポツし始め、夜半からずっと雨。今日も時折強い雨が降り続いている。
そんな中、田んぼでは待ちに待った稲穂が伸び始めた。出穂期だ。出穂と書いて「しゅっすい」と言う。4割から5割ほどの穂が出た頃の呼び名だ。早い穂が出始めた頃は「走り穂」、そして「出穂期」を経て、全部出揃えば「穂揃い期」だ。すでに穂揃い期を迎えた田んぼもある。
長い葉っぱを押しのけて、まっすぐ伸びた緑色の穂には、一見花粉のようにしか見えない小さな白い花をいっぱい付けて受粉する。晴れ渡った空の下で受粉して欲しいところだが、この雨では、雨間を見ての受粉になるだろう。
その後、緑一色だった穂も少しづつ金色を帯び始め、次第に頭を垂れ始めるはずだが、この雨続き少し恨めしい。