変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

トカゲの親子

2009-09-25 14:12:21 | Weblog
 お彼岸中になんとかお墓参りがしたい、と思っていましたが…

 如何せん、お墓の掃除は…しゃがみこんでの作業なので、
一人でするには勇気? が要ります。

 今日、主人の仕事が休みになりましたので、快晴の秋晴れ中、
お墓参りへ行って来ました。
 お墓地全体がお山になっていますので、森の中にお墓がある
感じです。なんと、セミがまだうるさく泣いていました。

 真夏のような日差しの中、無事にお参りも終わり気持ちが
すがすがしく晴れ晴れしました。

 「さぁー これから叔母の病院だ」と力も湧きます。


 今日は、お彼岸中なので“生きとし生けるもの”のお話です。



         『トカゲの母子』  
                      徳島市 田中富榮
 
 9月の末頃はトカゲの子供がいっぱい生まれて、我が家の庭を
すばしこく走り回っている。乳離れした動物はみんな小さい時から、
自立して自分で餌を探して生きてゆかなければならない。

 天敵が常に身の回りにいて、もぐらなどに食べられ、このうち
何匹が大人になるまで生き残れるのだろう。私は庭にしゃがんで
しばらくそのあたりを眺めていたら、サツキの茂みから子供のトカゲ
が顔を出し、枝をするすると登って丸く刈り込んだ木のてっぺんまで
登ってきた。

 そしてキョロキョロとあたりを見渡している。すると同じ木の枝の
根元から続いて母親らしきトカゲが子供の後を追って登ってきて、
枝の途中で止まりそこから動かず上を見上げて、子供をじっと見守
っているのである。

 その光景は人間の母親がヨチヨチ歩きのわが子が、コロンでケガ
をしないかと心配顔で見ているのと全く同じだった。しばらくすると
母親がしっぽを枝に巻きつけて体を動かす動作をしたら、子供トカゲ
も母親のいることに気付いたのか、枝を伝わって母親のところへ降り
てきて、親子の姿は草むらの中へ消えた。

 お大師さまが生きとし生けるものは、みな平等であるとお論しに
なった言葉を思い、本当に人間もトカゲも子を思う親の気持ちは、
同じだなぁと私はすごく感動した。




☆たった 一つの大切な“命”
 はるか昔からつながってきた“命”
 あらゆる 生きとし生けるものの中の一員の人間だ、ということを
 思いました。



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