変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

自転車に乗れない

2008-08-10 15:43:01 | 私の身体

 7日の木曜日、銀座サロンで施術が終わり携帯を見ると
子供から「おばあちゃんの容態が悪いので、病院に連絡を
入れるように」
 と 着信とメールが入っていました。


 心臓が「ドキッ !」 胸が苦しく 息が苦しくなりました…

 慌てて病院に電話を入れると「先生から病状の説明をしたいので
何時に病院に来られますか?」


 直ぐにも危険な状態なのか? 驚き まだ大丈夫 と思っても
頭が真っ白になりました…


 お昼も食べずに病院に駆けつけると
「すべてのデーターがよくない。 悪化している。
いつ危険な状態になるのか分からないので、今のうちに
会わせたい人があったら、会わせるように。覚悟をして下さい。
延命処置はどうしますか?」


 涙がとめどもなく流れ止りません…

 胸が苦しく 喉をしめつけ ご飯が喉を通りません。


 初めて胸を締め付ける 喉が苦しい… という状態が
どんなことなのか 分かりました。

 ご飯が食べられなくても食べなければ、母の力になって
あげられない !  と思い直し、ゆっくりご飯粒をかみ締めました。

 あー ご飯って 甘いんだー と 感じました。

普段は 感じるまで 噛まないで 飲み込んでいるのですね。


 母は、低栄養状態なので、鼻からチューブを入れ直接 胃に
栄養と薬を入れるようになり、禁食飲になり、またチューブを
抜いたらいけないので… と 抑制(手をベットに縛る)に
なってしまいました。 熱で意識はもうろう 手は縛られて…

 可哀想で可哀想で 病院にいる時間が長くなりました。
私がいる間はせめて 抑制を取ってあげていよう、と思って
です。 体の手と足がむくんできました… 
 体中時間をかけて マッサージ…


 その日は 心配で心配で 可哀想で可哀想で…
あがいてもテレビを見ても、お酒を飲んでも 神経が高ぶって
眠れません…  とうとう朝の5時30分まで 眠れませんでした。

 そして追い討ちを掛けるかのように、毎日(病院へ近くても
暑いし足が痛くなるといけないのもあり、車で行っていました。
路上駐車していました。駐車料金が600円と高く、毎日のことなので
。そしたら そのショックの日に駐車違反の警告の張り紙をされました。 警告だから まー 良し なのですが…) 歩くと10分かかります。


 しかたがないので、しばらくぶりに自転車に乗ろう、と考えました。

 3年前の手術(股関節の関節唇切除・筋解離)前 以来です。


 なんと 乗れないのです !!!


 左脚でペダルをこいで 女乗り を しようと、ペダルをこごうと
しましたが、足の力がでません…

 ギコギコ と力なく 2~3メートル 進んで 右脚を上げて
座ろうと 頑張って、座りました…


 マンションの植え込みに 突っ込んで 危なく 止まりました。


 あきらめました。


 折角 銀座サロンで施術してもらい 調子が良かったのに…


 またまた 痛くなってしまいました …


 二重のショック !!!  でも

 自転車に乗れなくても いいや。。。

 今は 母が苦しがらず、寿命があれば 元気に必ずなる !
と信じて 毎日 自分に出来ることを 頑張っています。



 


 

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最高の老後

2008-08-06 16:18:16 | 心のこと

 暑中見舞いをかねて、大学の同級生から同窓会のお知らせの
はがき が届きました。

 第6回 と なっていました。
 私は、今まで 舞踊の仕事とレッスンが忙しく 一回も参加
していません…
 
 幹事の方の名前が3人書いてありますが、一人の顔も浮かび
ません。  バレエカンパニーの時の大学時代から一緒に頑張って
きたAさん以外、私は親しくする友達がいませんでした。
 というか Aさんと やけに気が合い 朝から晩まで一緒に行動
していたので、(バレエのカンパニーも彼女の誘いで入った)
他の人とはほとんど 付き合わなかった。

 だけど… その無二の親友と思っていたAさんに ひどく
裏切られて… 引退した時は 私の心を誰も(カンパニーの
先生と仲間たちと親御さんたち) 分かってもらえず、いまでも
思い出すと せつなく悲しい…


 そのAさんは、婚期を逃し(さんざん恋愛を沢山してプロポーズ
も受けた、と話もきいていたら、知らない間に分かれた… の繰り返し
ようは 一人で気楽に自由に生きたい ! と考えているようでした。
が、50才近くなるにしたがって 結婚したいと思うようになり、
お見合いをと 思ったときはもう誰も… と 言うのが 現実でした。
そして、長年のバレエで無理をした体(私は変形性股関節症になり
彼女は 腰の手術をした、と遠いうわさで聞きましたが、今はどうして
いるのでしょう。


 『最高の老後』 評論家 小倉 千加子さんの記事をみつけました。ご紹介します。

 
 同窓会名簿に最初から名前を届けない人がいる。
女子高とか旧制女学校の同窓会というのは、ある種の人にとって
一度行けば二度と行きたくないものらしい。
 そもそも結婚している人は人生の勝利者のような気でいるので、
「どうして結婚しないの?」という余計な質問を結婚していない人に
投げかける。結婚することが絶対善という前提がある。
 
 後は夫と子供の自慢。女性は自分に仕事がない場合、夫の
地位と年収、そして子供の学校と職業で自分の価値を測る。
 
 しかし、人生にはいろいろなことが起こるため、勝利者もそのうち
数が減っていく。
 高齢になると、同窓会に出てくるのは選ばれた僅かな勝利者
ばかり。年々、同窓会に出られない事情が増えていくのである。
 いわば自分の中での「予選落ち」である。

 例えば、自慢の子供は「いい学校を出て、いいお給料をもらって
くる子供」  ところが、人生も晩年に近づくと、状況が様変わり
する。 自慢だった子供と折り合いが合わずに老人ホームに
入った人は、子供と同居している人からは同情されるらしい。

 日本には相変わらず三世代同居が老後の幸福という信念が
あるらしく、未婚・離婚の女性は明らかに同窓会を避ける。

 現在、事情はさらに様変わりしている。子供は出世すると
老いた親の面倒を見ている余裕がない。海外に赴任している
ケースも数多い。子供の地位や収入より、子供が親に優しいか
どうかが問題になってくる。

 結局、皆に一番羨ましがられるのは、未婚で日本舞踊の
家元などをして、元旦には弟子たちが おせち料理を持って
大勢集まってくる女性であるらしい。大奥の御台所のような
権勢を誇る。

 夫は最初からおらず、娘以上に献身的な女性のお弟子さんに
囲まれるお正月ほど絢爛で明るいものはない。
 血を分けたのでない子供たちが手料理を持ってきてくれ、
お皿を洗って、ゴミを捨てて帰ってくれるのが最高の老後である。

 「年を取っても人が喜んで集まって来てくれる家」
の作り方として、熱心に芸道に励み徒弟制度に守られて
生きるというのはダークホース的存在である。




 ★バレエの世界も私がいた30年間、徒弟制度でした。
 自分でお教室を開かない限り微々たる報酬で献身的に
 師に尽くしていました。が 内情は 仲間意識の強く出る
 舞台の時は、まとまりますが、一歩『よい振り付けが貰いたい、
 主役がほしい、など カンパニーのトップ争いに負けると悲しい
 ものでした。 お正月も先生の誕生会もとなかなか自分のプラ
 イベートを優先できず、先生の意向が第一でした。

 ここに書かれているように、自分のカンパニーを作ろうと
 独立を考えていた矢先の病気(変形性股関節症)でした。

 人生なにが起こるか分かりません。

 今は変股症になって、きららを立ち上げ仲間作りをして、こうして
 ブログを書いて、多くの方と ご一緒に頑張れることを“誇り”に
 思っています。


 『最高の老後』  まだ若いので?! 
老後とは 言えませんが、楽しい頑張れる私の第二の人生の
スタートです。

 


 

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きずな

2008-08-04 13:23:31 | 心のこと

 今日もテレビで言っています。

 「この夏 一番の暑さです!」

 暑くて体調を崩しそうです…
病院通いや叔母のことなど 心配ばかりで、しっかり食べているのに
睡眠が浅く熟睡出来ていない様で、3キロ痩せてしまいました。

 体力がなくなり やる気もイマイチ…


 得意のゴロゴロ ゴロゴロ で なんとか 維持しています。



 ‘秋葉原の通り魔事件’ ‘埼玉の中学生 父親刺殺事件’
 ‘バスジャック事件’ ‘本屋での誰でも良かった… 殺害事件’
 ‘平塚での一人では死にたくない! 誰かを道連れに…’

と 上げたら 先月はとても重大事件がたくさんありました。


 母との関係など、「きずな」の大切さを考えていましたが、
読んでいた冊子に すばらしい若い人からのメッセージが
ありましたので、ぜひご紹介したいと思います。



  “きずな”のゆがみの原因とは?
                横浜〇〇高校   岩尾 さやか

 “きずな”のゆがみについて、思った事を私なりに考えてみました。
 まず、‘親の子供への接し方’について。
「育てたように子は育つ」  これは相田 みつを さんの本に載って
いた言葉です。まさしくその通りだと思います。

 現代の親や大人を見ると、子供に対して真剣に向き合っていない
と思います。誰かが悪い事をしていても、注意せずに見てみぬふりを
する。何をするにも人任せで、自分からは行動を起こさない。
 そんな大人たちばかりだから子供は、ぐれたり、非行の道に
走ったりするのだと思います。

 大人が子供の良いお手本になるように、言葉だけではなく、
態度で示すことが必要であり、とても大事なことだと思います。

 そして、もう一つは、‘コミュニケーション不足’について。
 現代の子供たちは、親や大人や人間関係、将来に対する
不安や不満、ストレス等を発散できる、そういう事を考えないで
済む居場所を探してさまよっていると思います。だけどそこには、
自分と同じような人はいるけれど、どこか寂しさやむなしさが
渦巻いている。

 逆に、あまり外に出て遊ばない人たちは、特定の人としか話さ
なくなり、他人との接触がだんだん薄れていっていると思います。
そして、そういう人たちほど、胸にためていた不安や不満や怒り
を親にあるいは、物にぶつけるのだと思います。

 人とどう接したらいいのか分からず、でも、自分も他人も傷つき
たくない、人間関係を悪くしたくない、事を荒立てたくない、そして
周りに流されるままに生きている、そういう人たちがたくさんいる
世の中。
 そういう時だからこそ、他人とのコミュニケーションが必要なの
です。
 自分の思いを口に出し言葉にすることで、自分を知り、悩み、
迷い、傷ついて…。

 いくら変わりたいと思っていても、なにもしないで臆病なままで
いても、何も変わらないと思います。一歩踏み出す勇気さえ
あれば、後はきっと前を向いて歩いていけると、私は思います。
 自分を成長させる、高めていくためには、やはり他人との関わり
が必要不可欠なのだと強く思いました。

 そして、もう一つは、‘愛情不足’について。
 なんだかんだと言っても、結局、子供にとって、一番大切な
存在は、“両親” “家族” だと思います。喜びも悲しみも、
一緒になって分かち合える、共感しあってくれる家族関係が
必要であり、このことはとても大事なことだと思います。
 愛は、とても大切で素敵なものだと思います。心が豊かに
なれると思います。自分を愛してくれる家族がいる。そして、愛を
知り、いつか家族以外の“誰か”を愛するようになる。
 その“誰か”も自分を分かってくれる、愛してくれる。
そういうことをこれから必要としていかなければならないと、思います。

 ‘愛する’ことは、その人を“大切に想う”
ことだと、私は思います。

 自分を大切に想ってくれる他人がいるから、その他人を大切に
想うことができる。 強い想い。

 “きずな” というものは、
そういうことの積み重ねによって、できていくのではないだろうか、
と私は思います。



 ★学歴主義を否定するのでは ありませんが、お勉強よりも
もっと大切なことを 親として 大人として 日頃から 身近な
子供たちに(自分のこどもだけでなく)教えていく、義務がある、

そして、未来の子供たちを大切に育てる責任が
大人には 等しく あると 考えます。 


 ☆大人として、頑張りましょう !!!

 



 

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ぴんぴん ころり

2008-08-02 13:18:21 | 日常生活

 母が入院して もう一ヶ月になろうとしています…

 毎日の栄養の点滴 と 抗生剤の注射で、母の手足は
真っ青で、注射の針の穴が ところどころ 点々と赤くなっています。

 食事は、ブレンダー食といって、ミキサーで粉々に砕いた
物を固めて ゼリーのような 魚や肉や野菜です。


 娘としては、なんとか早く退院して元のように元気に
暮らしてもらいたい !  と 思いますが、なかなか回復が
時間がかかるようです…



 先日の7月30日に ‘きらら’の会員の皆さんと川崎市の主催する
「いきいきセミナー」 の講演会に行ってきました。

 『感動はあなたの脳を活性化する』 
      講師  今井 幸充 (日本社会事業大学大学院教授)

 今井先生は、認知症に関してのスペシャリストで 聖マリアンナ
医科病院で精神科の医師でもあります。
 とてもお話の上手な先生で、きららの40代~80代の私を含め
14人は 笑いながら 勉強することが出来ました。

 先生は、団塊世代の少し後の世代で 58歳。
これから 団塊の世代が(7~8年後) 一気に定年も含め
老年を迎え 認知症患者が推定 300万人になるのでは…

 認知症にならないために、元気で暮らして死んでいく…
『ぴんぴん ころり』 が 理想です。  と 言われました。

 私は、自分の母に 『ぴんぴん ころり』 
と してもらいたかったのです…


 『ぴんぴん ころり』  みなさん なんの事だと思いますか?

 分かりますよね。年を取っても 元気で ぴんぴん と 
生活し、死ぬ時は ころり と 直ぐに 死ぬ !

 本当に 理想です …

 先生曰く、今の医療は 生かす医療で体に一杯、病院で
チューブを入れられる…  絶対死なせない…


 何ヶ月も 何年も 寝込まれて体中 チューブだらけで
生きているのは、家族も本人も辛いだろう…


 だから… ころり と 死ぬ!


 「私は そのように 死にたい!」


 では、『ぴんぴん ころり』  を実践するためには?
どうしたら良いのか? 

1. 病気にならない!
    当たり前ですよね。 そのためには、
  ① 野菜果物を沢山食べる(野菜のとる量が少ないと、比率で3倍) 
   魚を食べる(食べない人と比べると6倍) 
   ワイン(毎週飲まない人と比べると2倍) 但しアル中は駄目。
   コーヒー(毎週飲まない人と比べると 0.6倍)
  ②ウォーキング(週3日以上 :  運動をしない)  2倍
   楽器の演奏・ゲーム・ダンス(よくする : ほとんどしない) 3倍
  ③人とのまじわり (よくする : ほとんどしない) 8.2倍
   おしゃべりを たくさんする。


 ★きららのお教室で仲間の皆さんと 一緒にチェアーダンスで
 運動し、その会場まで 遠くから来ることで ウォーキングし、
 体操後 皆で必ず おしゃべりで 楽しく 雑談することは、
 とても 理に適った 活動なのです。

  先生の話に 皆で うなづき そして、お互いに顔を
 見合わせにっこり ! 目は輝き !  私たちバッチリね!!

 と 誰の顔にも書いてある…


2. 自分のためにお金を残す(子供のために自分はつましくする
 のではなく、自分の生活を楽しくするためにお金を使う)
  
 子供に残しても、直ぐ忘れて 当たり前だと思い 感謝しない。
 と 先生。 私も同じ考えで 子供にはお金は残しません。
 と 彼が20歳の成人式の時に宣言しました。

3. おしゃべりをたくさんする。
  生活を楽しくすることを 考える。

4. まわりにやさしくする
  “高尚なる偉大な精神”  やさしくして欲しければ、自分から
 やさしくする。

 ☆では、お金も健康も自信のない人は? どうしたら良いのか?
 これからでも遅くない、性格をよくしましょう!


 それはそうですよね、 頑固で意地悪で 不満ばかり言っている
人のそばには よりたくない。 仕事としてでも あまりいい気は
しないですよね…


 デイサービスや介護は施設は とても必要です。
なくては困ります。 だけど 風船遊びやボール投げなど
したくないでしょ? と 先生は言いました…


 母は風船遊びボールなげをしていました。
認知症だけど やりたくない時もあったでしょう !!


 やっぱり 自分の事を しっかり自己管理して 
頭も体も (特に変形性股関節症を管理して)元気で
いないと いけない!! と 強く思いました。


 私たちは 脚の痛みに負けると 運動が出来ません。
外出もしなく 人とも交わらなく なります…


 そうならないように  『仲間』 ってとても 大切です!!!


 お近くの方 ぜひ ‘きらら’で 活動しませんか!!!

 ご一緒に楽しい 明るい 元気な人生にしましょう。。。

 

 


 
  


 
 
  
 


 


 

 




 

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