男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

家紋いろいろ 目結(めゆい)紋

2010年02月27日 | 家紋いろいろ
写真は栃木県那須塩原市石林の乃木神社で撮ったもの。この写真はあまり家紋らしくないが、乃木希典大将も佐々木一族で「市松四つ目結い」を使用していた。

絞染の技法はインドから中国を経て日本に伝えられたと考えられるが、奈良時代には纐纈(こうけち)、きょう纈(きょうけち)、臈纈(ろうけち)が代表的な模様染であった。

そのなかのコウケチが目結染といわれる。布を糸で括って染料に浸すと、括った目のところだけが白く染め残る。

目結とは、この白く染め残った斑模様をさす。

一つ目結から十六目結まである。この「目結紋」は近江源氏の佐々木一族がこの紋を使用している。

この一族は近江佐々木庄を本拠とし、沙々貴神社を中心に栄えてきた。

宇多天皇を祖神としているので宇多源氏ともよばれ、沙々貴神社の氏子は「目結紋」を用いる。京極、朽木、尼子、三上、伊吹などの佐々木一族の諸氏。(明日に続く)

日本家系調査会
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 街 姓 | トップ | ヒョウタンからこま? 瓢(ひ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家紋いろいろ」カテゴリの最新記事