男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

珍しい家紋 月に北斗星

2024年09月02日 | 家紋いろいろ
天体の中でも月は古くから信仰の対象となり愛されました。満月や三日月など月の満ち欠けにより様々な意味合いを持つことも興味をもって紋に用いられた要因。星紋は、妙見菩薩信仰から始まったと言われる。北斗七星は延命長寿、息災招福の象徴だが、星紋のなかで特に多い三つ星の家紋は、中国の三武(将軍星)の象徴で毛利氏をはじめとする武家で使用されることが多い。

一文字に三つ星紋(長井家、斎藤家)、
長門三つ星紋(一文字に三つ星紋:毛利家、大江家、永井家)
丸に三つ星紋(石田三成)、徳山三つ星紋(毛利家・徳山藩)
松浦星紋(松浦家・肥前国)
渡辺星紋(渡辺家)
丸に九曜紋(戸沢家・新庄藩)
細川九曜紋(細川家・熊本藩)、
七曜紋(田沼家・相良藩
九鬼家・三田藩、大須賀家・下総国、和田家、高山右近)。
抜け九曜紋(小西家・山城国)
八曜紋(蒔田家、富樫家)。
陰九曜紋(細川家・矢田部藩)
角九曜紋(保科家・飯野藩)。

月紋の使用地域:宮城、千葉、岩手、福島、山形

安倍晴明判紋(あべのせいめいばんもん): 平安時代中期の陰陽師の安倍晴明が使用した星印。陰陽道の根本は星の信仰で、星の霊力により悪魔を退け、福を招こうというもの。陰陽五行思想の「木(もく)」「火(か)」「土(ど)」「金(きん)」「水(すい)」を結ぶと星の形になる。これを一筆書きにすると、魔の入り込む余地がないとされる。酒匂家、市川家などに見られる。
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