男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

家系学習会 家系の調べ方3

2016年05月23日 | その他
現代の苗字というものは、太古の昔からずっと使われていたわけではありません。

もとは地名から来ている苗字が多く、その土地に住みついた時、或いは國替えのため赴任した時、土地の名をそのまま苗字にしてのです。

それよりももっと古い時代には、源氏、平家、藤原氏、橘氏やその他の氏姓を名乗っている場合もあります。

いわゆる出自とかルーツといわれるものですが、それを溯るに苗字や家紋、苗字地を参考にします。

ルーツは流いろいろありますが、あやしいものや間違いも少なくありません。

それは明治時代初期に徳川体制が崩れ、天皇制に変わることで、天皇家につながる源氏や平氏の家系図が流行しました。

所謂、系図屋といわれる人たちが系図を捏造し作成した事実があるため、系譜学という学問を二流、三流化させてしまったのです。

系図を辿るに、江戸時代までは辿りやすいのですが、戦国時代や南北朝時代あたりになると、そこで切れてしまうケースが多いのです。

戦の多い時代は系図を残す余裕が無かったのかもしれません。ルーツよりも具体的な戦の力が全てでした。安定した時代になると、出自やルーツを誇示したがるものです。

戦国時代や南北朝時代はルーツの不明期です。そこを推察し辿るのがルーツ調査です。

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