男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

一言さん

2018年09月24日 | この名字のルーツは?
写真は一言メッセージですが、「ひとこと」さん。「一言主神」(ひとことぬしのかみ)から来ている。この神様は、奈良県御所市の一言主神神社に祀られている。古代大豪族葛城氏の氏神様である。だから、「一言」さんは、この神裔か、葛城一族である。「善きも悪しきも一言で叶う」と今も信じられている。
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百目鬼(どうめき)姓

2018年09月24日 | この名字のルーツは?
難読苗字の一つだが、栃木県で見受ける「どうめき」さんだ。

百目鬼の伝説がある。今から1000年ほど前、近江において大百足(おおむかで)を退治して一躍名を馳せた藤原秀郷が、下野国(現在の宇都宮市)を通りかかった時、身の丈は3mあまり、手には百もの目がある百目鬼という悪鬼が現れました。

すでに大百足を退治した秀郷にとっては、物の数ではなくさっと弓を引いて、百目鬼の心臓に矢を突き刺すと、百目鬼は最後の力を振り絞って体から火を吐き、あたり一面火の海になってしまいました。

そこに本願寺の智徳也上人がやってきて呪文を唱えると、百目鬼から発していた炎は消えて、人の姿となって死んでいったそうです。以来土地の人々は、その地を百目鬼と呼ぶようになったそうです。

藤原秀郷といえば、平将門の乱を鎮圧した人物であるが、藤原秀郷には百目鬼伝説の他、百足退治の伝説もあり、百足や鬼は、時の朝廷に反旗を翻した平将門の象徴ではないかと思う。

百目鬼姓は約800人。出自不詳。現在、茨城県や栃木県に多い。写真は百目鬼の土鈴。
日本家系調査会
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