男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

「横と縦の愛情関係の回復」こそ、繁栄のひけつ

2017年05月02日 | 家系鑑定とアドバイスなど
 そろそろ、結論めいた話になってきました。家系繁栄のひけつは、良き夫婦仲の回復、そして親孝行です。つまり家系の回復には「横と縦の愛情関係の回復」というロジックが成り立ちます。これは、長年の家系調査の実例と統計から導き出された結論です。

 家系図を見ると横縦の「系線」が描かれています。これは何の線でしょうか。一応、法律的には夫婦、親子という線でしょうか? これは、そのまま愛情関係の線でなければなりません。しっかりと愛情関係で結ばれている線であれば家系は繁栄します。しかし、実際の愛情線を書いてみると、夫婦は完全に結ばれていないで他の異性と結ばれていたり、線が乱れたり薄くなったりして、これでは家系が消えていきます。当たり前といえば当たり前のことです。

 昔は兵隊養子などといって、兵役逃れのために養子に行ったりしました。最近では多額の納税を逃れるために孫を戸籍上、子にしている人もいるようです。いずれにしても、実際の親子関係とは違う形が戸籍上に展開すると、縦横の秩序が崩れ、家系が衰退していくケースをしばしば見受けます。こういうことを知らずに家系を衰退させてしまったら、泣くに泣けません。

 そのように親子の線、夫婦の線は強いものです。命の流れです。家系の系線を軽んじてはなりません。系線が乱れ複雑な家系は、必ず複雑な問題が出ています。勝手な事情で、家系の縦横の秩序が崩れるような養子縁組をしてはいけません。系線を軽んじてはいけないのです。

 この縦横の秩序を取り戻すためにも、本来の親子関係の家系図を作成しておくことをお勧めします。また、生まれたときから家系図を見て育った子は、自然に親や先祖を意識して人生を歩む人間になっていきます。先祖供養の大切さ、夫婦仲、親孝行、これらを無言で教育してくれるものこそ、家系図なのです。(写真は縦系図サンプル画像)
http://www10.plala.or.jp/familytreetop/
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