男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

菩提寺とは?

2009年10月26日 | お墓の知識
むかし、江戸時代の1634年にキリシタン禁令が出て、全ての国民は仏教の門徒でなければならないとしました。

そのころから菩提寺や檀家という言葉が使われるようになりました。

江戸幕府の強制力で仏教は保護下に有ったわけですが、信教の自由(宗派選択はもちろん、信じない自由もある)の現代では菩提寺に対する意識が徐々に薄くなっています。

最近、家系調査の依頼を受けてお会いする人の中に、菩提寺も宗派も知らないという人が増えてきているので驚いています。

家系調査をしたいという人は比較的、供養心のある人ですが、そういう人でも知らないということは、関心のない人はほとんど知らないかもしれません。

若い人は都会に出たり、一般的にお寺との付き合いがほとんどない時代ですから仕方が有りませんが、親族の年長者に尋ねるなどして知っておく必要があります。

お墓が菩提寺ではなく霊園にある場合でも、戒名(あの世でのホトケさんの名前)をつけてもらう菩提寺が必要です。

宗派だけでもわかれば、本山に問い合わせ、最寄の菩提寺を紹介してもらえます。

菩提寺とはどういう意味かご存知ですか?

「菩提」とは、「死者の冥福を祈る」という意味です。


日本家系調査会

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