今回は皆さんお待ちかねの (そうか?) 怪奇コミックスの登場です!
《コミックス黄金時代》の一翼を担ったジャンルで、スーパーヒーローものや西部劇と並んで人気がありました。代表的なのは映画『クリープショー』(1982) でもオマージュされた【ECコミックス】で数多くの怪奇・犯罪・SFコミックス誌を出版、当時の子供たちに現実と非現実の狭間にある、奇妙な物語を見せ続けたのでした。
当然人気があれば、それに便乗する出版社も現れるわけで、1950年代半ばまでには数多くの怪奇コミックス誌が登場しました。ニューススタンドに並べられた、どキツい色彩に身の毛もよだつような絵が載った表紙は、当時の子供たちの購買意欲をそそった事でしょう (当然親には怒られても)。
初出:『ウェブ・オブ・ミステリー』1953年5月号