重力に負けた太陽が
その体を横たえる
ビル壁に点滅する フェイクスター
狭いプラネットでは
作り物の蝶が
空気を求めて 震えている
自らの痛みをこらえ 感謝を微笑む人がいる
どんな種類の神だっていい
彼らに夜明けを 見せてくれ
きみの左手が ひとつ
希望を捨てたなら
ぼくの右手で ひとつ
可能性を 届けよう
信じることは
容易いこと
信じ続けることは
いつだって
困難だ
きみは今 どこを歩いている?
背中合わせの悲しみは
夜更けと共に ぼくらを 歪ませる
気付いている
きみの息遣いが
ぼくの中で はばたきたいと
叫んでいる
“Call my name.”
叫んでいる
一日が目を醒まし
太陽は重力に抗い始めた
再び相対する
時間たちと幾千万の遺伝子
きみが否定する 運命を
ひとつずつ ぼくが 求めよう
拒絶された この道に立つとき
この手は
繋いだ ままで
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