夢色

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火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<水の如く~姫路散策と官兵衛展。>

2014-04-27 | つれづれ

姫路へ遊びに行って来ました。
大河ドラマ館と、なにより、歴史博物館でやってる官兵衛展に行きたかったので。
官兵衛展はGWまでで、GWはきっと混むだろうから今のうちにと行って来ましたが、良い天気で良かったです

ちょっくら寝坊したけど、朝きちんと到着。
まず、少彦名大神をお祀りしている十二所神社とお菊神社にお参り。
  境内は藤の花が綺麗に咲いていました。
残念ながら御朱印はご住職が不在のため頂けず
長壁神社にもお参りして、まず大河ドラマ館に向かいました。

姫路城の冠木門や、黒白の黒田の幟が周りに勇ましくはためいて、中心には物見櫓があります。
キャストの衣装や、意匠の説明があったり、官兵衛の居室も。
   
  先日スタパでやってたお部屋だね。
本にも題名が書いてあったり、小道具が作り込まれてて、まじまじと見てしまいました。

写真OKなのはここと、有岡城の土牢。
 とても狭くて、頭打ちそう。。。
しかも、きっと本物は地面もぐずぐずだったと思うし。
 心の慰めになった藤の花もきちんと再現されてます。

軍師タイプ診断もあって、私は真田昌幸でした
でもこれ、ちゃんと名のある軍師だけじゃなくて足軽にしかなれないタイプもあるみたいで、そりゃないよ~って隣で見てて思ってしまった。。。

書写山ロケ風景や岡田君のメッセージVTRが流れてたけど、途中で出てきた岡田君がmax落としてる時だったのかもしれないけど顔がガリガリで、思わず息を飲んだ。。。
壮絶な心意気が辛いくらいでしたが、、、岡田君が体を張って挑んだ撮影がどんな映像になっているのか、心して待つことにします。

観終わったくらいから会場は混んできて、ナイスタイミングでした。
姫路城を挟んで反対側の所にある歴史博物館に行く前に、せっかくなので男山三社にお参りすることに。
そのために・・・頑張って歩きます
    ツツジが燃えてるみたいに綺麗。
  千姫の径を横目に一本奥に入ってしまった私。
でもこんなに趣のあるお家を見ることができました。 

  ずんずん歩きます。
 真っ白な鷺が。。。 鯉と小魚がお堀で泳いでたのですが。。。
一段上に泳いでる小魚が流されてくるのを待ち構えてました。笑。

ずんずん歩いて   男山を目指します。
一番下にある水尾神社にお参りして、御朱印をお願いして、小山の中腹にある千姫天満宮へ。
 小さな天神さんです。
そこからもうひと踏ん張りすると、八幡宮に着きます。 
さらにもうひと踏ん張りすると、、、
 思わず歓声。
 対面にある姫路城の天守閣とその周りの櫓が良く見えます
 一番上の囲いが ようやく外れたんだよね~。
なかなかここまで来る人多くないので、独り占め

ただねぇ・・・ 私が選んだ参道は、ナイスチョイスだったんだよ!
何故かというと・・・反対側の参道は・・・
 こんな直線 
・・・転がったら止まるところないデスケド・・・
下から見たら、ドン。  
チビちゃんたちが頑張って往復してましたが、人が上がり降りしているのを見てるだけで発狂しそうになりました・・・

高所恐怖症のかたは、絶対ゼッタイぜったい!
社務所に向かって左側の参道からお参りください・・・


降りてきてから頑張って博物館を目指します。
途中疲れ果てて、姫路城の北側をお散歩しながら おやつタイム。
食べたのは  官兵衛もなか。
 かんべえくんを姫路城で喰らう。笑。
こっちも美味しかったの! 千姫さまの姫ぽてと
美味しすぎて、フィルム開けたところの写真撮り忘れてた。笑。
ホクホクだったの。
帰りにお土産に買おうと思ってたけど 発見できず、私だけモグモグ。笑。


血糖値upしたので、また頑張って歩きます。
門の手前にある姫路神社にお参り。  
天守閣を後ろ側から 



 ようやく兵庫県立歴史博物館に辿り着きました。 
この展示、すっごい面白かった!!
展示自体は、Ⅰ播磨に生まれて(幽閉前まで) Ⅱ有岡城幽閉 Ⅲ本能寺の変~小田原攻め Ⅳ如水となって九州で Ⅴ文化人として・クリスチャンとして の流れで展示されてます。

どうしても見たかったのが、まず掛軸の「黒田如水像」。
よく番宣で使用されてるぶんだけど じっくり見たのは初めてで、一番上に鮮やかな青色の薄物を羽織っているのにようやく気付きました
如水の名前に良く似合ってるなぁと思いました。

次に、これ見逃したら福岡まで行く(`・ω・´)と思ってた(笑)「黒田二十四騎図」。
パンフに載ってるぶんじゃなくて、長政のところは大水牛の兜だけが描かれてるVer.だった気もするけど。。。
とりあえず、これは絶対見たかったの。

あとは、「圧切長谷部」
刀の事は良く分からないけど、きれいな刀紋だなぁと見とれてしまった。

他にも、幽閉中に家臣団が光に出した御誓文とか。
小寺から派遣された家臣たちは 外様だけど、その決意は嘘じゃ無い事を示すために この誓文に血判を押してた。
和歌集を出すのに添削してもらってたり、んでもって褒めてもらってたり(笑)
”JOSUI SIMEON”って十字架の周りにローマ字で書いてある朱印を使ってたり。
辞世の句の短冊とかも。

いろいろと面白いものばかりでした!
この機会を逃したら、九州まで行かないといけなくなっちゃうから(笑)一度にたくさん観ることが出来て本当に楽しかったです


ひとまず満足して、まだ元気なら頑張ろうかと姫路城へ。
 「菱の門」
ここの門だけ 黒地に金で模様の入った火灯窓があって豪華。
潜ってはいると、 工事中の天守閣が間近に見えます。


西の丸の百間廊下は、長い!
途中、こんなきれいな景色が見下ろせて、気持ち良い~ 
 鉄砲狭間や 石落としなど 防御機能も備えてます。
 石落としを開けたところ。
女性の住んでたスペースなので、夜になるとこんな ごつい扉が閉まってしまいます。
 ずんずん進んで  途中にいくつも扉があって、階段も上り下り。

  廊下の途中から綺麗に見えます。
 何に使われたかわからないという瓦。揚羽の紋。
 水はけを良くする穴が開いてます。

さっき登って来た男山の千姫天満宮や八幡宮が綺麗に見えます 
ここから千姫は毎日手を合わせてたらしい。
パワースポットらしいけど、それは私にはよく分からないけど 悪くはないからきっと良い所なんだろう。笑。

 化粧櫓からは 歩いてきた廊下が良く見えました 

 滴水瓦といって 水滴が溜まらないように一番真ん中だけ縁取りがされてない瓦が並んでます。

いろんな仕掛けが見れたし、昔の人が行き来していた場所に立つことが出来るのは不思議な気持ち。
満喫しながら、城内を歩きます。
  狭間がいっぱい並んでて、むしろ可愛い
○と△は鉄砲、□は矢を射るためなんだって。
 「に」の門櫓にあるのが有名な「十字紋の鬼瓦」
言われないと分からなかったけど  ちゃんと十字架の紋が。
姫路城は城主が替わるとその人の紋を使うから、いろんな紋がいっぱい混じってて楽しい
石落としを下から見ると こんな感じ。分かるかなぁ。笑。 
大阪城ってもう少し天守閣だけスッキリあるイメージだったけど、この姫路城は本当に城内を自分でうねうねと歩いている気分になるから、面白かったです!
 (・・・もしかして・・・算哲が走ってた道じゃないかな)
 素敵な一角。
すっごい角度と高さの石垣。(多分 扇の勾配) 
こんなん、よう よじ登る気になるわ。。。
 「ぬ」の門は、ポチポチがいっぱい付いててイカツイ。
お菊井。 覗いたらすごく深かった・・・
 下から望む天守閣・・・って囲いで見えないけど。

リの一渡櫓で「官兵衛の歴史館」開催中。
 合子形兜のレプリカや 
 菊一文字の太刀拵え
 善助の兜もあったよ。
一生くんに浮気中なので(笑)九郎右衛門の文の千鳥十文字槍
柄は黒地に金で藤の紋が入ってて優雅でした。
これを見て、今回の姫路散策は大満足笑。
日本丸も見ることが出来たらもっと良かったけど、縁があれば何かの機会が貰えるでしょう。

 出たところで姫路城甲冑隊の皆さまと遭遇。
旅は恥のかき捨てということで、お写真お願いしてしまった(笑)
「名古屋には負けん!」と小声で呟くから笑ってしまった。。。
 天守閣は残念ながらまだ見学出来ないのです。
  藤が満開。
ってことは、殿が幽閉されて藤の花に心癒されていたのは、この時期ってコトだよね。
  
ここでも旅は恥の(以下略)で写真撮影をば。。。
こちらでは、「暑い・・・っ」って呟かれてました。笑。
そりゃそうだ!でもこれからもっと熱くなるよ~ お体にお気をつけて頑張ってください~


いっぱい歩いて疲れたので、後はもうそのまま帰りました
 
いろんな展示が今日一日で見ることが出来たので、本当に楽しかったです~
最近あまり掛軸とか刀、甲冑とかの展示を見てなかったから、久しぶりだったしね。
もう少し近かったら、もっと他の場所も巡りたかったです。

あ。ちなみにこちら・・・  大手門は。
そう。
天地明察で算哲(すなわち岡田君)が登城するのに必死で人ごみをかき分けて進んでたシーンのロケ場所、なんだって。
城内の景色も含めて、また天地明察見直さなきゃ。


歴史博物館の官兵衛展は5/6まで。
りの一渡櫓の官兵衛展は来年の1/10まで。
是非足をお運びください



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