夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<落ちてます警報発令中。>

2014-05-13 | つれづれ

朝から だるくてテンション上がらずに仕事して 寝不足だからかなーとか思いながら 夜に車運転してると、急に落ちた


アレはどうなってるのコレはどうなのどうしたいの大丈夫なのどうなってるの危ないから怖いからやめときなさい早くしなさいどうなってるのいつもいつもいつもいつも

いつもいつも昔からそうだった
計画安全成功安心という正しいこと全てが絡みついて転ぶ前に道がどんどんできてきて道をどんどん作らされて正しいこと以外選ぶ余地もなくて
お前のためを思って心配してやってるんだどんどん積み上がって外を見ようとしたらそれならお前の人生なんだからお前の好きにしたらいいと言いもしも失敗したり危なかったりしたらほら言っただろお前は世の中が危ないって事を知らないんだからだから教えてやっているのに言う事を聞かない子だな言った通りだろ
なんで母さんに心配かけるんだもうそんなこと危ないから大丈夫なのか であれはどうなったんだこうなってるままで大丈夫なのかどうするの・・・そんなのちゃんと私たちに言わないと分からないでしょお前がどう考えているのかなんてお前が心配だからしてやってるのに

・・・・・・

ちいさいハコに入って外からどんどん刃がささっていくボックスマジックみたいに どんどん世界は狭くなってでも少しずつだと多分気付かないんだ体に刺さるまではそんな自分に どうせなら血みどろのぐちゃぐちゃになってしまえばいいのに
貧血だって同じだよ事故で大量出血したら死んでしまうのに少しずつ出血するなら死なないだから気付かないんだ
言葉がいっぱいいっぱい重なってどろどろになって体に手に足に心に絡みついてぎりぎり真綿で首がしまるみたいに煩いうるさいうるさいこの歳で一から百まで親に自分を説明する義理はない どんどん空気が薄くなってのどが詰まって これで過換気起こすほど馬鹿じゃないよでも 
あかんこれはやばいやばいやばいこれはまずいな私ここまできてるなんて気づいてなかったぞこれはまずい壊れる

って思った瞬間、  
目の前のまだ明るくて日が暮れきってない水色の空の真正面 薄黄色の丸くて大きなお月様が目に飛び込んできた。
一瞬で 空気が凪いだ。
ああそうかもうすぐで満月だからだ だからしんどいんだって思ったら急に穏やかになって ああ私 生きてるって思った。 
だったら泣いてもいいよね。
月は何かを言わない 何もしない ただそばに居る。


ねえ幸人くん。
この間、きっと私と幸人くんと似てるって思ったんだ。 
君は診断名がついてるけど私はついてない ただそれだけで私も少し普通じゃない。 
世の中みんな普通の顔してるけどきっと皆どこか少しずつ狂ってる。
じゃなきゃ世界はこんなに喜劇と悲劇で溢れかえっているはずがない。 
君は私よりだいぶんと賢くて、でも 私は君よりも少しだけ普通に近いフリができて 少しだけ衝動的じゃなくて そして君よりも嘘がつける、ただそれだけなんだ。
それに、君はそれはどうかなって言うかもしれないけれど 君は幸せだったよ。
だってお父さんしかいなくたってお父さんはあの時大丈夫お前ならできるほらいつも通りにやればいいんだってそばでみていてくれたじゃない そばで応援してくれたじゃない。
私とは違う。
君は君自身であるということ という存在意義を持ってる。
私はいつも少しずつ鎖でつながれて いつも少しずつ黒くて粘液質な何かに足を取られて いつも少しずつ吐きそうになりながら 意味のない存在で在りつづけてる。
最近 何がしたいか願えないんだ。
そして昔想っていたはずの願いだけが形骸として意識の中に干からびて引っかかっているけれど、中身のない依代なんか私にとって良くないものなんだ でもどうしたらいいかわからないんだよ。
幸人くんよりもっとちっぽけでもっと薄い私も 幸人くんと同じくらい宇宙の誤差になれるのかな。
もし幸人くんがそうだよって 許してくれるなら私、もう少し 笑っていたいと思うんだけどどうだろう。
抜け出せない捨てられない断ち切れない私の弱さ。
強くなりたい強くなりたい強くなりたいって百万回唱えたら真実になるのかな。 
正しいことが正しいって誰が決めたんだ。
ねえ幸人くん。
君の素直さは残酷すぎるくらいに君の強さだ。
私は 強くなりたい。


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