夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<紅 燃ゆる 空 ~名古屋・関ケ原の巻 その3~。>

2017-11-24 | Travel

・・・関ヶ原と関ケ原。
「ケ」の大きさの違いは、一体どんな使い分けなんだろう・・・?

なんてことを思いつつ、「時間、間に合うかな〜⁈」ってドキドキしながらひた走り、彦根に到着!

  井伊家菩提寺でもありますが、三成ゆかりの地として訪れました「龍潭寺」。
 静かな木々の間を進むと、 立派な山門に到着。
 細工もキレイで見とれてしまいます。・・・急がなきゃー(笑)
山門横の塀には、瓦が埋め込まれています。  弾が飛んできても壊れないように塗りこめてあるんだって。

  境内には、七福神や大洞観音堂がありました。  


もう日が暮れる一歩手前なので、方丈の中は若干薄暗く、私たちだけだったためかなり静か。
お寺さんに御朱印をお願いして、拝観をしていきます。


  これが一番見たかった!
佐和山城で実際に使われていた板戸、桃山時代作の桜の図。
お客人に見せる方がこちらで、綺麗な白い桜が散りばめられていますが、裏側は三成のお部屋であったため、そちら側は墨で質素に、少し描かれているだけ、だそう。
三成の合理主義でもあり、質実剛健と言うか華美でない生き方をよく表しているのだとか。
残念ながら裏側は拝見できませんが、こちらを見れただけで満足

他にも貴重な襖絵をたくさん見ることが出来ます。
  獅子の間や、   鶴の間。

  「ふだらくの庭」と言われる開山・昊天禅師が作られた枯山水庭園が有名です。
 時間があればゆっくりしたのにな~。

 と思ったら、突然現れる 天井すれすれの巨大達磨
夜中一人だったら・・・ちびりそう・・・笑。

 時計や甲冑など、禅師の肖像画なども展示されていました。他にも三成ゆかりの場所や物の写真がパネル展示されています。

    鳥や馬、仙人など、たくさんお部屋がありました。

  実は書院が、映画関ヶ原で前田利家に誓紙を差し出すシーンの撮影で使われていたようですが、もう暗くて写真撮れる感じじゃなかった(笑)
でも書院からのお庭も、高低差が奥行きを感じられて、とても綺麗でした!
岡田くんもここから眺めたのかな~。

  大小のだるまさんも沢山ありました。
最後、佐和山城で使われていたという鐘をようやく発見。 

静かなお寺で、もっと時間があったらな~
 また来ることが出来たら良いなと思います。

 三成像と、  三成縁者の方たちの供養のための佐和山観音さま。


お隣には、井伊神社がありました。 
でも、本殿は傷んでいるため覆いで囲われていて、人の気配はありませんでした。

 立派な橘。  金網の間から見た本殿、かなり立派な装飾でしたので、勿体ないなぁと思いながら。
こういう歴史的な建造物を保存し続けるのはとてつもなく大変なんだろうなと思いました。

 しだれ桜が、春には綺麗に咲くのかしら。
宗安寺で見た「重成血染めのすすき」が株分けされて、こちらの神社にも植わっていました。  


大洞弁財天にもお参りしようかと思ったけど、結構ふもとからは山道を上がらないといけない雰囲気だったので、今回は手を合わせるだけにして、少し戻って「清凉寺」を終着としました。
 奥には佐和山が見えています。
 こちらのお寺は井伊家菩提寺であり、その前は島左近の屋敷があったところと言われています。
そのためか(?)古くから七不思議が伝わっていて、この山門は左近邸の表門だそうですが、大晦日に風も無いのに唸る「唸り門」だったとか。(現物は江戸時代に焼失しているそうです)
 この南天は左近が特に愛でていたそうで、触ると腹痛になるとか

 こちらのタブノキは夜な夜な娘に化けて人々を驚かせたとか。
その他、おどろおどろしいものもいくつか言われているそう

 客殿はとても立派で!
 中は大きな吹き抜けとなっていました。意を決して隣の扉から声を掛けたら、お寺さんが出てきてくださって、快く御朱印を頂くことが出来ました。
本堂裏には井伊家代々のお墓があるそうですが、タイムアップということで、そちらには上がりませんでした。

また来ることが出来たら良いなぁ。

 高速へ向かう途中、佐和山を望む。
暖かい季節なら登ってみたかったな~。

最後、途中のSAで血糖値を上げるために(笑)近江ちゃんぽんであったまろ~。
 JAF優待で煮卵ついてきたよん

同じSAで念願の手羽先と、近江牛コロッケをゲットして、いい匂いさせながら帰阪しました

くはー!
楽しかったぁ!!!
この強行軍に付き合ってくれた母にも感謝(笑)
途中、車の運転代わるって言ったのに、「私が運転するのを見てる方がしんどいから絶対ヤだ(´・д・`)」 って言われたけどね

行きたいとこ、他にもいっぱいあるので、また巡る旅に出る機会を楽しみにしてます( ´艸`)


<紅 燃ゆる 空 ~名古屋・関ケ原の巻 その2~。>

2017-11-24 | Travel

さすが私、転んでもただでは起きぬ(違)

ということで、今日はduty無いのを良い事に、有給貰ってお休みなんだよ~
着物積んで母が車で往復の予定だったので、ついでの便乗して、車じゃないと行きにくい所を行こう!の巻 にしました。


 今日もモリモリ食べたよ~

朝は寒いけど良い天気!  とんがりコーンと鏡みたいなビルが綺麗


私は名古屋を一度観光してるけど、母は観光したことないので、名古屋でも観光を。。。
と言っても、メジャーどころを回るには時間が無いので、マイナーどころに(笑)

駅から少し離れてる「中村公園」に来ました。
 お散歩してる人がチラホラ。
ここは、秀吉が生まれた場所と言われているのです。
ほら、ちょうど今 私、武将モードだからさ(何?笑)

 日吉丸となかま達。
 「豊国神社」へお参り。
ま、大阪人はどっちかというと太閤さん贔屓やからな~ 
 手水も瓢箪。
池もひょうたん池。   紅葉が綺麗!
 亀さんも身体大きく伸ばして、日向ぼっこしてます
初代中村勘三郎記念像や大正天皇お手植えの松など、公園内は割といろいろありました。

隣にある「常泉寺」は、秀吉産湯の井戸があるといわれるお寺でした。
  秀吉生誕の地、なんだって。 

 お寺自体は日蓮宗になります。 
本堂の前には「むすびの輪」という、石柱に石の輪が付いたものがあって、上と下と回して同じ色のテープが揃ったら願いが叶う、というのがありました。
 緑色 揃った~ 
ご住職が不在とのことで書置きの御朱印を頂きました。


そして、常泉寺の隣には、清正生誕の地とされている「妙行寺」があります。
  境内には立派な清正像がありました。
 前立てにはお題目が書かれています。
 お参りして御朱印を頂きました。 飴ちゃん貰った
 石蕗かな?
   顔出してみた(笑)

 名古屋はここまで 
   

あとはひたすら西へ。
今日のメインイベントへ急ぎ向かいまする~。

  木曽川長良川揖斐川・・・と呪文のように唱えながら、岐阜県へ。

途中、初めての養老SAへ寄り道。
 山が色づいて綺麗でした 


そして、、、とうとう到着だよ!
関ヶ原です! 

 ・・・ってブレブレやん! 笑。
 降り口に、とてもきれいな紅葉。

とうとう私も地名だけで興奮する変態になってしまいましたのよ 


テンション上げたまま、でも全部は巡れないので行き先は厳選して、「関ケ原町歴史民俗資料館」へ。
    
  関ケ原には、とっても大きな陸軍兵器補給廠があったそうで、解体後の陸軍マークの入った橋の欄干などが展示されています。
 ここでも顔出し。
資料館内部は写真禁なのでありませんが、何とちょうど「関ケ原合戦図屏風」原本の展示期間中だったので、超ラッキーでした!
こないだの三成道イベントで解説してもらったのを思い出しながら、まじまじと堪能してきました
やっぱり近くで本物見ると、細かさが違うね~。
はぁ~ 幸せ~(笑)

 資料館の向かいは、家康最後陣跡となってました。
  戦いの後は、ここで首見分が行われたそうです。
 燃えるような木々。
  今はただの広場だけど、ここにたくさんの人たちが居たんだなぁって思いながら。
 ・・・うん、安全大事(`・ω・´)


そこから車ですぐの、決戦地、そして笹尾山を目指します。
町中のいろんなところの電柱に、こういう武将物語という看板が出てます。 
 決戦地は本当に田んぼのど真ん中!
決戦地の旗、三つ葉葵と、大一大万大吉の旗印が翻っていました。  
奥に見えるは三成・左近陣。  
 雲行きが怪しくなってきて・・・雰囲気出てきた(笑) 
少々雨も降ってきたので、急ぎます。

笹尾山の麓に到着。
 各史跡には、こういう看板も新設されていました。
笹尾山の上には三成陣が。
そして麓は左近が陣を張っています。
 モニュメントがあった・・・。

  がっしりとした馬防柵が幾重にも建てられています。
ちょうど訪れた2日後に、馬防柵を作るイベントが予定されていて、ドンピシャだったらやってみたかったんだけど(笑)諦めました(笑)
 とってもね、紅葉が綺麗だったのよ  
 笹尾山というだけあって(?!)笹が茂ってます。

下から見た時には、「三成陣ってすぐじゃん」って思ってたのに、上がると結構息が上がる・・・
ようやく見えてきたよ~  階段下には竹杖もいくつか準備されていました。


 到着!
 案内板の音声案内を聞きながら、当時に思いを馳せてみる。

 家康最初の陣の桃配山から、  小早川秀秋の松尾山、大谷吉継陣、天満山まで一望できます。

 一向に動かない味方達を見ながら、次々と倒れていく最期を見ながら、麓まで迫ってきた家康を見ながら、小早川陣を見ながら、三成さんは何を想ったんだろう。
なんとも、溜息しか出なかったです。
人の世は、一寸先は闇で、切なくて、愛おしい。

  
遠くから、新幹線が走ってきました。  


 紫式部?結構背が高かった

   ここは一番、紅葉が綺麗
  
どんだけ待ってもこの「島左近 陣地」の旗が裏向いてしまって
仕方ないから足元の四つ葉のクローバーを探してて(何してんねん)、しばらくして、ふ と顔を上げたらナイスタイミングでした(笑)
私があまりに真剣に探してたから、近くを通りかかった老人会のおじいちゃんたちがとても不審そうに見てたらしい(by.母)。
笑。
ちなみに、見つけられなかったわw

 「関ケ原笹尾山交流館」にも寄ったところで、結構な雨が降り出して、ホントギリギリのタイミングだった~
良かったぁ
ありがとう 殿

関ケ原に来たら、絶対欲しいなって思っていたものも、資料館と交流館で無事に発見できました(笑)
 「松野屋」さんの「ふわっと関ヶ原」。これね、美味しかった!
ホントにふわっともちもちしてて、バターの風味が効いてて、また食べたい
他にも大谷刑部の家紋入りチョコ味もあるんだって。

あとは、この「胆の毒ゼリー」(笑)
 インパクトありすぎでしょ
中身は普通に柿のゼリーですが、三成さんへの嫌がらせでしかないという(笑)
包み紙が面白くて、 「天下分け目新聞」www
三成、島左近を尋ね人してるし(笑)

他に、石田三成とか黒田官兵衛とかの一生を キーワードで追ったクリアファイルとか、戦国時代のイベントやデータを盛り込んだ資料集とか、面白くて買ってしまった
あとは、三成さんのお茶も

ここまでで結構満足してるのですが、行けるとこまで行ってみよー! ということで(笑)
最後、彦根に参ります!(`・ω・´)ゞ