夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「人生の約束」試写会>

2016-01-07 | Movie

友達に誘ってもらって、行って来ました

あまり予習せずに行ったのですが、最初始まった当初の江口洋介が渋かった(`・ω・´)
そんなにファンって訳じゃなかったんだけど、こないだのオトナ女子でなかなか良いなぁと思って観てたので、萌えもえ(笑)

四十物町の大切な曳山が、西町に移譲されるところから始まります。
自分の町の大切な曳山。
この何とも言えない理屈じゃない想いは、実際に参加したことのある人しか分からないのかもしれない。 


竹野内豊演じる中原CEOが当初、すんごい嫌なヤツで、ちょっとビックリした
こちらも渋くて、カッコいいんだけど、嫌なヤツ(笑)

とーり君が、久しぶりに?年相応の役でちょっとホッとした。
でも切れ者の若手で、CEOに疎まれる子で、不憫で・・・(笑) 
最後まで良い人だったから、良かった~

中原と会社を一緒に立ち上げたものの 方向性の違いからクビにした親友塩谷とは、わだかまりを残したまま、実は彼が病気で亡くなったことを知ります。
塩谷の故郷・富山で最初は、相変わらずに嫌なヤツの中原。
人に興味もないし、自分が絶対正しいっていう人間。
お金でなんとかなる、というような。
でも、塩谷の娘には何だか優しいんだよね~。
ちょっとそこがキャラに違和感だったけど、でも竹野内さんの優しい眼と諭すような口調に、これは女性は落ちるわ~って思いながら観てましたwww

小池栄子の明るくてざっくばらんなキャラが、良いアクセントになってます

途中まで、部下の不正により検察のガサ入れが入り、沢山のものを失う事に直面する。
そこで部下たちからの切なる反抗があったり、親友の死や、彼が命を懸けて取り返したかった曳山や祭りへの思いに、少しずつ向かい合うことになる。
徐々に変わっていく中原を見ながら、塩谷の家族や四十物町の人々も少しずつ認めてあげることになる。

西町の会長が、これまたお金が全てで、手段を選ばない下品な人で嫌なヤツなんだ(笑) 
なのに最後たった独りぼっちで、付けるはずだった西町の提灯の前でぽつんと取り残されて座ってるのを見たら、可哀相~って泣きそうになった私はお人好し過ぎるかな?

他の町の人たちも、西町の人たちだって、四十物町の曳山に対する思いは よーく分かる。
立場が違っても、曳山に対する思いだけは、皆一緒なのが、これまた胸に沁みて泣きそうになった。


お祭りって、ただのイベントじゃないんだよね。
自分のルーツであるというか。
物事も良く分からない子供のうちから染みついた音。
それは死ぬまで変わらない。
私も天神祭りでは、子供神輿を担いでたけど、それを経験出来た事を今でもすごく誇りに思ってる。
何でだろうねぇ(笑)

ギャル神輿が有名かもしれないけど、他にも小さい子たちは法被来て、太鼓を乗せた神輿を曳いて商店街を練り歩く。
小学校の上級生になったら、各地区にある子供神輿を担ぐことができて。
くそ暑い夏の日の午前と午後とあるし、2日間もあるから、担いでる方の肩はもうパンパンに腫れ上がるし、交差点と境内では神輿が暴れたくるから 吹っ飛びそうになるし。
でも、不思議とやめたいとかは思わんのよな~。
高学年になってやっと担ぐことが出来るっていうのも、憧れるんだよね
そして、この地元で由緒ある祭りに参加できる。
観客じゃなくて、担い手として参加できる、それがすごく誇りなんだよね。
6年生の受験の年も参加したと思う(笑)
この祭りが来ないと、夏が来た!って思えない大阪の象徴の7月24-25日。

大学の時には、同級生の地元・徳島の阿波踊りに大学の連で参加させてもらった。
でも、少し練習しただけの私たちと、地元の子たちでは、ぜんっぜん踊り方が違うの。
型が違うというよりも、纏ってる空気すら違う。
手や足の運び方が、身体に染み付いてるんだなって、ホント感心した。


自分たちの物、っていう意識があるよね。
別に何を競う訳じゃないんだけど。
自分たちの町の祭り、自分たちの町の神輿、っていうのは特別。
お金に換算できるものじゃない。
お金ももちろん大切で、お金がないと維持していくことは出来ないんだけど。
だけど、理屈じゃないんだよな~。


死ぬかもしれないけど、最後に一目曳山を観たいという西田敏行さん演じる会長や、その気持ちを汲んであげる四十物町の人たち。
事情聴取を待ってやってくれって、受け入れてあげた江口洋介さんのテツ。
しっかりと見届けてあげた親友の娘。
事情聴取を祭りが終わるまで待ってあげた、ビートたけし演じる刑事さん。(出てるの知らなくてビックリした!)

全て、理屈じゃないんだよ。
体の中から湧き上がってくるもんだし、一緒にやれば分かるんだよ。
繋がるってことは、そういう事なんだろうね。

夜に一斉に点灯された提灯山に、鳥肌が立った。
「いやさー!いやさー!」って掛け声を、ちょっとずつ口ずさみながら、最後は恥ずかしがらずに声を張り上げて皆と唱和する中原。
泣いた~
皆で一丸となって一緒のことをするって、素晴らしいし、ある種のカタルシスになるんだろうなと思います。 

真っ白に雪化粧した立山連峰。
透きとおる冬の空気までが映し出されているようで、本当に綺麗でした。 

それぞれの町、どれだけ田舎でどれだけ寂れたところであろうとも、伝統だけは別物だなと。
遠い遠いご先祖さまから受け継いできたものを、子供や孫、遠い遠い未来へと繋いで行く。
それが人の使命、命の使い方なんだなって、そうも思った。
サッパリ使えてない自分が、ちょっと哀しいけど

渋い役者さん達が揃い、沁みる映画だったと思います。
自分の故郷をそれぞれ思い出すんじゃないでしょうか。
是非若い人も観に行って欲しいなって思いました。 


<つながる こと。>

2016-01-07 | つれづれ

昨日夕診終わってからマッサージ行ったら、「いつもと違う張り方だけど、胃やられてないですか?」って当てられた~
ま、相変わらずの意味不明な凝り具合wwwって言われたけど
シール鍼してもらったけど、効いてるのかどうか良く分かんないや
あっても無くてもムカムカする時はするしな~・・・。

広いお風呂に浸かりたかったから、夜遅くなったし実家に寄り道。
だって今日朝の七草粥が食べたかったから~(笑)


ワンコ姫は、まだしんどいのか甘え癖が付いたのか、私がいる間中ストーカーされる(笑)
でもま、幸せなことだと思う事にしておこう


今日は友達に誘ってもらって「人生の約束」を観てきました
お祭りは、ただ騒ぐだけじゃなくて、大事なものなんだって、あ~ 久しぶりだなぁ。
レポはまた後日。

帰りに駅構内の「くくる」で醤油タコヤ~キ  
  最近食べ物の事ばかりだな~