夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<フランス日記5。>

2007-03-17 | つれづれ

3月9日:第7日目
今日から私たち4人だけになります。
しかも元々、私一人と他の3人がやりたいことが少しずつ違ってはいたのですが、そんな中 友達からのちょっとした誘導尋問に合い、別行動をとることに
不意打ち食らった形になって、ちょっと機嫌悪くなる私(笑)
今となっては、互いにとって良かったのですが、海外で一人でウロウロするのは初めてだし 最初はホント胃が痛くなるくらい緊張しました

でも午前中は、皆で9時開館と同時にルーブル美術館
ただ、見るスピードが違うので入場してからは別々に。
ガイドブックと館内マップ片手に、片っ端から見て回りました
彫刻のところはちょっとドキドキしながら(だって動きそうなんだもの~)
壁一面の有名な絵画、エジプトのコーナー、豪華なナポレオンの居住区、オリエンタルゾーン、などなど。
ちゃんと見て回ったら一日でも足りないくらいです。
私は地下のガラスピラミッドから光注ぐ中、サンドウィッチを頬張って、13時頃に美術館を後にしました
目的地は、ノートルダム寺院
(皆は昼ご飯をエスカルゴが食べたい!と予約していたレストランへ11時半くらいに出たらしいです

→ルーブル向かいのサン・ジェルマン・ロークセロワ教会
どんどんセーヌ川沿いに歩いていきます。

→私だけ カルト・ミュゼ・モニュマン(ミュージアム・パス)を購入していたので、途中のコンシェルジュリー、サント・シャペルも見てきました。

コンシェルジュリーは牢獄として使用されており、マリーアントワネットなど、ここからギロチンへと送られた人が大勢います。

独房などが再現され、暗くて怖いところでした

サント・シャペルは、パリで最も古いステンドグラスに囲まれた大聖堂です。
小さな階段を上がって礼拝堂に辿り着くと、そこには一面ステンドグラスに覆われた  まるで宝石箱のような光景が広がり、一瞬固まってしまいました。
壁はほとんどなく、広い部屋360度がステンドグラス(写真では一部しか伝えられないです
これは必見です

→ぼうっとしたまま、花市を抜けてノートルダム大聖堂に向かいました。
3方向にバラ窓が位置し、ピエタや聖母子像の彫刻が並びます。
ゆっくりと見ながら歩いていたら、なにやら急に人だかりが。
なんだろー??と思っていると、突然音楽が流れ出し、宝物館の隣から お香を振りながら歩く人を先頭に、大きな十字架や聖具?らしきものを持った人の列が出てきました。
ミサかな?とは思うのですが。。。
とても厳粛な光景で、赤い法衣を着た方が壇上に上がって説法を始めていました。
信者でない私には詳しいことは分からなかったですが、貴重な体験ができました

→セーヌ川から離れ、大きな道沿いに歩きながらサン・ジェルマン・デ・プレ教会へ。
フレスコ画や聖母像が良かったです。
歩き疲れてしばし休憩。。。

→待ち合わせのため、サン・ジェルマン大通り歩いてオランジュリー美術館へと向かいます。
途中にもカフェが沢山あり、いかにも”フランスのギャルソン”なおじさんが給仕してたり。
お店には入らなかったけど、見てるだけで楽しかったです

オランジュリー美術館で合流・・・
のはずが、「お茶してたら遅くなった~」との電話が
でも今日は全く平気です
だってモネの睡蓮がじーっくりと見れるんだもーん(笑)

オランジュリーは、モネ本人の希望通り 自然の光が注ぐ中で睡蓮を見ることが出来るように と改築のためしばらく閉館されていました。
今回は前回来た時と大々的に違った造りになっていましたが、今の方が断然いい気がする
地下は、ルノアールやマリー・ローランサン、セザンヌなどの絵画が展示されていて、睡蓮の部屋はエントランスホールからまっすぐにアクセスできるようになってました。

2つの楕円形の広間に 8点の睡蓮。
真ん中のイスに座って、1時間くらいぼーっと眺めていました。
夕焼けの ほのかなオレンジの光が差し込み、やわらかく睡蓮が揺れてます。

→やっと合流するも、友達2人は「ワインバーに行きたい!」
ということで、残りの1人と私は別れて、プランタン(もう一つのデパートみたいなの)に行くことに。
そこで晩御飯・・・

と思ってたのに
辿り着いたらなんと閉まってました
大阪で7時に閉まるデパートないよぉ~

仕方ないので、足も痛くて歩き回ることも出来ず、なんとパリまで来てマクド(笑)
海外のマクド。
ポテトが太いのを選べる以外、普通でした

→ホテル帰還。
しばらくするとワイン組も帰還。
「ピエール・エルメ」というケーキのお店で買ってきてたローズのケーキやマカロンを広げて お菓子パーティー
お値段だけのものはあって、ほんっとうにおいしかった~
ローズ味って、あまり日本で食べたことなかったけど、ふんわりピンクや紅色のイメージ
見た目もかわいくて、食べ物というより芸術作品みたいでした


<フランス日記4。>

2007-03-17 | つれづれ

3月8日:第6日目

午前中はバスでパリ観光。
エッフェル塔やコンコルド広場で写真を撮ったり、車窓から凱旋門、パンテオンなど名所を回った後 解散。

私たち4人グループは、
パサージュという綺麗な商店街 みたいなところを見に出発。
パリで一番エレガントを言われるギャラリー・ヴィヴィエンヌは天井から自然の光が降り注ぎ、彫刻があったりして、繊細な雰囲気でした。

→切手が買いたい!と私が言ったため、中央郵便局へ。
「昼休みだ」と言っているのか、不親切な(いや、これが向こうのスタンダード笑)おばさんがフランス語でなにか捲し立てるも、4人とも「????」。
立ち尽くしてると、親切なおじさんスタッフがオフィスへ連れて行ってくれて、無事に購入。

→他のパサージュであるギャラリー・ヴェロ・ドタを覗いた後、サン・ロック教会
この教会は偶然入ったのですが、私と波長が良く合ったらしく、ちょっと泣いてしまいました

→オプションでヴェルサイユ宮殿へ。
相変わらず豪華
沢山の部屋が それぞれ、天井画や彫刻、壁の騙し絵、シャンデリア、調度品、カーテン、肖像画であらゆるところ飾られています。
これでも復元しきれてないというのだから、当時はそれはすごいものだったんだろうなぁ。
「マリー・アントワネットとその子供たち」の肖像画は、彼女の一生で最も幸せな時間のもので、やさしく微笑む絵を見ると何ともいえない気持ちになります。
鏡の間が少し修理中だったのが残念でした
でも今回はお庭も少し歩けたので良かったです

→オペラ座付近まで帰ってきた後、解散。
ギャラリー・ラファイエット(デパートみたいなもの)で晩御飯を食べて お土産を買い込んで 夜のエッフェル塔へ。

→日暮れからエッフェル塔はオレンジ色にライトアップされるのですが、毎時には白く点滅するライトがキラキラと加わります。(写真はコレ)
折角だから登ろう!ということですが、私は高所恐怖症なので2階まで、友達3人は3階まで。
ケータイ2つあったので、それぞれ持って別れたのですが、その後少々一悶着ありまして

時間になって地上で待ってても、誰も居ない
電話かけても電波が悪いのか、全然つながらない
吹き晒しで寒いし、どうなってるのか全く分からないし、あまり夜遅くなるとホテルまで帰るの怖いんだけど。
・・・・・・ど
ないなっとんねーんっ!!
とキレました。笑。

大分待ってやっと合流。
何でも、2階から降りるエレベーターがなかなか来なかったので、階段で降りてきたらしいです。
・・・それはもしかして 待ってたほうが早かったのでは・・・??

まぁ 何もなかったから もぅ良いけどね

でもエッフェル塔、本当にゴージャスでした
昼間の脚線美もなかなかのものですが(笑)、時間のある方はぜひ夜も見に行ってください

→やっとのことでホテルに帰還。
実は、私たちだけが延泊で 他のツアーの方は翌日帰ってしまうので、この晩に添乗員さんに空港の話をしてもらう事になってたのですが、私たちが全然帰ってこないから大分心配されてたみたいです
ごめんなさーい
でもホント、今回の添乗員さんは頼りになる素敵な方でした
またこの方と一緒に行きたいって思うくらいです

→ラファイエットで買いこんで来たケーキを部屋で皆で食べた後、おやすみなさーい


<フランス日記3。>

2007-03-17 | つれづれ
3月6日:第4日目
本日も早起きして、バスでブールジュ
この町は、ガイドブックにもほとんど載ってないらしいです。
ちなみに、日程表には”ブールジュ”と書いてあったのですが、「その読み方は違う!”ブージュ”なんだ」とバスの運転手さんは言ってました(笑)

町並みはとても静かで、石畳の素敵な町でした
見所はサンテ・ティエンヌ大聖堂です。
世界遺産にも登録されているこの大聖堂では、どっしりとしたゴシックの正面扉や、すばらしいステンドグラスに 口が開きっぱなしでした


その後、ロワール地方の古城であるシュノンソー城
ロワールにはいくつもの城があるのですが、一番優雅だと言われていて、川の上に建っている、変わったお城です。
代々女性が城主でしたが、特に2代目のディアーヌ・ド・ポワティエが有名な人で、フランス王アンリ2世の愛妾としてこのお城を賜ったそうです。
驚きなのはアンリ2世よりも20歳年上・・・
それにも関わらず、肖像画を見ると、とても美人な人でした。
でも王が亡くなった後、正妻であるカトリーヌ・ド・メディシスによって城を追われ、3代目にはカトリーヌがなったとの事。
昔から、女の戦いは怖い・・・


この日泊まったホテルはイマイチでした
ポーターさんが最初いなかったため添乗員さんがトランクを運んだり、晩ご飯も食器に汚れがこびり付いたまま、味も私や友達的にはおいしくなくてしょんぼり
部屋の暖房も効かず、ポットは中の機械がむきだしでお湯も沸かせず、極めつけはシャワーが水でした
ヨーロッパでは たまにこういうホテルに当たる、と言いますが、コレか~!!
と思いながら、とりあえず寝ました笑。
旅行通して思ったのですが、やっぱり日本のサービスっていうのはすごいんですね
至れり尽くせりなんだと実感・・・
 

3月7日:第5日目
今日は旅行の目玉、モン・サン・ミッシェル
遠くから近づくにつれ、なんとも不思議な光景でした。(写真がコレ)
小島が町になってるんですね。
名物:モンサンミッシェル・オムレツやシードル(りんごのお酒)を昼ご飯に頂きました

両脇のお店を見ながら、石の階段を上がっていくと修道院があります。
修道院はとても広くて、ガイドさんに案内してもらったのですが、自分がどこにいるか混乱してしまいました
時代を追って増改築がされたため、ロマネスク様式とゴシック様式が折衷した 面白い造りになってます

お土産のバタークッキーや、自分たち用のマカロンを買った後、とうとうパリへ向かいます

<フランス日記2。>

2007-03-17 | つれづれ
3月5日:第3日目
朝、ポン・デュ・ガール
ローマ時代に水道橋として使っていた大きな橋です。(写真はコレ)
少し登ったところにビューポイントがあるのですが、ちょっとしたハイキング並なので、年配の方には少し しんどいかも・・・。
と言っても、私は途中で道が分からなくて、上がるのを断念しました
後で他の方に聞くと、もう少し登れば辿り着いた とのこと、残念です
その代わりに橋を反対側へ渡り、河原の方へ降りて 自然を満喫してきました
とっても天気が良くてキレイな空気が気持ちよかったです

それにしても、機械もパソコンもない時代にもかかわらず、昔の人の技術には驚くばかりです


その後バスに揺られアビニヨン
サン・ベネゼ橋という「アビニヨンの橋で踊ろよ、踊ろよ・・・」という童謡で有名な橋を見た後、ガイドさんと共に法王庁へ。
石造りのどっしりとした宮殿にはフレスコ画も残っていました。
各時代の法王によって 内装の好みが違うのが表れていて、面白かったです


昼ご飯の後、再びバスでリヨン
夕方、旧市街を見下ろすことの出来るフルビエールの丘へ着きました。
夕暮れ時に、丘から見える景色は本当に素敵
レンガ色の屋根が連なり、ルネッサンス時代のままのような気がしました。
時間があったので、丘にあるノートル・ダム・ド・フルビエール教会に入ることが出来ました。
パリのノートルダムのような柱が並び、中のステンドグラス、そして地下礼拝堂が必見です。


この日は朝からの久しぶりの運動に、少し筋肉痛が・・・(笑)
早起きに加えて、マイナスイオンの中で 運動もばっちり
超健康的な一日でした