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夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

2007-05-04 | か行

あなたの傍へ座って
話したい事が たくさんあったんだ
見せたいものも たくさんあったんだ
おぉ すごいじゃないねぇ って言うかしら
それとも
何ねぇ そぎゃぁなもん って言いながら
嬉しそうに笑うかしら
私にはあの頃 あなたに伝えたいことが
毎日たくさん あったんだ


遠く海は 変わらず輝き
静かに私の背中を押す
小高い丘を登り
あなたの前に立って 今

相変わらず 元気にやってるよ
話すことは今でも山ほどあるけれど
私は少し  無口になった

私も あなたも
何も言わずにただ 風がやさしくあやしては
時は過ぎる

多少ぎこちなくても ちゃんと笑っているから


あれから
2年とちょっと経ちました。
今でも 
あなたに伝えたいことが
数え切れないくらい 毎日たくさんあるんです。


きょうの ひだまりは なみだの あじ

2007-01-27 | か行

ゆめ を みました
いこく のいなかまち にいる ゆめを みました
そこは たんぼがひろがり ぽぷら の なみきみち がありました
とおくに たいせつな ひと もすわっていました
きいろや ぴんくや むらさきの ちいさな はな がゆれていて
わたしは たんぼのあぜみち を はだしで あるきました
くしゅ くしゅ した あおいくさ が
ちゃいろ い どろの みずたまり が
あたたかい かぜ が
うれしくて
なつかしい ふんわりとした すかーと のすそを 
くるり くるり ひるがえして
そこらじゅう を あるきました
むこうで あのひとは わらっていました
いいなぁ と いいながら ふたりで わらいました
ずっと しあわせ でした



きがつくと あたりは ひがくれて
まっか と むらさきに ひがくれて
だぁれも いなくなって
わたしは こわくなって 
うごけなくて
なきだした わたしを あのひとが いいこ いいこ しました
でも わたしからは だれも みえないので
せつなくて さみしくて 
うごけなくて
はやく よるに なってしまえば
びろぅどの こんいろに つつまれて
あんしん できるから
はやく よるに なってしまえば
はやく よるに



かなしくて



しゃくりあげながら めがさめたら
おひさまは もう たかかった けれど
こころは ちっちゃく ぎゅうぅ と つかまれたままで
だからきょうは
とても つらいのです
なくしたものが おおくて
とても つらいのです
 


紅風

2007-01-22 | か行

飛び散る紅の中
駆け抜ける
この手が幾千の涙で
濡れようと
立ち止まらない
人はこんな生き方を
哀しいと哂うだろうか
ただ散る時に
貴方を好きだと
笑えればいい
貴方の輝きへの代償
そんなに高くついたとは
思わないよ


2007-01-15 | か行

その銃弾が 頭を貫通しきるまで
反撃の機会を
決して 手放さない


死ぬ覚悟は 生きる覚悟だ と

この泥まみれの世の中 渡りきる勇気は
其処にある


キセキ

2006-12-14 | か行

馬鹿騒ぎの連中を横目に足を速める
流されることのないようにと頑張ってきたけど
少々の寂しさは隠せない
ただ 後悔はしていない
みんなが 私を支えている
その事実が 私を支えている


不思議といつも 行い以上の信用を得てきたと思う
もうそろそろ運に甘えてばかりじゃ
本当の自分を信じてやれないから
何かを捨てなきゃ飛べないなら
全てを抱えて歩けばいい
そうして今まで 生きてきた
こうして私は 生きていく


恐る恐るでも 声にできる言葉があった
不器用でも 受け止めてくれる場所があった
本当は 簡単なことだった


結局のところ 神様に叶えてほしいことは
考えたらそんなに思いつかなかった
こんな自分は幸せだと思う
孤独の隙間から呼んでくれる声を 覚えてる
しっかりしろと叱ってくれる人を 覚えている


互いに叩き合える仲間が居た
涙が許される時間があった
あっという間だった
手元に何が残ったか 分からない
それでも
失くしたものはそんなに多くはなかった



奇跡?軌跡?どちらでも。
卒業決定記念。みんな大好きだよ☆


風の詩

2006-12-11 | か行

譲れないのは 肩越しに揺れる未来
振り返らずまっすぐ進む貴方だけど
いつも後ろに差し伸べた手
繋げば風が走り抜ける 身体の中
小さな竜巻忘れずに抱えて
変わらずにいたいのは
大切な人守る気持ち
振り注ぐ陽光に
涙しか残らないなんてこと ない
ささやかでいい あと少しの真実
私は弱いという事
貴方も弱いという事
それでも二人ならきっと 生命は目覚める
全てを信じる なんて 逃げない
貴方に委ねるのではなく 私も歩む
閉じた瞳開き どこか聞こえた懐かしさ
そっと微笑みを時に刻み
両腕一杯 月の光溢れて
優しく在る     強く在る───


Call

2006-12-09 | か行

君があれほど送り続けた心に
僕は気付いてあげられなかった
流れることに
流されることに
慣れてしまった僕は
気付く事を恐れてしまった
けれどもし
君が僕を
それでもまだ僕を
求め続けてくれるなら
今一度 君の手を取ることが
叶うのだろうか・・・


今夜

2006-12-07 | か行

はっきりとした自分を
隠したくて
眼鏡はずして
電気を消した
暗闇に浮かび上がる
灰色の波
外はネオンが痛くて
不規則な車の音だけが
安らぎになる
いくつものぼやけた
活字を指でなぞり
感覚に任せて
文字をつづる

眉間のしわがとけたら
月はだいぶと
高かった


GAME

2006-12-01 | か行

あなたへは伝えたい気持ちなど
持ち合わせてないはずで
ニヤリ からかって 日々やり過ごす

いつか最期に
あなたがとても悔しがるような
鮮やかな 艶やかな
一瞬を刻み付けてみたいのだけど
今はまだ どうすれば良いのか分からない  だから



惚れたら負けの恋なので
にっこり笑って
また あした