森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

電磁波測定開始!

2008-05-14 10:55:29 | 議会活動
 写真の電磁波測定器を三機購入し、電磁波測定を開始しました。10年ほど前に泉野町に地下変電所を建設することに反対する住民運動がありました。当時県議だった藤井肇さんが町会長を務めていたこともあって、わたしも関係者として運動に参加したことがはじまりでした。原子力発電の放射線の問題ともリンクし、最近では化学物質過敏症、電磁波過敏症と環境因子による健康被害が表面化してきました。
 また、国際的には、世界保健機構WHOが昨年低周波電磁波も、被曝し続けると小児白血病を発生させるリスクが二倍になるという疫学調査結果に基づいて、対策を各国際機関に要請するという段階になっています。
 ところが、日本ではほとんど対策らしいものは講じられず、その一方で規制の厳しいヨーロッパ向けのパソコンなどには、規制値以下に電磁波漏洩を押さえる技術を導入していると聞きます。学校の敷地に高圧電流の送電線鉄塔が立っていたり、電磁波防護の資材も備えられないまま、パソコンルームで授業が行われていたりすることに、保護者の中にも不安を持つ方がおられます。議員である私にこの問題を採りあげて欲しいと要望される方もおられます。
 そこで、この6月議会をめざし、縫合的に電磁波環境問題を採りあげることを結審し、足元の電磁波環境を測定することを開始したのです。昨年から二回、全国に呼びかけられたシンポジュウムにも参加し、資料を蓄積してきました。
 さて、昨日学校現場の電磁波環境は県教組金沢支部に依頼し、私は、測定器を持って電線類地中化が進められている兼六園周辺の道路、泉野の地下変電所周辺を測定して歩き回りました。上空に這う送・配電線は高さ5メートルぐらいでしょうか、測定針が反応します。地下に電線が埋設されていると思われる歩道面で0.2ミリガウスであるのに対し、電線下では2ミリガウスを越えるのです。測定器を上にかざすとじりじりと数値が上がります。地下埋設は深さや電線処理にもよると聞いていますが、埋設が電磁波遮断に効果を上げているのか吟味しなければなりません。ただ、地上にところどころ変圧器が設置されており、そこでは密着測定で70ミリガウスなどという高数値となります。変圧器にはさわるなという表示はありますが、柵もなく、歩行者が知らず知らずに被曝することになっています。
 地下変電所周辺は、変電施設がどの辺りに設置されているのかはっきりとは確認できず、針の変動が少し歩くだけで大きくなるという結果でした。また、数百メートル離れた沿道歩道上で思いの外数値が高い状態が続き、架線下の影響もあるのか思案しました。
あっ、それから、着信から通話中の携帯電話からは100ミリガウスを越えて針が振り切れるような強い電磁波が出ます!やはり!またパソコンの無線RANカード付近はこれも25ミリガウス程度の強い電磁波が発生しています。とにかくも知っておく必要がありますね。

 このように、しばらくは、データを収集しようと思っています。

 

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