森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

白川郷合掌造り群

2007-10-28 22:43:17 | Weblog
 新増町会の福祉バス研修旅行にお誘いを受け、ご一緒しました。昨日とはうってかわり、快晴の秋晴れに恵まれました。行楽客で賑わっていました!世界遺産に登録された茅葺き合掌づくり家屋群が、青空と山の紅葉に映えてくっきりと存在感を誇っていました。
 ちょうど、一軒の合掌造りの家が茅葺き屋根の葺き替え工事の真っ最中でした。秋の行楽シーズンに葺き替えをするのでしょうか。古来一年に数件ずつ、村人総出で葺き替えをする習わしだそうですが、はじめて目にする光景に、村の「結」の支え合い、連帯の歴史を感じ、思わず駆け寄ってカメラを向けました。高校生たちも参加して集落の伝統を継承しているのが印象に残りました。
 研修旅行に参加された方々と語らいながら昼食に飛騨牛そばをすすり、午後からは南砺市となった上平地区のくろば温泉につかりました。学校新任当時、大学時代の友人が上平小学校に赴任していて、学校を訪ねたことを思い出しました。
旧村役場前の道路沿いに、「平和忠魂」と刻まれた石碑が建っていました。裏に回ると、兵曹長、伍長、上等兵の階級3人の戦死者の名前が刻まれていました。1944年から45年にかけて、南方の激戦地での戦死です。じっと碑銘を見つめながら、今は亡き歴史家の藤原彰さんが12年前に金沢で語った「あの戦争は、餓死・戦病死の人命軽視のいくさだった。戦争遂行にあたった者たちの責任は深い。」を思い起こしていました。山の夕暮れは駆け足でした。

 この一日、新増町会の方々ともお近づきになれました。町会町さんのご厚意に感謝です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。