里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'22~第4基本枝の収穫順調

2022年09月25日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は順調に収穫を続けています。現在、第4基本枝を収穫中。


今赤くなっているのが主に第10花房で間もなく収穫が終わるところ。

第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、5、第6花房)は完全に収穫終了。
第3基本枝も第7、第8、第9花房と終了。
第8、第9花房の着果はやや不安定ながら、まずまずと言える出来でした。
第3基本枝はここで予定の花房は終りですが、おまけの+α花房をつけた株があります。
2本枝が垂れている一番下の花房がそれです。


ベットに着くくらいになっています。よく留まりました。色付いてきたので問題なく収穫できます。
第4基本枝は第10、第11、第12花房と着け、大概はここで芯止めしました。(第4基本枝の捻枝はこちら


この株は第10花房が赤くなって残っています。その下に着果はイマイチながら第11、第12花房、そして おまけの+α花房を着けています。


反対側はこんな風になっています。穫り終わった第3基本枝。


本来なら第三基本枝までの枯れ葉を整理するところですが、今年はあまり手を掛けていません。
ネットで囲っているため摘葉は省略。ただ、それがむしろ樹勢の維持にプラスになっている可能性があります。
この株は最もステージが進んでいる株。


赤くなっているのは第4基本枝第11花房で、その下に第12花房と+α花房。そして上に変則な第5基本枝2花房を作りました。よく留まっています。
この株はトータル15花房と言うことになります。
下の左の株も上から第5基本枝を試みましたが実が留まりませんでした。右の株の垂れているのは第4基本枝。


昨年は第4基本枝に入り急失速しましたが、今年は概ね順調。
基本枝の花房数を増やしてもあまり競合を起こさず、まずまずの着果が保たれています。
果実も悪くありません。Mサイズ中心ですが、安定して穫れています。


9月中旬の気温が高かったため収穫も進み、残りは大方2、3花房。
害獣の来襲を受け囲っているため、作業をするのも写真を撮るのも少々苦労です。


ここまで早い段階で1株は小生がつまずいて折損、もう1株は株自体が奇形で処分。2株を無駄にしました。
それを考慮すると、2018年以来の出来となるかもしれません。


栗は今年も豊作

2022年09月24日 | 畑:果実類

栗は今年も豊作です。
今年は9月半ばから拾い始めました。例年並です。
これがメインの栗の木。


樹齢は40年以上になります。
大木になりました。剪定を怠ったのが原因です。


昨年も豊作だったので2年続きの豊作になります。


イガ栗が青いまま落果する年もありますが、今年はそのようなこともありませんでした。


近隣の方も同様なことを言われています。ただし、虫食いが多いという話しです。
我が家の栗拾いは助っ人が主にやっていますが、多少その傾向があると言っています。
ちょっと寄せてみた限りではそれほど虫食いもなさそうですが。


大木で、南傾斜になっていることから畑まで転がってくるイガグリがあります。拾うのは楽とは言ってもイガは邪魔。


これは助っ人が穫った栗。悪くありません。


この栗は中型の丹波系。実は大きくないもののホクホクで甘味が強い。


今がピークです。
助っ人が幾人かに配っているようですが、皆から評判が良いらしい。
こちらの栗の木は未だにイガ栗は青い。


かなりの晩生です。
これは小生が10数年前に植えたもの。これも結構成っています。
品種名は失念してしまいましたが、確か「筑波」だったような。
大分成るようになってきたもののイノシシの餌になることが多い。
珍しく昨年はよく拾いましたが、今年はどうか。


水墨画「葡萄」

2022年09月23日 | 水墨画:菜果
画仙紙 半切1/3  

秋は果物の季節でもあります。ブドウもその代表的な果物の一つ。
今はシャインマスカットが社会現象化しているように見えます。
近年は我が家でも贈答で頂くことがあります。
ブドウの品種もその時々で象徴する品種があったような気がします。
昔、黒ブドウの代表的品種と言えばキャンベルアーリー。
中粒のブドウらしい姿で、酸味が強いものの甘味も香りもあり好きでした。
それをイメージし水墨で描いてみました。
中粒の出来が今一つ。筆の調子が良くなかったことにしておきます。
我が家ではブドウを作ったことがないのでよく分りませんが、近隣にあるブドウと言えばキャンベルアーリーでした。
今、店で見かけることは少なくなりました。
今はどんなものも、美味い=甘いが当たり前で酸味は好まれないようです。
シャインマスカットが社会現象化するのも分る気がします。実に甘い。
しかし、小生は甘味も酸味もほどほど、所謂甘酸適和が好みです。そういうことから言うと巨峰派でしょうか。
もっとも自ら買うことも殆どないのであまりなことは言えません。
それにしても、昔少しだけ味わったマスカットオブアレキサンドリア通称アレキの味は格別でした。
あの香りは忘れがたいものです。もう食する機会もないでしょうが。



冬キャベツに追肥と土寄せ

2022年09月22日 | 畑:葉菜類

台風来襲直前、冬キャベツに追肥と土寄せをしました。
品種は、トーホク種苗の「寒玉キャベツ」。ここ数年この品種です。
厳寒期、雪が降れば雪中甘藍にもなります。
この品種は外葉が大きく下葉が少し垂れるのが気になってはいます。
植付け後の天候が悪く生育が遅れていましたが、9月中旬の気温が高く急生長。


これ以上、大きくなると機械が入りにくくなります。
台風が来るというので、機械が入るうちにと急遽追肥と土寄せをすることにしました。
幸い、台風は大したこともなく通過してくれました。
まず、畦の両側に速効性の肥料を施します。


逆転ローターはダイコンの土寄せと同様、ロータの羽根を内向きにしました。


管理機が入るギリギリ。若干踏み潰す外葉が出ました。


想定以上に生長した感じです。さらにクワで土を根元に寄せます。


土寄せが完了しました。


こちらは秋キャベツ。
追肥土寄せをして10日ほどですが、大きく生長しました。
トーホク種苗の「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」。


最も早くから穫れます。はっきりと結球が進んできました。


これが「あまいキャベツあまみさき」。こちらも結球の態勢に入ってきたのが分ります。





九重栗カボチャは3番果もよく穫れた

2022年09月21日 | 畑:果菜類

台風14号来襲直前、完熟したカボチャの3番果を纏めて収穫しました。
幸い今回の台風は当地にあまり爪痕を残さず通り過ぎてくれたようです。
カボチャの品種は九重栗EX。


4月28日に我流の省力直播き。
株間45㎝の1カ所1粒蒔きで、株を間引き親蔓と子蔓1本の2本仕立てにしたもの。
伸ばした主枝のわき芽は全て掻き、最終盤は半放任。


主枝は長さ10mくらいに達したところで摘芯しました。
雑草が伸び、老化した枯れ葉も目立ちますが、ここに至れば影響はないでしょう。


人工授粉は1番果を若干した程度で。ほとんどが自然着果です。
1番果は8月中旬までに全て穫り終え、2番果も9月初めには穫り終えました。
今度は3番果が収穫適期を迎えました。今年は3番果も揃ってよく留まりました。
この辺りが3番果で、株元から6、7mの位置です。


2番果や3番果がまずいと言われるのは、うら成りの未熟果を収穫するからで葉が十分あり完熟果であれば美味しいカボチャが穫れるはずです。
開花してから45日を収穫の目安にしています。
最も遅いものでも目安の日数に達しました。


2番果を収穫して半月ほど、これまで収穫した果実が大分残っています。
まだ3番果は一度も穫っていません。
どの果実も軸は変色し、ひび割れが多数出ているので完熟しているはずです。


ただ、これまでよりは葉が傷んできたのでどうでしょう。
完熟がいいとは言っても、これ以上畑に置くのはかえって劣化しやすい。
ここで一斉に収穫します。
中型の形の良いカボチャが穫れました。昨年の3番果と比べても今年はよく揃っています。


右が今回取り込んだ3番果、左が残っている2番果。


まずは2番果から消費しなければなりません。次第に追熟の限度が近づいてきます。
今年の九重栗カボチャはほぼ満足できる結果となりました。
こちらは、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


冬至カボチャに使う貯蔵用です。
品種は「雪化粧」、他に1株だけ古種の「白爵」。
着果したのが20節目くらいで、それが実質的な1番果。


8月20日過ぎまでには全て着果しているので、あと半月くらいで収穫適期に達します。
結局2番果は一つも着きませんでした。