里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「胡瓜とトマト」

2022年09月04日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙  

夏秋野菜の代表と言えばキュウリとトマトが双璧と言っていいと思います。
調べた訳ではないものの、市場での取扱金額も夏秋期の野菜ではトップ2ではないでしょうか。
令和の時代になり、小生の頭も相当古くなっていますが、昔は確かにそうだったような。
キュウリとトマトの位置付けも時代とともに変化しました。
昭和の時代にはキュウリがトップの座に君臨していました。夏場には当地方からも京浜市場にトラックが何台も連ねて出荷されたものです。
平成の時代になるとトマトがトップの座を占めるようになりました。
消費者の嗜好が変わり、漬物などの需要は減少、生食の需要が増加したからでしょう。
キュウリの漬物も多くは浅漬け、個人で塩蔵し長く漬け込むことは稀な時代となりました。
品種や生産体制も変化しましたが、キュウリとトマトが中核であることには変わりがありません。
自家菜園でも夏場ならキュウリとトマト(ミニ、中玉を含む)を外すことはまずないでしょう。
歯切れの良い穫りがけのキュウリや真っ赤に熟したトマトの味は格別。
ただし、画にするときには形が良いものより多少ヘボ気味の方が画になります。