里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の稲刈りも無事終了

2022年09月27日 | 田んぼ

今年の稲刈りも無事終了しました。
当地、8月出穂後は総じて好天、順調に登熟が進むかに見えましたが、8月末から急減速。
8月27日以降の2週間で雨の降らない日はたったの2日だけでした。
このため早めに穂の出たところと遅いところの差が拡大してしまいました。
ただし、大雨には見舞われなかったのが救い。
9月10日からようやく晴天がもどり、気温も高く一気に進みました。
ただし、倒伏気味のところがあります。


今年の穂は小振りながらも、一見悪くなさそうに見えます。


昨年よりは遅いものの全体的に9月20日頃には刈り取り適期になっていました。
この田んぼも刈り頃の姿になっています。


単なる倒伏かと思いましたが、何者かが侵入した様子。足跡からイノシシではなさそうに見えますが、よく分りません。


我が家のイネは倒伏が徐々に進みました。特にこの田んぼ。

雨や風でさらに倒伏するのが心配でした。案の定、台風が続けざまに来襲。
幸いにも大事にならず通過してくれたのは有り難かった。
それでも、この辺りが最も倒伏の酷いところ。


軒並みべったりではないので刈り取りにそれほど支障はないと思っていましたが。
我が家でもかつてはイネ刈りも全て自前でやっていました。
しかし、今の機械は高額すぎ我が家の規模では更新しても採算に合いません。
そこで、しばらく前から刈り取り調製の作業は農業法人に委託しています。
当法人のライスセンターは乾燥機が大小6機と規模も大きい。
前代表が小生と同年代、現代表が息子さんです。
ご家族とは昔から懇意の間柄で、安心してお願いできます。
内心はもう少し前にと思っていましたが、こちらの都合ばかりを言うわけにはいきません。
コンバインのオペレーターは当法人の前代表。バリバリの現役で、テクニックは抜群。


コンバインは冷暖房完備のキャビン付き高速6条刈りで価格は最高級外車並。


とにかくスピードが凄く、我が家の田んぼなどたちまち終了です。
小生も、毎年、法人の軽トラックで運搬の手伝いをしています。
刈り取った後の田んぼ。


一旦は乾いたと思ったものの、やはりキャタピラーのわだちが酷い。


何分重戦車のごとき大型機械なのでやむを得ません。
田んぼにイネがなくなると何となく寂寥感を覚えます。


何はともあれ今年のイネ刈りも終了。果たして成果は如何に。
ところで、今日は安倍元首相の国葬日。
衷心より哀悼の意を表します。
事ここに至っても賛否の行動で生活できる人を羨ましくは思いますが、当方は淡々と野良仕事に励むしかありません。