里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」の種播き

2022年09月08日 | 畑:土物類

タマネギの種を播きました。
今年も品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種。
以前2、3種播いていたタマネギも今はこの1品種で十分。


当地方のタマネギの種播き適期は9月上旬です。
我が家では、毎年ほぼ9月6~8日と決めています。天候の関係でずれても2日以内。
タマネギは冬越し時の苗の大きさが問題で、大き過ぎればとう立ちしやすく、小さ過ぎれば玉の肥大が悪くなります。
したがって、種播きや植付け時期が重要になってきます。
生育は天候に左右されますが、それはしょうがないこと。経験則通りにやることで納得できます。
苗床は半月以上前に苦土石灰、有機肥料を施用して耕耘、10日ほど前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘しています。
8月末から天候が悪い日が続き、水分が多く少々無理な作業となりました。
最近は、セル苗を作る方も多くなっていますが、我が家は慣行の苗作りです。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布。


管理機の逆転ローターで、耕耘を兼ね土を盛ります。


鍬でならしてかまぼこ形の短冊に仕上げます。


さすがに得意のバラ播きとはいかないので、ここはすじ播き。
数センチ間隔に播き溝を付けます。


薄蒔きです。基本間引はしません。
小さい黒ゴマのようなのが種ですが、分りにくいでしょう。


薄く覆土し、軽く鎮圧。


もみがらを掛けました。


雨に打たれて土が固まるのを抑えるためです。例年はくん炭を掛けています。
今年は変えてみましたが、どんなものか。
土はかなり湿っています。それでももみ殻が湿る程度に軽く灌水しました。
不織布をトンネル状に掛けて終了です。


「ネオアース」は中晩生品種で貯蔵性抜群、品質も優れています。
ほぼ1年間、この品種で賄います。
前作は生育も収穫物も納得できる出来となりました。今作もぜひ再現といきたいもの。